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国内外におけるペロブスカイト太陽電池の技術開発・市場動向と特許
~日本が勝つための市場特許戦略~について解説!
■本講座の注目ポイント
国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池。その開発状況の現状と市場規模予測、国内外主要企業の取り組みとロードマップ、そして海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略など、“勝つ“ためのペロブスカイト太陽電池の戦略が多角的に学習、習得できます!
セミナー趣旨
国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池の開発状況の現状、市場規模予測、国内外主要企業の取り組みとロードマップ、そして海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略について学習、習得できます!
■注目ポイント
★国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池の技術開発の現状と今後の展望について学習、習得できる!
★新型・次世代太陽電池の市場規模推移、開発ロードマップなどについて学習、習得できる!
★ペロブスカイト太陽電池の国内外主要企業の取り組み、参入状況・開発動向、今後の市場環境の変化と長期展望などについて学習、習得できる!
★ペロブスカイト太陽電池の海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略について学習、習得できる!
セミナープログラム
【第1講】 国産再エネとして期待されるペロブスカイト太陽電池 ―技術開発の現状と展望―
【時間】 13:00-14:15
【講演主旨】
結晶シリコン太陽光発電は、日本の再生可能エネルギーの主力を担ってきたが、現在は中国からの輸入が大部分となり、設置場所の問題も顕在化し導入が頭打ちになっている。この状況を打開する次世代太陽電池としてペロブスカイト太陽電池に期待が集まっている。
ペロブスカイト太陽電池は、国産調達可能な材料を使用しており、軽量化が可能で設置場所拡大も期待され、実験室レベルのエネルギー変換効率は26%超を記録している。本講演ではこのペロブスカイト太陽電池の研究開発の現状と展望について紹介する。
【プログラム】
1.日本の再生可能エネルギーの現状
2.「ペロブスカイト太陽電池」とはどんなものなのか
3.ペロブスカイト太陽電池が期待される理由
4.ペロブスカイト太陽電池の種類と特徴
5.ペロブスカイト太陽電池が拓くエネルギー利用の未来
6.質疑応答
【第2講】 ペロブスカイト太陽電池の市場予測、海外情勢および日本の勝ち筋
【時間】 14:30-15:45
【講演主旨】
新型・次世代太陽電池として本命視されるペロブスカイト太陽電池は、生産・量産技術や施工技術の検証など、事業化に近い開発段階に進みつつあります。日本は国土面積あたりの太陽電池導入量が主要国1位であり、さらなる普及に向けては軽量・柔軟等の特徴を兼ね備え、性能面でも既存太陽電池に匹敵する新型・次世代太陽電池が不可欠となっています。日本メーカーの復権、世界市場への展開が期待される分野ですが、欧州や中国では商用化で先行するメーカーも見られており、開発の加速が求められています。本講演はペロブスカイト太陽電池市場の全体像と今後の見通しを示します。
【プログラム】
1.各種太陽電池の特性比較
2.太陽電池市場の概要/市場予測
3.新型・次世代太陽電池の市場規模推移
4.新型・次世代太陽電池の開発ロードマップ
5.主要構成部材の種類・原料・モジュール構成
6.アプリケーション(応用製品)の開発動向
7.国内主要企業の参入状況・開発動向
8.海外主要企業の参入状況・開発動向
9.具体的な取り組み例
10.今後の市場環境の変化と長期展望
質疑応答
【講演者の最大のPRポイント】
企業・団体からの受託によるリサーチ&コンサルティング業務のほか、主に以下の調査レポートの企画立案・調査業務に携わっている。
・「新型・次世代太陽電池の開発動向と市場の将来展望」
・「太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」
・「再生可能エネルギー発電関連システム・サービス市場/参入企業実態調査」
・「発電~調達~小売に至るグリーン電力市場の全体像・将来予測調査」
