セミナー趣旨
リスクマネジメントを一旦導入はしたものの、導入時から時間が経つにつれ、導入当時の「熱量」が薄れ、リスクマネジメントシステム(PDCA)を回すこと自体が自己目的化してしまっていることがあります。また、企業を取り巻くリスクも様々な変容をみせ、それらへの対応の遅れが被害の思わぬ拡大に繋がることにもなりかねません。さらには、海外リスクマネジメントとなると、日本と海外との「距離感」もあり、管理がさらに難しくなる傾向があります。その他様々な要因の変化もある中で、定期的なセルフチェックがますます重要になっています。
本セミナーではまず、企業をとりまく昨今のリスク環境の変化について解説します。その後、特に海外リスクマネジメントについて、基本概念、その枠組みや推進体制などをあらためて振り返りつつ、最近のリスクの変化への対応のポイントを考えていきます。リスク対策事例について主なものを3つ取り上げ、その主要な対策を解説いたします。
本セミナーの参加を通じて、海外リスクマネジメントのセルフチェック5つのポイントをご理解、体得いただきます。
受講対象・レベル
海外リスクマネジメント業務を担当されている方、関連部署の方など
セミナープログラム
1.企業を取り巻くリスク環境の変化について
(1)グローバルリスクレポートにみる主なリスクについて
(2)今なぜ海外リスクマネジメントが求められるのか?
2.海外リスクマネジメントの基本と昨今の変遷
(1)海外リスクマネジメントの全体像
(2)そもそも「リスク」とはーリスク特定・洗い出し・優先順位付け
(3)リスクモニタリングの種類と概要
(4)リスクマネジメントと危機管理の相違
(5)昨今の環境変化による影響について
3.海外リスクマネジメント対策実務のポイント
(1)ポイント1:実施体制は自社・組織の実態に合っているか?
(2)ポイント2:各関係者の役割りの見直し
(3)ポイント3:情報共有・意思決定のあり方の見直し
(4)ポイント4:管理規程・マニュアル等の見直し
(5)ポイント5:関係者のトレーニング・研修の見直し
4.事例検証①・②・③
(1)事例①:危機管理・治安に関する事例
(2)事例②:情報漏洩に関する事例
(3)事例③:サプライチェーンに関する事例
5.事例の振り返り、セルフチェックへの当てはめ
(1)事例①~③の振り返り
(2)セルフチェックへの当てはめ
6.本日のセミナーの総括
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
株式会社JPリサーチ&コンサルティング執行役員 黒田長幹 氏
1991年東京大学法学部卒業後、同年日本輸出入銀行(現・国際協力銀行(JBIC))に入行。同行において、ロシア・サンクトペテルブルクにおけるロシア語研修の後、ソ連崩壊後のロシア及びウクライナ向け金融・コンサルティング支援や東欧向け融資業務を担当。その後1997年から3年間のモスクワ駐在員等を経て2002年に同行を退職。その後もコンサルティング会社、大手証券会社、邦銀等において、旧ソ連でのコンサルティング、市場調査、駐在員事務所の立ち上げ、ロシア銀行買収業務、ファンド業務等に従事。直近の10年以上においては、外資系リスク調査・アドバイザリーファームにおいてリスクDD、危機管理、リスクマネジメント態勢構築、ビジネスインテリジェンス態勢構築の支援業務を手掛けている。2023年10月より現職。公認不正検査士。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
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