★化成処理の基礎、処理剤・処理プロセスの最適化について分かりやすく解説!
セミナー趣旨
金属の表面処理技術の一つである化成処理は、金属表面へ耐食性や接着性等の機能を付与する役割を担っています。本講演では化成処理の基礎をはじめ、代表的な塗装下地向け化成処理であるりん酸亜鉛処理を例とした皮膜析出機構や作用効果、さらには次世代技術であるジルコニウム化成処理について等、解説します。
受講対象・レベル
表面処理自体がニッチな業界であり、携わる人間は限られております。業界の専門用語は避け若干の化学の知識があれば理解できる内容にしております。
習得できる知識
表面処理技術の一つである化成処理の本質的な理解を深めると共に、りん酸亜鉛処理を始めとする産業界で活用されている主な化成処理技術の概要を理解する。
セミナープログラム
1.化成処理の概要
1-1 様々な金属表面処理
1-2 化成処理の定義
1-3 化成処理の種類と用途
1-4 化成処理の反応機構
1-5 化成処理の歴史
2.化成処理の基礎(塗装下地向けりん酸亜鉛処理を例に)
2-1 りん酸亜鉛処理の効果
2-2 りん酸亜鉛処理の処理工程
2-3 脱脂工程の作用と効果
2-4 表面調整工程の作用と効果
2-5 化成処理工程の作用と効果
2-6 水洗工程の作用と効果
3.塗装下地向けりん酸亜鉛皮膜の質と性能
3-1 りん酸亜鉛皮膜質と耐食性
3-2 りん酸亜鉛処理における表面調整の役割
3-3 りん酸亜鉛皮膜中のNiMnの作用
3-4 りん酸亜鉛処理におけるアルミニウム合金材対応
4.その他のりん酸塩処理
4-1 塑性加工用潤滑処理
4-2 りん酸亜鉛カルシウム処理
4-3 りん酸マンガン処理
5.りん酸亜鉛に代わる新技術 ジルコニウム化成処理
5-1 ジルコニウム化成処理導入の歴史
5-2 ジルコニウム化成処理皮膜の析出機構
5-3 ジルコニウム化成皮膜の耐食性発現メカニズム
6.化成処理の管理方法
6-1 脱脂および表面調整の管理方法
6-2 化成処理(りん酸塩処理、ジルコニウム化成処理)の管理方法
キーワード:
金属,剤,処理,界面,接着,表面,セミナー,研修
セミナー講師
日本パーカライジング(株) 総合技術研究所 第二研究センター 武藤 康平 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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