その他、再生可能エネルギー発電システム/電力自由化市場に関する受託調査多数
【習得できる知識】
ペロブスカイト太陽電池の市場規模予測、国内外主要企業の取り組みとロードマップ、アプリケーション(応用製品)の開発動向、など
【第3講】 海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略
【時間】 16:00-17:15
【講演主旨】
新型・次世代太陽電池として本命視されるペロブスカイト太陽電池は、①フィルム基板型、②ガラス基板型、③タンデム型の3種類の方向性で実用化に向けた開発が行われている。
このうち、マスコミにおいては、①フィルム基板型が、曲がる太陽電池ということで、一般人の目から見てテレビ映えするために最有力であるかのように報道されているが、その点には注意が必要である。実際にペロブスカイト太陽電池が実用化される際には、最終需要者はマスコミや一般人ではなく、BtoBの建材メーカーや住宅メーカーなどになる可能性が高いために、マスコミ受けすることは競争力の根幹にはならないためである。
例えば、マスコミには無視されている②ガラス基板型の場合、①フィルム基板型のように曲がりやすくはないために、マスコミ受けは悪いが、水分に弱いペロブスカイト太陽電池の耐久性の向上にきわめて有利であり、導電層に特殊な材料を用いなくても済むために製造コストも低く済み、建材として用いた場合の施工性もよいというメリットがある。
また、同様にマスコミには無視されている③タンデム型の場合、今後、大量に発生するであろうメガソーラー太陽光発電所におけるシリコン型太陽電池の設備更新に大規模に採用される可能性があるというメリットがある。もっとも、通常のシリコン型太陽電池に比べて③タンデム型の変換効率は、せいぜい数%の上乗せに過ぎないため、果たして、コストパフォーマンスを考えると、メガソーラー太陽光発電所における設備更新の際に実際に採用されるかどうか?については疑問が残る。
【プログラム】
1.3つのタイプのペロブスカイト太陽電池
①フィルム基板型
②ガラス基板型
③タンデム型
2. フィルム基板型の材料
①フィルム基板 アイエスティ カネカ 麗光
②透明電極(ITO) 星光PMC 麗光
③電子輸送層 三菱マテリアル デンカ
④ペロブスカイト層 伊勢化学工業 合同資源 K&Oヨウ素
⑤正孔輸送層 三菱ケミカル 日産化学 イムラジャパン 保土谷化学工業 日本精化 日本ゼオン
⑥裏面電極 星光PMC 日本ゼオン
⑦封止材 積水化学工業 MOREESCO
⑧バリアフィルム 積水化学工業
3. ガラス基板型の材料
①ガラス基板 日本電気硝子
②透明電極(FTO) 日本電気硝子
③電子輸送層 三菱マテリアル デンカ
④ペロブスカイト層 伊勢化学工業 合同資源 K&Oヨウ素
⑤正孔輸送層 三菱ケミカル 日産化学 イムラジャパン 保土谷化学工業 日本精化 日本ゼオン
⑥裏面電極 星光PMC 日本ゼオン
⑦封止材 積水化学工業 MOREESCO
4.タンデム型の材料
①ガラス基板 日本電気硝子
②透明電極(FTO) 日本電気硝子
③電子輸送層 三菱マテリアル デンカ
④ペロブスカイト層 伊勢化学工業 合同資源 K&Oヨウ素
⑤正孔輸送層 三菱ケミカル 日産化学 イムラジャパン 保土谷化学工業 日本精化 日本ゼオン
⑥裏面電極 星光PMC 日本ゼオン
⑦封止材 積水化学工業 MOREESCO
⑧中間層 カネカ
5. ペロブスカイト太陽電池の製造方法
①透明電極形成
②発電層塗布(電子輸送層→ペロブスカイト層→正孔輸送層)
ウェット法 エネコートの超強力な基本特許有り トヨタなどからの55億円投資の決め手になったと想定される
スピンコート ラボでの実験用 量産には向かない
ロールtoロール(ダイコート) 積水化学 エネコート
ロールtoロール(インクジェット)リコー
シートtoシート(メニスカス) 東芝
シートtoシート(スプレー) アイシン
シートtoシート(インクジェット) パナソニック エネコート
蒸着法 PXPがエネコートの基本特許を回避するために採用 大面積の成膜可能 高コスト
③パターニング
④裏面電極形成
⑤パッケージング
⑥ペロブスカイト太陽電池の製造プロセスで発生する廃棄物処理
6. 完成品メーカー
①積水化学連合
大阪万博
東京都
JR西日本
NTTデータ
第一生命
東京電力
②エネコート連合
トヨタ
KDDI
三菱マテリアル
日揮
三井不動産
神奈川県
③宮坂コンソーシアム
ベクセル
マクニカ
麗光
MORESSO
三菱ケミカル
合同資源
中国ペロブスカイトスタートアップ連合
