微生物をバイオ分離剤として活用する脱炭素型レアメタル・貴金属リサイクル

44,000 円(税込)

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開催日 13:30 ~ 16:30 
主催者 シーエムシー・リサーチ
キーワード 金属材料   生物・細胞技術   省資源
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

セミナー講師

小西 康裕 氏  大阪府立大学 名誉教授、工学博士

【講師経歴】 1983年に大阪府立大学大学院 博士課程修了(工学博士)。同大学の助手,講師,助教授を経て,2000年に教授,2010年に資源循環工学研究所長を兼務。 1988~1989年にはカリフォルニア大学。バークレー校客員研究員。 2020年に大阪府立大学 名誉教授,現在は大阪公立大学・客員研究員。

【研究歴】 都市鉱山からの貴金属・レアメタルのバイオベース資源循環、低品位鉱等からの有用金属のバイオ回収、バイオ還元・ナノ粒子 化による無機ナノ粒子の調製とその応用、酸性ガス(SO2,H2S,CO2等)の反応吸収・放散

【所属学会】 資源・素材学会、化学工学会など

【著書】 「微生物機能を活用したレアメタル・貴金属リサイクルー最新の研究動向と技術シーズー」(監修・分担執筆:小西康裕、シーエムシー・リサーチ(2024))、その他18編

セミナー受講料

44,000円(税込)* 資料付*メルマガ登録者 39,600円(税込)*アカデミック価格 26,400円(税込)

★メルマガ会員特典2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。

★ アカデミック価格学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。

受講について

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。 → https://zoom.us/test
  • 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
  • お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
  • ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
  • 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。

■ お申し込み後の流れ

  • 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
  • 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
  • セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
  • 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
  • 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。

セミナー趣旨

 サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心が集まる昨今、都市鉱山(使用済み電子機器、触媒、工業廃液等)に低濃度で存在するレアメタル・貴金属(幅広い分野の産業に不可欠な素材)を高効率に低コストでリサイクルできる脱炭素型技術の研究開発が俟たれている。本セミナーでは、従来の金属リサイクル技術とは発想を異にする「微生物機能を活用する金属リサイクル技術」の研究開発を目指し、その技術シーズとなる「レアメタル・貴金属等のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出)」について、その基礎から脱炭素型リサイクル技術への応用に至るまで、微生物に関する予備知識がなくても理解して頂けるように解説する。

受講対象・レベル

・ 都市鉱山からのレアメタル・貴金属リサイクルに関心のある方・ 脱炭素型金属リサイクルシステムの開発に関心のある方・ 貴金属ナノ粒子のバイオ合成と触媒調製への応用に関心を持つ方・ サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心のある方・ 金属資源・素材分野における微生物機能の活用について関心を寄せる方

習得できる知識

・ 微生物機能を活用するレアメタル・貴金属のバイオ分離回収(バイオ吸着、バイオ還元・ナノ粒子化、バイオ浸出) の基礎知識・ レアメタル・貴金属のバイオ分離回収に関する最新の研究成果・ 脱炭素型レアメタル・貴金属リサイクルへの応用例・ 都市鉱山からの有用金属リサイクルにおける既存技術とバイオ技術の特徴比較

セミナープログラム

※ 適宜休憩が入ります。

1. 金属資源を取り巻く現状 1) 需要・供給 2) 天然鉱山と都市鉱山  2. 既存の金属リサイクル技術とその特徴 1) 乾式法と湿式法 2) 湿式法における既存技術(溶媒抽出法、吸着法など) 3) 都市鉱山開発と既存リサイクル技術  3. レアメタル・貴金属等の分離回収に活用できる微生物機能 1) バイオ吸着(バイオソープション) 2) バイオ還元・ナノ粒子化(バイオミネラリゼーション) 3) バイオ浸出(バイオリーチング)  4. バイオ吸着 1) パン酵母等を利用するレアメタル・貴金属イオンの吸着 2) 鉱工業廃液からのレアメタル・貴金属回収への応用 3) 廃プリント基板等からの貴金属回収への応用  5. バイオ還元・ナノ粒子化 1) シワネラ属細菌による貴金属イオンの還元・析出 2) 使用済み触媒(自動車用、燃料電池用)か らの白金族金属(Pt, Pd, Rh)回収への応用  6. バイオ浸出 1) 鉄・硫黄酸化微生物による金属硫化物からの有用金属の浸出 2) 鉄イオン還元細菌による金属酸化物からのレアメタルの浸出 3) 硫化鉱石からの有用金属(Cu、Au)回収への応用 4) 廃プリント基板からの重金属(Cu等)除去、貴金属(Au 等)浸出への応用 5) リチウムイオン電池(正極活物質)か らのレアメタル回収への応用  7. バイオ湿式リサイクル技術の実用可能 1) 金属リサイクルとその効果 2) バイオ湿式技術と既存技術の特徴比較  8. 質疑応答(適宜)