実験・測定のための統計解析の基礎 〜自力で解析・解釈を行うためのベースを学ぶ〜

47,300 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催日 10:00 ~ 17:00 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード SQC一般   検定・推定
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

◯研究・開発・量産・出荷後対応ほか様々なシーンで登場する統計解析の基本の「き」を学ぶ! ◯本セミナーでは、多くの手法の原理的な考え方である「母平均の推定」「母平均の差の推定」に対象をしぼり、基礎から丁寧に解説。

セミナー講師

 FIA 代表    福山 紅陽 氏

■ご略歴三菱マテリアル株式会社、協和界面科学株式会社にて表面分析,表面張力計の開発などに携わる。2010年10月 : FIA 創業。表面科学・界面科学・計測科学に関する調査・解析・コンサルティングを行っている。

セミナー受講料

【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  製造業では研究、開発、量産、出荷後対応の各工程で実験や統計解析を行う必要があります。  しかし、解析の基本原理を理解していないために解析手法や適用対象を誤ったり、正しい結果が得られていたとしてもその解釈・結論を誤ってしまうような例も少なくありません。  本セミナーでは、統計的推定の基本的な手法について、Microsoft Excelの関数を利用して、自力で解析・解釈できるようになることを目標とします。各種手法の原理的な考え方はほぼ共通なので、講義では、最も基本的な母平均の推定、母平均の差の推定に絞り、基礎知識を準備したうえで丁寧に解説します。  そのほかの手法については、独習できる詳しい解説資料とExcelサンプルファイル(Excel 2010以降でのみ動作)を配布します。

受講対象・レベル

・製造業で物理量(長さ、質量、体積、・・・)に関する理工学実験・検査・測定に携わるかた。・統計的推定をこれから始めてみようというかた。すでに統計的推定をやっているが原理の理解に不安のあるかた。

必要な予備知識

高校卒業程度の数学の基本的な知識。微分・積分や複雑な関数の知識は不要。

習得できる知識

・平均、分散、標準偏差などの値の信頼性と標本サイズとの関係を理解できる。・母平均の推定、母平均の差の推定などの原理を理解できる。・Excel関数を利用して、母平均の推定、母平均の差の推定などを実行できる。・解析結果を正しく解釈できる。など

セミナープログラム

1.真値、測定値、誤差 1)誤差は永久にわからない。誤差を求めることはあきらめる 2)真値も永久にわからないが、真値の推定値ならわかる2.平均、分散、標準偏差 1)平均: 多数のデータが示す全体的な特徴をひとことで表したもの 2)偏差: 平均という基準からのずれを表したもの 3)分散: ばらつきを偏差の2乗に着目してひとことで表したもの 4)標準偏差: 分散の平方根をとって、元の次元に戻したもの3.母集団と標本 1)標本の特性から母集団の特性を推定する。 2)母集団の特性は知りたいもの。標本の特性は実際にわかるもの 3)全数検査であっても、測定値は標本として扱う4.分布とはなにか? 1)いろいろな分布 2)物理量の測定値は正規分布で近似できることが多い 3)相対度数、確率、確率密度、累積確率の違い 4)累積確率のグラフの読みかた 5)ばらつきとかたよりの違い5.標本サイズと信頼性 1)生データの分布と標本平均という量の分布の違い 2)平均をとれば、どんな分布も正規分布に近づく 3)測定を繰り返しても生データのばらつきは減らない 4)分散の式で、n−1で割ると母分散をかたよりなく推定できる 5)分散の式に登場するn−1の意味 6)いつもn−1で割るとは限らない6.統計的推定の原理 1)推定は数値で答える。検定はYes、Noで答える 2)検定より推定のほうが望ましい 3)どの解析手法を選択すればよいか? 4)母平均の推定(母分散既知/未知の場合): 平均の値はどのくらいか? 5)両側信頼区間と片側信頼区間 6)信頼区間の意味 7)信頼率が高いと、知りたいことが曖昧になる 8)母平均既知の場合と未知の場合で何が変わるか? 9)母平均の差の推定(母分散既知/未知の場合): 試料間の差はどのくらいか? 10)無意味な有意差 11)標本サイズを増やせばどんな僅差も有意差になる<質疑応答>

※以下資料も配布します。原則こちらは当日解説せず資料配布のみとなります。12)母分散の推定: ばらつきはどのくらいか?13)母分散の比の推定: 工程変更によるばらつきの変化はどのくらいか?14)正規分布に従わない場合に母平均・母分散を推定するとどうなるか?15)母平均の検定(母分散既知の場合): 製品は不良品として出荷停止にすべきか?16)第1種の誤り(生産者危険)と第2種の誤り(消費者危険)17)母平均の推定における標本サイズの決めかた18)実験の3原則(実験の反復、局所管理、無作為化)19)各種推定・検定手順のまとめ

*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。