④独立勢力
パナソニック
アイシン
カネカ
シャープ
7. アカデミア
①宮坂研(桐蔭横浜大学) ベクテルを生み出す 中国ペロブスカイトスタートアップ連合を生み出す
②若宮研(京都大学) エネコートを生み出す
③瀬川研(東京大学) JOTARO NOWは必読
④峯元研(立命館大学) Youtube太陽光発電大学 スカラーズでペロブスカイトの研究開発コンサル実施中
⑤伊藤研(兵庫県立大学) ペロブスカイトの耐久性向上の第一人者 スカラーズに参画
8. 宮坂研が生みだしてしまった中国ペロブスカイトスタートアップ連合
①杭州繊納光電科技
②協鑫光電材料
③極電光能
④万度光能
⑤大正微納科技
⑥仁燦光能
⑦深圳無限光能科技
⑧晶科能源
⑨愛康科技
⑩通威集団
⑪上海電気集団恒義光伏科技
9. その他の海外勢力
①Hanwha Q CELLS(韓国)
②Oxford PV(英国)
③Saule Technologies(ポーランド)
10. 日本企業への提言
3つのタイプのペロブスカイト太陽電池
①フィルム基板型
②ガラス基板型
③タンデム型
のいずれが主流になったとしても勝ち残れる事業戦略・研究開発戦略・知財戦略を構築すべき
日本勢は材料+製造プロセスに強みがある
材料+製造装置を抑えることにより、どのタイプが主流になっても売上+利益を確保できる
質疑応答
【キーワード】
ペロブスカイト太陽電池、フィルム基板型、ガラス基板型、タンデム型、宮坂力教授ノーベル賞候補、エネコート55億円資金調達、フィルム基板、透明電極(ITO)、電子輸送層、ペロブスカイト層、正孔輸送層、裏面電極、封止材、バリアフィルム、ガラス基板、透明電極(FTO)、中間層、透明電極形成、発電層塗布、ウェット法、スピンコート、ロールtoロール(ダイコート)、ロールtoロール(インクジェット)、シートtoシート(メニスカス)、シートtoシート(スプレー)、シートtoシート(インクジェット)、蒸着法、パターニング、裏面電極形成、パッケージング
【講演者の最大のPRポイント】
奥野弁理士がペロブスカイト太陽電池に詳しい背景には、奥野弁理士が京大ボート部時代に直々のコーチを受けていた伊藤省吾先生が日本を代表するペロブスカイト太陽電池の研究の権威になっちゃったからということがあります。不肖の後輩として、伊藤省吾先生から色々とペロブスカイト太陽電池の研究開発動向について教えていただいたことは光栄であるとともに、不思議なご縁にちょっと感動しております。
奥野弁理士が東大大学院の修士課程にいたときに、同じく東大大学院の博士課程におられた伊藤省吾先生と一緒にボートを漕いで、隅田川レガッタ(激猿ローイングクラブ8+)で優勝した思い出も忘れられないです!ミス墨田区からもらったアサヒ・スーパードライ1年分+お米1年分の優勝賞品を担いで、試合用にボートを貸してくれた東京医科歯科大学の艇庫にお邪魔して徹夜で大騒ぎしたのは楽しかったです。
兵庫県立大学大学院工学研究科 材料・放射光工学専攻工学博士 教授
産学連携・研究推進機構 水素エネルギー共同研究センター長
学長特別補佐(異分野融合研究推進担当)
伊藤省吾 先生
今回の「海外特許出願動向と勝ち抜くために求められる特許戦略」のセミナー講師を受任するにあたって、姫路にある兵庫県立大学にお邪魔して、伊藤省吾先生から、ペロブスカイト太陽電池の研究開発動向の最新の状況について個人授業を受けてきました。そちらの最新情報に基づいて特許戦略の分析をしましたので、ご期待ください。
【習得できる知識】
3つのタイプのペロブスカイト太陽電池
①フィルム基板型
②ガラス基板型
③タンデム型
の材料、製造プロセスに関する特許戦略について、
日本のアカデミアで、ペロブスカイト太陽電池の研究でトップ5の業績を挙げておられる
兵庫県立大学 伊藤省吾 先生 直伝の最新情報に基づいて学ぶことができます。
セミナー講師
第1部 国立大学法人東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻長 教授(東大先端研兼務/東大工化学システム工学兼務) 瀬川 浩司 氏
第2部 株式会社富士経済 ソーシャル・ソリューション事業部/ミドルエキスパート 川合 洋平 氏
第3部 SK弁理士法人 代表社員 奥野 彰彦 氏
セミナー受講料
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
地球温暖化対策技術 電子デバイス・部品 知的財産マネジメント
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