化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 高分子・樹脂材料   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

★塗料、接着剤、UV硬化材料などの化学反応型樹脂について、硬化原理の基礎から、測定・評価法のポイント、注意点を事例を交えて解説する!※Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。

セミナー講師

積水ポリマテック(株) 品質保証部 工学博士 並木 陽一 氏【ご略歴】1985年より材料メーカーおよびユーザーの6社でUV硬化接着剤、射出成形樹脂、フィルムなどの開発・分析に従事。2012年より大学で非常勤講師として材料・接着・分析に関する3つの授業を担当。

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 塗料・接着剤等の化学反応型樹脂は他の材料(被着体)に塗布・充填し硬化させて使用します。そのため、硬化の際に被着体との接着強さが必要な場合が多く、硬化の評価には接着の視点も必要です。 この講座では、午前中に接着強さを得るためには接着力のほか凝集力が必要であることを述べてから接着力について一通り説明した後、各種材料の凝集力を得るための硬化原理の基礎を解説します。午後の講義では、DSC装置やFT-IR装置を使って硬化率と硬化挙動を測定・評価する方法を誤解しやすい点などを交えて説明します。また、近年普及してきた光DSC装置について、一般のDSC装置を一時的に改造した事例を含めて紹介します。

受講対象・レベル

これから化学反応型樹脂を扱う技術者から、既に扱っていて不明点などを持っておられる方まで、新しい知識が得られる内容です。化学の知識は特に必要ありません。

習得できる知識

本講座を受講すれば、よく使われる「接着強度」という言葉のあいまいさに気づき、硬化の状態を物性だけでなく化学反応の観点でも評価することの重要さを理解するでしょう。測定手順と計算方法はテキストに具体的に記載してありますので、もし講義中に理解しきれなくても、あとで参照して利用できるようになっています。

セミナープログラム

1. はじめに

2. 接着とは? 2-1. 接着力の発現  2-1-1. 「接着」の中の「接着」  2-1-2. 機械的接合説  2-1-3. 分子間力説  2-1-4. その他  2-1-5. 機械的接合説・分子間力説のまとめ 2-2. ぬれ 2-3. 破壊モード 2-4. 接着と粘着

3. 硬化原理の概要 3-1. アクリル系 3-2. 瞬間接着剤 3-3. エポキシ系 3-4. シリコーン系

4. DSC装置 4-1. 装置概要 4-2. 入力補償型DSC装置 4-3. 熱流束型DSC装置

5. DSC装置による硬化率・硬化挙動測定 5-1. 硬化物試料の硬化率 5-2. 硬化過程における硬化率変化

6. DSC法の注意事項 6-1. 差曲線計算の可否 6-2. 開始点の明示 6-3. 硬化時間‐硬化率曲線の誤解

7. FT-IR装置 7-1. 装置概要 7-2. 赤外吸収とは? 7-3. 単位について 7-4. 透過率測定の誤解

8. FT-IR装置による硬化率測定原理 8-1. 硬化反応による化学構造変化 8-2. 硬化反応により変化する赤外吸収ピーク 8-3. 内部標準ピークの選定 8-4. 赤外吸収ピークの数値化方法 8-5. 反応率と硬化率の違いとは? 8-6. 硬化率計算方法

9. FT-IR装置による硬化率測定手順 9-1. 工程 9-2. 試料膜厚の注意点 9-3. 測定例

10. FT-IR装置による硬化挙動測定

11. 光DSC装置 11-1. 装置 11-2. デプスプロファイリング 11-3. DSC装置の光DSC装置化

12. まとめ

【質疑応答】

キーワード:塗料,接着剤,UV硬化,化学反応型樹脂,硬化率測定,評価,DSC,FTIR,セミナー