研究開発テーマの評価と中止・撤退判断基準の決め方

60,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:15 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 技術マネジメント総合   事業戦略
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★事業価値視点でのR&D評価、研究開発の進捗評価と数値化の工夫!★中止・凍結したテーマの取り扱いと管理、活用の仕方!!

セミナー講師

1.知財務(株) 代表取締役 古庄 宏臣氏  (関西学院大学大学院 経営戦略研究科 兼任講師)2. サーマルセミコンデザイン(株) 代表取締役 外谷 栄一氏  ((株)昭和丸筒 技術顧問、(株)U-MAP 技術顧問) 3. AJS(株)理事 デジタルイノベーション事業部長 加藤 仁一郎氏   (元・旭化成(株)上席理事 富士支社長)

セミナー受講料

  1名につき60,500円(消費税込み、資料付) 〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕

受講について

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  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
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  • 部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

セミナープログラム

 <10:30〜12:00>【第1部】新規R&Dテーマの評価、改廃基準の作り方とその運用  知財務(株) 代表取締役 古庄 宏臣氏(関西学院大学大学院 経営戦略研究科 兼任講師) 

【講演趣旨】保護主義の台頭と為替の急激な変動、ロシアのウクライナ侵攻から資源価格が高騰し物価高になるとともに地政学リスク顕在化による特定市場からの撤退等、現代のビジネスをとりまく環境変化は激しくなっています。加えて、テクノロジーの急速な進化とSNSによって情報が瞬時に世界中を駆け巡りビジネスのライフサイクルは日増しに短くなってきています。気がつけば、そのR&Dテーマの価値評価は陳腐化している可能性があるのです。一方で、変化のあるところにはチャンスがあり、新たなR&Dテーマを立ち上げるチャンスが生じている可能性もあるのです。 本講演では、こうした急速な変化を踏まえた事業性評価の視点からR&Dテーマを評価する方法について解説いたします。その評価とは、新規R&Dテーマの評価とともに、既に実施しているR&Dテーマの継続・中止の判断を含みます。

【講演項目】1.経営視点でR&Dテーマを評価する  1.1 企業の外部環境は変化している  1.2 経営者の視点とは    ・経営者が重視しているものは何か

2.事業価値視点でのR&Dテーマを評価する  2.1 技術的強みを評価する    ・事業価値の観点から技術を評価するモデルとは    ・ユーザーが求めている技術の本質とは  2.2 技術者が陥る落とし穴    ・ユーザーのニーズ以上に高性能を追い求めるケース    ・時代の先を行き過ぎているケース    ・ニーズに対応しても価格が高すぎるケース  2.3 事業としての競争優位性を評価する    ・事業ドメインの概念    ・競合の把握とSTP分析  2.4 事業としての魅力度を評価する    ・事業魅力度を評価する指標    ・新市場の創出とは    ・まだ見ぬ市場規模を想定する

3.R&Dテーマの評価と改廃基準  3.1 総合評価    ・競争優位性と事業魅力度  3.2 中止判断において重要なもの    ・変化の評価

【質疑応答】

 <13:00〜14:30>【第2部】ステージゲート法によるR&Dテーマの進捗管理と中止、撤退の判断基準  サーマルセミコンデザイン(株) 代表取締役 外谷 栄一氏:(株)昭和丸筒 技術顧問、(株)U-MAP 技術顧問

【講演趣旨】BtoB 製造業では、研究開発による刷新的な技術の確立や市場が要求している新商品を創出し、企業経営を継続的に安定させることが求められています。このためには、開発初期から外部環境調査と適社性を考慮しながら投入する人・物・金・情報の有効活用と様々な成果を達成するための仕組み作りが大切です。さらに成果を定量的に評価するためには、運用方法の見直しなどの仕掛け作りや数値化の工夫が必要です。 東芝グループ技術統括執行役員在籍中に構築した、新商品の事業化プロセスや元京セラ社長 西口泰夫氏にご指導いただいた技術経営手法をお伝えできればと思います。本会は、一方的な講演ではなく、時間のゆるす限り皆様とのQ&Aが出来ればと考えています。

【講演項目】1.自己紹介

2. 研究開発の成果を得るために大切なこと

3. 成果の出やすい社内体制作りと運用方法の見直し

4. 研究開発活動とマーケティング活動との併用

5. ステージゲート法による研究開発の進捗管理

6. 売上に貢献する新商品のプロモート活動

7. 学会・展示会の有効活用

8. 研究開発活動の進捗評価

9. 研究開発活動における成果とは

10. 研究開発活動の半定量評価と中止・撤退判断

11. 開発事例紹介「厚さ方向800W/(m・K) 熱伝導シートZebro」

【質疑応答】

 <14:45〜16:15>【第3部】中止・凍結した研究開発テーマの取り扱いと管理、その教訓の活かし方  AJS(株)理事 デジタルイノベーション事業部長 加藤 仁一郎氏 (元・旭化成(株)上席理事 富士支社長)

【講演趣旨】すべての研究開発を成功させることは不可能である。  研究開発テーマが中止、凍結になった場合でも、すでに多くの時間、経費を費やした結果、立派な成果が多く存在する。 中止・凍結理由も含めた研究開発全体の総括をしっかり行うことは、今後の研究開発を成功につなげる重要な活動となる。 このような研究開発を別の研究開発テーマで活用したり、将来、前提条件が変わってそのテーマを再開することも経験することである。  ここでは、中止・凍結した研究開発テーマで得られた成果、教訓を今後に生かすことを強く意識した、当該研究開発テーマの 取り扱いと管理、活かし方について説明する。これらをしっかり再整理することで、新たな研究開発の成功確率は大きく向上する。

【講演項目】 1.研究開発の流れ、進め方の概要

2.研究開発が中止・凍結につながる具体的ケース  2.1 目標性能が出ないケース  2.2 安定的に製造できないケース  2.3 生産コストが高すぎるケース  2.4 製造設備投資が大きすぎるケース  2.5 他社特許問題が起きたケース  2.6 人財活用について  2.7 その他もいくつか説明します

3.中止・凍結した研究開発テーマの取り扱いと管理

4.今回の教訓を生かした研究開発テーマの推進方法

5.立派な研究開発推進者になるなるために 

【質疑応答】