半導体関連企業の羅針盤シリーズ【2024年12月版】
23-24年のNVIDIAの“GPU祭り”は序章に過ぎない
これから訪れる本格的な生成AIブームとその羅針盤
― サーバー、AIサーバー、ハイエンドAIサーバーの出荷状況 ―
― 生成AIの波に乗り損ねたIntelとSamsungの危機的状況 ―
― 5度目のIPOを発表したキオクシアを巡るメモリメーカ―の攻防 ―
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日時
【会場】 2024年12月10日(火) 13:00~16:30
【Live配信】 2024年12月10日(火) 13:00~16:30
【アーカイブ配信期間】:2025年1月6日(月)~1月20日(月)
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セミナー趣旨
激動の世界半導体業界を展望する、湯之上氏による【半導体関連企業の羅針盤シリーズ】講演は、半導体業界やイノベーションについて、材料・技術・市場の動向や今後などを、その時のトレンドに合わせた最新情報を交えて半日で俯瞰・展望し、半導体デバイス、装置、部材、設備、材料、セットメーカーなどの半導体関連企業が生き残る・勝ち残るために必要な情報を提供し、好評を博している。
2024年12月版ではGPU祭りは鎮まることなく本格的な生成AIブームが訪れることを主題に、Intel Samsung やキオクシアの状況、そして米大統領選の結果にも注目しながら、市場予測と今後を展望する。
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2022年11月にChatGPTが公開されて以降、生成AIが大ブームとなり、AI半導体としてNVIDIAのGPUが引っ張りだこになった。しかしGPUの生産において、TSMCのCoWoSの中工程(シリコンインターポーザ)とDRAMを積層した広帯域メモリ(HBM)の2つがボトルネックとなり、GPUの供給不足が続いていた。そのような中でTSMCがCoWoSキャパシティを倍増し、GPUのリードタイムも52週から20週に短縮され、GPU不足が解消するとの見解も出てきた。ところが、AI半導体を搭載したハイエンドAIサーバーの出荷台数は、2024年においてもサーバー全体の僅か3.9%に留まっている。つまり、GPU不足も、ハイエンドAIサーバー不足も、まったく解消されていない。したがって、23-24年のNVIDIAの“GPU祭り”は序章に過ぎず、本格的な生成AIブームはこれから到来すると言える。本セミナーでは、NVIDIAのGPUなどのAI半導体の動向、TSMCのCoWoSキャパシティの動向、およびハイエンドAIサーバーの出荷動向を詳細に解説する。その上で、ハイエンドAIサーバーには、HBMを搭載したGPUだけでなく、プロセッサ、ワーキングメモリとしてのDRAM、高速大容量のSSD(3D NAND)が大量に使われることを述べる。そして、ハイエンドAIサーバーを使った生成AIが牽引者となって、2030年には世界半導体市場が1兆ドルを超える予測を論じる。その一方で、生成AIの波に乗り損ねたIntelが企業存亡の危機に直面していること、HBMの開発と量産でSK hynixに後れを取ったSamsungが苦境に立っていること、および5度目のIPOを発表したキオクシアを巡るメモリメーカーの攻防を説明する。そして最後に、米大統領選を制したトランプ氏が、世界半導体産業に及ぼす「トランプ・ショック」の影響について私見を述べたい。
受講対象・レベル
半導体関連企業(半導体メーカー、装置メーカーとその部品、材料、設備メーカー、半導体材料メーカー)、および、半導体を搭載しているセットメーカー(クルマ、スマホ、PC、サーバー、クラウド、デジタル家電)などの経営者、営業、マーケティング、技術者、政治家、経済産業省の官僚
習得できる知識
NVIDIAのGPUの2つのボトルネック(TSMCの中工程と広帯域メモリHBM)、サーバー、AIサーバー、ハイエンドAIサーバーの出荷動向、TSMCのCoWoS技術とキャパシティ動向、ハイエンドAIサーバーの生産方式(ODM&OEM)、Google、Microsoft、AmazonなどのエンドユーザーのハイエンドAIサーバー保有台数、アクセラレータ(AI半導体)別のハイエンドAIサーバー出荷動向、なぜ半導体売上高1位だったIntelが苦境に陥っているか、5度目のIPOを目指すキオクシアの現状、生成AIが牽引する世界半導体市場、「トランプ・ショック」の影響
セミナープログラム
1.はじめに
1.1 自己紹介
1.2 本セミナーの概要と結論
2.NVIDIAのGPUの2つのボトルネックとその動向 (11/25更新)
2.1 世界の電子機器の需要
2.2 世界のサーバーおよびAIサーバーのトレンド
2.3 第1のボトルネックはTSMCのCoWoSの中工程(シリコンインターポーザ)
2.4 TSMCおよび世界全体のCoWoSのキャパシテイ動向
2.5 第2のボトルネックは広帯域メモリ(HBM)
2.6 先端HBMでSK hynixが先行しSamsungが苦境に立つ
2.7 TSMCの中工程キャパシティの増大とGPUのリードタイム短縮
3.サーバー、AIサーバー、ハイエンドAIサーバーの出荷動向
3.1 サーバーとAIサーバーの出荷額の動向
3.2 汎用AIサーバーとハイエンドAIサーバーの違い
3.3 ChatGPTの開発と稼働にハイエンドAIサーバーは何基必要か
