近未来の薬剤師像と時代背景に合致した医薬品包装仕様<会場開催セミナー>
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 医薬品技術 安全工学一般 バリアフリー/ユニバーサルデザイン |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
-薬局薬剤師の対物業務の効率化、チャイルドレジスタンス-シニアフレンドリー、環境配慮仕様の実例-
熊本大学 大学院生命科学研究部 医薬品包装学寄附講座 岩崎先生を招いての会場セミナー 薬局や病院等の現場から見えてきた、現在の医薬品包装の課題とは? 表示のわかり易さ、製造・使用時の安全性、素材の環境配慮等、 複雑な医薬品包装についてしっかり学べる一日!
セミナー講師
国立大学法人熊本大学 大学院生命科学研究部 グローバル天然物科学研究センター 医薬品包装学寄附講座 特任准教授 岩崎 竜之 氏
■ご経歴 1986.03 東京理科大学薬学部(学士)卒業1986.07 薬剤師免許取得1988.03 大阪大学大学院応用薬学(修士)修了1988.04 第一製薬株式会社(生産技術研究所)入社1992.09 公益社団法人日本包装技術協会認定「包装管理士」(第27期)資格取得1994.03 公益社団法人日本包装技術協会認定「包装専士」(医薬品包装コース第5期)資格取得2021.04 第一三共エスファ株式会社(本社製品計画部)退社(約30年間医薬品包装分野に従事)2021.05 現職着任■ご専門および得意な分野・ご研究 医薬品包装学、ユニバーサルデザイン、利便性向上等製品付加価値創出の検討■本テーマ関連学協会でのご活動 医薬品包装標準化委員会賛助会員、製剤機械技術学会トレーサビリティ委員会委員
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
セミナー趣旨
2021年5月熊本大学に国内初の「医薬品包装学」に特化した研究講座が誕生しました。 「包装」は各種製品の「最終製造工程」に当たり、中身を保護するだけでなく、取扱い易さ、表示のわかり易さ、識別のし易さ、素材の環境配慮、製造・使用時の安全性、包材コストの妥当性の他、同類の他製品にはないより優れた機能を兼ね備えたものであることが求められます。 一方、医薬品分野では各機能に関する利害関係者は多岐に亘り、求める特性が相反する場合も起こり得ます。 この様に複雑な特性を有する「医薬品包装」に関する喫緊の検討課題や今後何らかの対策が必要となる医療現場での潜在ニーズについて情報共有いたします。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」「医療用医薬品へのバーコード表示の実施要項の一部改正について」(平成28年8月30日付け医政経発0830第1号・薬生安発0830第1号・薬生監麻発0830第1号 厚生労働省 医政局経済課長、 医薬・生活衛生局安全対策課長、医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課長連名通知) 「調剤業務のあり方について」 薬生総発0402第1号 平成31年4月2日生労働省医薬・生活衛生局総務課長通知
習得できる知識
❶ユニバーサルデザインの観点❷服用者目線と医療従事者目線❸今後の医薬品包装の求められる機能
セミナープログラム
1.「医薬品包装」を取り巻く環境の変化に伴う新たな課題 1-1) 一包化調剤外部委託に伴う課題 1-2) 箱出し調剤に伴う課題 1-3) 薬剤単位のトレーサビリティ2.利便性を志向した包装(・表示)設計支援 2-1) トレーサビリティ確保のためのPTPへの「ポケット単位のGS1コード」表示 2-1-1) ポケット単位GS1コード表示の必要性 2-1-2) GS1コードの利用状況 2-1-3) GS1ポケット単位表示社数の変遷 2-1-4) GS1ポケット単位表示シート外観 2-2) 識別性向上のための各種包装品への「製品専用シンボル」表示 2-2-1) 識別性向上のための特徴点 2-2-2) 識別性向上のためのシンボル 2-3) 今後の医療現場で求められる錠剤表示のあり方 2-3-1) 錠剤表示の変遷 2-3-2) 印刷・検査技術の進歩 2-3-3) (薬剤師対象)錠剤表示のご要望調査結果 2-3-4) 誰もが見易いフォントの採用 2-3-5) 新しい印刷技術の検討 2-4) 各種包装寸法の最適化 2-4-1) PTP外装体の減容化 2-4-2) PTP包装箱の減容化 2-5) 小児誤飲防止包装仕様の最適化 2-5-1) PTPシート誤飲防止対策3.近未来持続型社会の医薬品包装 3-1) 超高齢社会における最適な医薬品包装仕様 3-1-1) 医薬品包装を取り巻く環境 3-1-2) 超高齢社会での最適包装仕様 3-2) 過疎地域住民への最適な医薬品供給方法・包装仕様 3-3) 災害時他有事下で求められる医薬品包装仕様 3-4) 近未来の包装仕様・技術4.「医薬品包装学寄附講座」のご紹介 4-1) 中立的立場を活かした医療現場調査・研究と三方良の精神に基づく社会貢献 4-2) 「医薬品包装に求められる代表的な機能と利害関係者」 4-3) 当講座の主要研究課題 4-4) 無料公開セミナー開催実績
※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。