培養肉を巡る国内外の動向と培養肉作製技術の課題・可能性 ~簡易培養肉製造法の実演つき~

41,800 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 17:00 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 食品技術一般   生物・細胞技術   環境負荷抑制技術一般
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

・【培養肉】の今を識る:国内外の動向は?作製技術は?  ・培養肉を「造る」デモもあります

セミナー講師

 福井工業大学 環境情報学部 環境食品応用化学科 教授 博士(工学)   古澤 和也 氏

■ご略歴2008年3月 群馬大学大学院博士課程修了2005年4月~2008年3月 日本学術振興会特別研究員(DC1)2008年4月~2008年7月 関西学院大学 理工学部 博士研究員2008年8月~2018年3月 北海道大学 先端生命科学研究院 助教2018年4月~2022年3月 福井工業大学 環境情報学部 准教授2022年4月~現在 福井工業大学 環境情報学部 教授■ご専門高分子物理学 生体材料学 組織工学 バイオレオロジー

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

<培養肉製造の今>  培養肉の製造に関わる技術の開発や大規模な設備投資に関わる報道がますます増えてきています。シンガポールでの培養チキンナゲットの提供など、培養肉を実際に食べることも可能になり、この技術の実現可能性は疑いようのないレベルまで高まっています。日本国内でも「サシ」入り培養肉の製造技術や(大阪大学)、実際に食べられる培養肉の製造技術(東京大学・日清)など、培養肉の製造に関わる技術が次々と報道されています。また、国内企業でも培養液などの生産コストを引き下げるための研究開発が進められています。これらのことから、培養肉製造技術には、様々な産業分野から注目が集まっています。<本セミナーでの解説事項>  このセミナーでは、培養肉製造技術の現状、課題、そして今後の可能性について基本的なことから学ぶことができます。近年は、学生や若い技術者の間で、DIYで培養肉を製造することに挑戦する取り組みが広がってきているなど、この分野への参入障壁は低くなっています。では、実際に培養肉を作ろうと思った時、どのような食材や調理器具を用意したらよいのか? 培養肉を作るときに気をつけるべきことはどのような事だろうか? より優れた品質の培養肉を作ろうと思った時、どのような課題が残されているのだろうか?  本セミナーでは、このような培養肉製造技術の開発に参入しようと思った時に最初に知りたいと思うことをお伝えし、より多くの研究者や企業等が培養肉製造技術の開発に挑戦できるようにすることを目的としています。

受講対象・レベル

・培養肉・人工肉・代替肉・植物肉等の人工的な「食肉」についての研究開発担当者・製造担当者・SDGsを踏まえた研究開発、迫りくる食糧問題・タンパク質不足問題を見据えた研究開発や事業活動をしていきたい方・三次元培養、細胞培養技術に従事している方、これから着手したい方 等

習得できる知識

・培養肉作製技術についての今までの試み、国内外の研究開発動向・事例・今後の培養肉技術の課題・展望・可能性

セミナープログラム

1.次世代畜産技術としての培養肉製造技術 1.1 畜産農業の課題 1.2 培養肉製造技術がなぜSDGsの達成につながるのか? 1.3 ベジミートではなくなぜ培養肉なのか? 1.4 培養肉の実証例 1.5 国内の培養肉製造技術の開発状況2.培養肉の基礎~組織工学から見た培養肉の構造・組成・特徴~ 2.1 細胞 2.2 細胞外基質 2.3 組織 2.4 骨格筋 2.5 組織工学と培養肉3.培養肉の培養技術 3.1 培養液 の栄養素 3.2 最低限必要な培養液成分 3.3 成長因子 3.4 培養液成分の生産とリサイクル 3.5 フィーダー細胞の特徴・役割と活用指針 3.6 培養肉における共培養の実際4.培養肉の“製肉” 4.1 骨格筋の階層構造 4.2 単純な3次元培養による製肉 4.3 セルファイバー技術による製肉 4.4 金型を使った製肉~「培養ステーキ肉への挑戦」~ 4.5 3Dプリンターを使った製肉~「さし入り培養肉への挑戦」~ 4.6 自己組織化を使った製肉~「骨格筋の階層構造そのものを再現する挑戦」~5.培養肉を作ってみよう!培養肉製造技術の実演 小学生でも作れてしまう!? めちゃくちゃ簡単な糸状培養肉製造法の紹介! ~実際にウェブカメラにてその様子をお見せします~  ・高級培養肉バージョン~コラーゲン仕立て~  ・激安培養肉~アルギン酸仕立て~      ・この方法でつくった培養肉は培養によってどう成熟するのか?6.培養肉を巡る今後の展望・課題~講師の私見・予測も踏まえて~ 6.1 培養肉製造・量産におけるコストの問題 6.2 培養肉に対する消費者の心理、食文化の問題 6.3 培養肉の今後の普及と畜産業への影響<質疑応答>

■受講者の声(受講後アンケートより)「培養肉における現状と問題点などがとてもよくわかり勉強になりました。ありがとうございました」(研究)「実験デモをしていただいたのが非常によかった。一連の作業を省略なしでしていただいたため、   理解しやすく、その作業でできることが実感できた」(食品開発)「実験を交えて講義して頂き、培養肉が凄く身近に感じられるようになりました。またたくさん質問をさせて頂きましたが、   丁寧に回答頂きまして疑問を解消することができました。どうもありがとうございました」(自社技術のバイオ応用検討)「最近文字だけで見るニュースをリアルに感じることができて大変理解が進みました。本日は有難うございました」(研究企画)「お話いただいた内容も幅広く、かつ、理解しやすく拝聴いたしました。先生のご意見も交えながらご説明いただき、   大変参考になりました」(研究開発)