3.4 汎用AIサーバーとハイエンドAIサーバーの出荷台数の動向
3.5 ハイエンドAIサーバーの生産方式(ODM&OEM)とエンドユーザーの保有台数
3.6 アクセラレータ(AI半導体)別のハイエンドAIサーバー
3.7 ハイエンドAIサーバーの製造メーカーの状況(ほほ台湾と米国)
3.8 データセンター市場の将来展望
4.半導体売上高世界1位だった米Intelの苦境
4.1 インテル・ショック(赤字に転落したIntel)
4.2 第1のミスジャッジ:AppleのiPhone用プロセッサの生産委託を断る
4.3 第2のミスジャッジ:OpenAI社との連携を断る
4.4 根本的な原因は2005~2009年に2万人をリストラしたこと
4.5 4年で5ノード微細化を推進する無謀な計画
4.6 Intelの解体が始まった
5.メモリメーカーの攻防、キオクシアは生き残れるのか (11/25更新)
5.1 5度目のIPOを発表したキオクシア
5.2 NANDメーカー別の売上高(シェア)
5.3 DRAMメーカー別の売上高(シェア)
5.4 メモリ全体の企業別売上高(シェア)
5.5 キオクシアとウエスタンデジタルが統合してもSamsungには遠く及ばない
5.6 3D NANDの技術でキオクシアはどのようなポジションにいるのか
5.7 ハイエンドAIサーバーを見据えて3D NANDの積層数でぶっちぎるSamsung
6.生成AIが牽引する世界半導体市場
6.1 用途別の半導体でデータセンター向けが最大規模に
6.2 AI PCの登場でPC出荷台数はどれだけ増えるか
6.3 AIスマホの登場でスマホ出荷台数はどれだけ増えるか
6.4 サーバーとAIサーバー市場が成長を続ける
7.まとめと今後の展望 (11/25更新)
7.1 まとめ
7.2 23-24年のNVIDIAの“GPU祭り”は序章(今後本格的なブームが到来)
7.3 世界半導体産業に及ぼす「トランプ・ショック」の影響とは
□質疑応答・名刺交換(会場受講限定)□
講演プログラムは、新たに報じられる情報など、その時々のホットトピックスを加味し、
より深刻・重大な内容に講演内容を変更する可能性がございますので、予めご了承ください
セミナー講師
【専門】
半導体技術(特に微細加工技術)、半導体産業論、経営学、イノベーション論 1987年3月、京都大学大学院工学研究科修士課程原子核工学専攻を卒業。
1987年4月〜2002年10月、16年間に渡り、日立製作所・中央研究所、半導体事業部、デバイス開発センター、エルピーダメモリ(出向)、半導体先端テクノロジーズ(出向)にて、半導体の微細加工技術開発に従事。
2000年1月、京都大学より、工学博士。学位論文は、「半導体素子の微細化の課題に関する研究開発」。
2002年10月〜2003年3月、株式会社半導体エネルギー研究所。
2003年4月〜2009年3月、長岡技術科学大学・極限エネルギー密度工学研究センターにて、客員教授として、高密度プラズマを用いた新材料の創生に関する工学研究に従事。
2003年10月〜2008年3月、同志社大学にて、専任フェローとして、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究に従事。
2007年7月〜9月、「半導体の微細化が止まった世界」の研究のため、世界一周調査。
2009年8月、光文社より『日本半導体敗戦』を出版。
2009年年末、株式会社メデイアタブレット 取締役。
2010年夏~現在、微細加工研究所を設立、所長(主たる業務はコンサルタント、調査・研究、講演、原稿執筆)。
2011年8月 界面ナノ電子化学研究会の公認アドバイザー
2012年、日本文芸社より『電機半導体大崩壊の教訓』出版。
2013年、文春新書より、『日本型モノづくりの敗北』出版。
その他、東北大学工学部、京大原子核工学の非常勤講師。
2020年、『東アジアの優位産業』(中央経済社)の半導体の章を分担執筆。
2023年、文春新書より『半導体有事』出版。
以下の連載記事を執筆中(HPまたはFacebookにリンクがあります)
・メルマガ『内側から見た「半導体村」今まで書けなかった業界秘話』(隔週で配信)
・EE Times Japan 『湯之上隆のナノフォーカス』(1ヶ月に1回)
・日本ビジネスプレス『日本半導体・敗戦から復興へ』(1ヶ月に1回)
・ビジネスジャーナル『半導体こぼれ話』(1ヶ月に1回)
・伊勢新聞『半導体漫遊記』(隔週)
(HP) (Facebook) (LinkedIn)
セミナー受講料
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2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の24,750円
●会場受講料(アーカイブ配信付):59,400円 ( E-Mail案内登録価格 56,100円 )
※E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の29,700円
※テレワーク応援キャンペーン対象外
●Live配信(アーカイブ配信付):55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
※E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
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