■エポキシ樹脂と硬化剤、硬化反応/硬化物物性の考え方とは!?■
■目的に応じて副資材を利用し、エポキシ樹脂にさまざまな機能を付与するには!?■
★ さまざまな硬化剤の化学構造とその硬化反応の基礎、硬化物の性質、副資材(主にフィラー)の選定・機能化を解説!
日時
【Live配信(アーカイブ配信付き)】 2024年12月13日(金) 13:00~16:30
【アーカイブの視聴期間】2024年12月14日(土)~12月20日(金)まで
受講可能な形式【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
※アーカイブ配信のみの受講もOKです。
セミナー趣旨
本講では、エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂に使われるさまざまな硬化剤の化学構造と、その硬化反応の基礎、さらには硬化物の性質を解説するとともに、副資材(主にフィラー)の選定や機能化について説明する。
習得できる知識
エポキシ樹脂(主鎖あるいは主剤)と硬化剤の選択による硬化反応、および硬化物物性の特徴について、基本的な考え方を学びます。また、副資材の種類と目的、および特に無機フィラーを加えた場合の機械的物性や耐クラック性、およびエポキシ樹脂の化学的耐性を理解・習得していただきます。
セミナープログラム
1.エポキシ樹脂の硬化物のネットワーク構造
1-1 エポキシ樹脂とは
1-2 エポキシ環の反応性とその特徴
1-3 エポキシ樹脂硬化物のネットワーク構造
2.ビスフェノール型エポキシ樹脂の構造と特徴
2-1 ビスフェノールA型樹脂の特徴と用途
2-2 ビスフェノールA型樹脂の原料と合成
2-3 ビスフェノール型のバリエーション
3.ノボラック型エポキシ樹脂の構造と特徴
3-1 フェノールノボラック型/クレゾールノボラック型
3-2 ノボラック型エポキシ樹脂のバリエーション
4.その他のエポキシ樹脂
4-1 環状脂環式、グリシジルエステル、グリシジルアミン、複素環式
4-2 ビフェニル型、多環芳香族、水添脂環式
第2部 主な硬化剤と硬化メカニズムの基礎
1.硬化剤と活性水素
1-1 硬化剤の種類と分類
1-2 活性水素
2.アミン系硬化剤
2-1 アミン系硬化剤とその反応
2-2 アミン系硬化剤の種類と特徴
2-3 変性アミンとその効果
3.ポリチオール硬化剤
4.酸無水物系硬化剤
3-1 酸無水物硬化剤とその反応
3-2 酸無水物硬化剤の種類と特徴
5.フェノール系硬化剤
6.その他の硬化剤
5-1 触媒系硬化剤(イミダゾール、他)
5-2 潜在硬化剤(DICY、他)
第3部 エポキシ硬化物の特性
1.エポキシ樹脂の硬化特性とモニタリング
1-1 異なる硬化剤の硬化特性
1-2 硬化のモニタリング
2.エポキシ樹脂の機械的特性
2-1 混合エポキシ樹脂の強度分布
2-2 破壊靱性
3.硬化剤の異なるエポキシ樹脂の耐食性と経年劣化
3-1 エポキシ樹脂の耐酸性・耐アルカリ性
3-2 表面反応型、腐食層形成型の腐食劣化挙動と寿命評価
3-3 全面浸入型の腐食劣化挙動と寿命評価
第4部 副資材による機能化と評価
1.副資材の種類と特徴
1-1 充填材の種類と特徴
1-2 フィラーの用途
1-3 フィラーを充填したエポキシ樹脂の機械的特性
2.フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性評価
2-1 熱衝撃と耐熱衝撃性試験方法
2-2 硬質フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性
2-3 軟質フィラーの効果とハイブリッド充填による耐熱衝撃性の傾向
3.フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐水性・耐食性
3-1 反応性フィラーを充てんしたエポキシ樹脂の耐食挙動
3-2 フィラーを充填した樹脂への浸入と浸入抑制
□質疑応答□
セミナー講師
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授 久保内 昌敏 氏
【主な経歴】
東京工業大学 工学部 化学工学科・助手(1986~)
→同 助教授/准教授(1996~)
→同 教授(2009~現在)
京都工芸繊維大学複合材料長期耐久性評価研究センター・プロジェクト研究委員(2006-2009年度)
(独)科学技術振興機構、研究開発戦略センター・フェロー(2006-2007年度)
【専門】
化学装置に使われる高分子系複合材料の劣化機構、寿命評価、安全設計を中心に, 熱硬化性樹脂の化学的劣化、エポキシ樹脂の耐熱衝撃性、化学劣化に対するスマート材料、リスクベースメンテナンス、グリーンコンポジットなど
【学会活動】
日本材料科学会会長(2013~2017)、化学工学会・化学装置材料部会長(2014~)、機械学会・産業・化学機械と安全部門長(2012)、強化プラスチック協会理事(2018~)、腐食防食学会理事(2018~2019)など
日本材料科学会学会賞(2020)、日本材料科学会論文賞(2012)、樹脂ライニング工業会功績賞(2009)、合成樹脂工業会学術賞(2008)、腐食防食協会技術賞(2002)
セミナー受講料
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49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
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【1名分無料適用条件】
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※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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受講、配布資料などについて
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アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
配布資料
- PDFテキスト(印刷可・編集不可)
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