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~高輝度化競争が過熱するTV用途/Foldable・COE技術が牽引するスマートフォン用途/新技術搭載のIT-OLEDパネルまで~
◎Samsung・LGの高輝度テレビ(QD-OLEDとWOLED)
◎AppleのOLED搭載iPad Proタブレット・ノートパソコン用IT-OLED
◎SamsungのGalaxy Z Fold 6スマートフォン技術解析 ..など
CES2024、SID2024での発表、各社出願の米国特許公報から最新のOLEDパネル・ディスプレイとその搭載デバイス技術の開発状況を解説します。
日時
【Live配信】2024年11月15日(金)10:30~16:30
【アーカイブ(見逃し)配信付き】セミナー終了の翌営業日から7日間[11/18~11/24]を予定
受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】
セミナー趣旨
2024年5月にはApple初のOLED搭載タブレット iPad Pro 11/13が発売された。薄膜封止とガラス基板を組み合わせたハイブリッド基板構成で薄型化、RGBの発光層を2段に重ねたタンデムOLEDでこちらも高輝度化がアピールポイントである。また、広報では紹介されていないが、VRR(可変周波数)駆動の低周波数・低諧調表示でフリッカレス、高色再現性表示を実現している。フリッカは画素回路を従来の7T1C(T:TFT、C:保持容量)から8T1Cへ変更すること、高色再現性は画素の周辺に共通蒸着層を遮断するトレンチ溝を形成することで実現している。そして、これらは建設中の第8.6世代製造ラインで生産予定の画素を酸化物TFTで駆動するノートパソコン用の、いわゆるIT-OLEDパネルにも採用される予定である。
2024年5月に開催された国際学会「SID2024」では、スマートフォンの中で市場成長が著しい製品技術に採用されているFoldableと低消費電力を実現するCOE(薄膜封止上にカラーフィルター配置)の進化技術の講演が行われた。また、7月にはFoldable OLED技術をこれまで牽引してきたSamsungの最新スマホ製品Galaxy Z Fold6が発売された。
本セミナーでは、高輝度を実現するTV用OLED、 Foldable・COE技術が牽引するスマートフォン用OLED、タブレット製品デビューしたIT-OLED、さらに新G8.6製造ラインで生産予定のノートPCに関する同じくIT-OLED新技術を解説する。これらの技術内容はCES2024展示会、SID2024の国際学会、そして各社出願の米国特許公報の解析により解き明かされる。これらのディスプレイ・デバイス技術解説では、出願特許解析により具体的構造・画素駆動方法・製造方法まで細かく技術内容が分析される。
習得できる知識
・最新のOLEDパネル・ディスプレイと、これを搭載したTV・タブレット・ノートPC・スマートフォンの技術動向
・TV用OLEDパネル技術(WOLED、QD-OLED)の輝度向上に関する、材料・デバイス技術
・Foldableスマホのヒンジ、モジュール構造および低消費電力COE技術
・AppleのiPad Pro採用, Mac BookPro採用予定のIT-OLED技術
セミナープログラム
2.OLEDディスプレイ・デバイスの構造と動作原理
2.1 Watch/SmartPhone/IT用OLEDの構造と動作原理(RGB-OLED)
2.2 TV/Monitor用OLEDの構造と動作原理(WOLED/QD-OLED)
3.高輝度化競争が過熱するTV用OLED(WOLED vs QD-OLED)
3.1 CES2024に見るTV機器の状況
3.2 CES2024に見るモニター、ノートPC機器、新形態OLEDパネルの状況
3.3 CES2024公表以降発売された2024年モデルTV機器特性比較と市場競合
3.4 LGDの透明OLED技術
3.5 LGDの輝度向上第1〜第3世代WOLED技術
3.6 SDCの輝度向上第1~第3世代QD-OLED技術
3.7 映り込みを徹底低減のAGLRフィルム貼付Samsung TV技術(S95D、QD-OLED)
4.スマートフォン市場を牽引するFoldable・COE技術を搭載するRGB-OLED
4.1 次期成長エンジンとしてのFoldable・COE技術
4.2 Foldable OLEDの技術状況と大型化への課題
4.3 2024年最新Foldable製品Galaxy Z Fold 6の技術解析
4.4 Galaxy Z Fold開発に見るFoldable OLED MD構造進化まとめ(2019~2024)
4.5 COE OLEDの技術状況と課題、低消費電力効果
4.6 SID2024に見る大型化対応Foldable技術発表内容
4.7 SID2024に見るCOE OLED技術発表内容
5.新技術搭載のIT-OLED
5.1 IT-OLED理解のための基本技術
[1] リフレッシュレート、フリッカ特性
[2] 駆動TFTのしきい電圧(Vth)補償必要性、Cstへの書込方法
5.2 AppleのIT-OLED搭載機器のロードマップ推定
5.3 2024年5月発売iPad Pro OLED採用の新技術
5.4 画質改善Ⅰ(低諧調の色づき&色再現性改善)
5.5 画質改善Ⅱ(VRR駆動低周波数表示のフリッカ)
5.6 G8.6生産予定MacBook Pro 採用新技術および製造プロセス推定
5.7 All Oxide TFT内部補償回路
5.8 Oxide TFTの移動度向上はIT-OLEDで必要か?
6.まとめ:2025年へ向けてのライフサイクル、ディスプレイ・デバイス戦国絵巻
□ 質疑応答 □
セミナー講師
□経歴:
1982年(株)日立製作所日立研究所入所。半導体IC、LTPS開発に従事。
1993年(株)日立製作所 電子管事業部(後の日立ディスプレイズ)へ異動。TFT-LCD開発。特にTV用IPS-LCDの
開発を主な担当とする。
2009年パナソニック液晶ディスプレイ(株)へ異動。FPD技術調査(LCD、OLED、QLED、μLEDなど)を行う。
2017年末退職。
2018年1月より(株)サークルクロスコーポレーションFellow Analyst 就任。
□著書(共同執筆)
・ Edited by S. Ishihara et. al., “High Quality Liquid Crystal Displays and Smart Devices” IET(UK) (2019).
□主な受賞歴
・2013年(公社)発明協会 全国発明表彰、発明賞
・2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)
受賞テーマ『広視野角で低消費電力を実現したIPS方式液晶パネルの開発』
その他、日本、米国登録特許457件保有、特許分析に精通している。
セミナー受講料
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※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
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受講、配布資料などについて
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配布資料
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