廃棄物焼却熱の産業利用による脱炭素化モデル ~動静脈連携による企業の脱炭素化方策のヒント~
開催日 | 13:00 ~ 17:00 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 地球温暖化対策技術 省エネルギー 事業戦略 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
・企業の脱炭素化ロードマップ策定の際のヒントに!・廃棄物焼却熱の産業利用を中心に、詳しく解説します
セミナー講師
株式会社エックス都市研究所 サスティナビリティ・デザイン事業本部 主任研究員(学術研究担当) (博士(工学)) 土井 麻記子 氏
■ご略歴[ご学歴]博士(工学)[ご職歴]熊本県立大学環境共生学部助手、育児期間中には地域の環境科学活動に専念、環境省環境保健部化学物質審査室主査を経て、2014年12月よりエックス都市研究所に所属。現在、事業開発関連部門 主任研究員(学術研究推進担当)以下の研究・業務に従事。・処分場管理における生態毒性評価の導入に関する研究・中間貯蔵事業における輸送マネジメント基盤の構築と運用・サプライチェーンの施設間連携に関するICT活用や情報基盤の検討・産業の脱炭素化・静脈の蒸気ビジネス創出支援(焼却熱の産業利用)[研究会・学会ご活動等]・化学物質と環境編集委員(2015年~2017年)・廃棄物資源循環学会情報技術活用研究部会メンバー・資源リバランス事業化研究会広域資源輸送システム分科会幹事・廃棄物資源循環学会、土木学会、化学工学会、ISIE所属[ご講演実績]・第11回、第12回廃棄物学会研究発表会 プレゼンテーション賞等・平成24年3月21日 第11回 NGO/NPO・企業環境政策提言 準優秀賞・平成30年10月2日 市民社会を築く建設大賞2018 ベストアイデア部門優秀賞受賞・令和元年5月24日 対外活動優秀賞(エックス都市研究所社内表彰制度)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
廃棄物焼却熱の産業利用(以下、総称としてWaste to Steam:WtSという)の普及展開に向けたビジョンを伝える。WtS+CCU (Carbon dioxide Capture and Utilisation:以下、CCUという)はライフサイクルカーボンニュートラルな社会システムの基盤と言える。WtSに加え、焼却炉の排気から炭素回収するWtS+CCUを全国的な普及展開に繋げることは、製品製造を担う企業の生産者責任を強化する方向にも向かう。こういった概念を企業のロードマップ策定の際の選択肢として提示することを目的とする。 本セミナーについて、焼却炉の設置を検討する方々はもとより、製造業の方々にもご理解いただき、動静脈の連携を検討し、事業創出によりサーキュラーエコノミーを強化することを企画していただけるものになると良い。 なお、本講演は、下記の情報を基に構成されている。①「令和4年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏構築促進事業) 廃棄物処理施設からの余熱や発電した電力を地域において有効利用するために、熱や電力を利用する設備設置に対する 余熱見込量や事業採算性の検討等を行い事業としての実現可能性を調査する事業」②環境省環境研究総合推進費「(3CN-2202)プラスチック等脱炭素広域循環経済と食品廃棄物地域循環による環境・経済効果の最大化」 研究代表(藤井実)③令和3~5年環境省脱炭素化・先導的廃棄物処理システム実証事業 (地域の熱利用マッチングによる焼却施設からのエネルギー回収高度化実証)(代表事業者:株式会社エックス都市研究所)④土井麻記子:産業の脱炭素化モデルとネットゼロにむけた国際的な産業クラスターのイニシアチブ, Journal of Life Cycle Assessment, Japan 20 (2), 68-76, 2024-04
受講対象・レベル
・熱需要を持つ化学工業、機械製造業、紙パルプ製造業、プラスチック等、繊維、農林水産、建設業の企業の担当者・自治体の総合政策局や産業振興部門のサーキュラーエコノミーや脱炭素推進の担当者・自治体との連携を検討する産業廃棄物処理事業者・脱炭素化達成のためのロードマップ等の作成を担当している方 ・脱炭素に関する取り組みを知り、自社での取り組みのヒントとしたい方 ・脱炭素推進関連の業務に従事するようになり、関連知識が必要な方・資源循環システムに関心のある国民など
習得できる知識
・脱炭素化達成のためのロードマップの作成のヒントとなる情報が得られる・脱炭素に関する業務、顧客への取り組み説明に必要な基礎知識を習得できる・各企業に対する情報提供による、業務の促進・合理化等の支援 ・講師―受講者、または受講者間相互での意見交換が活発に行われるため、現在直面している問題点に対する情報を、 講師・受講者共にいち早く入手することができる ・やり取りを通じ、共同研究・共同開発等のきっかけとなるなど
セミナープログラム
第1章 背景 1.1 社会全体の熱利用効率の向上に対する焼却炉のポテンシャル 1.2 地球温暖化の国際的評価 1.3 脱炭素方策としての焼却熱の産業利用 1.4 焼却熱の産業利用への取組と導入への社会背景第2章 概念 ~社会浸透しやすい概念の提示~ 2.1 Waste to Steam(WtS) 2.2 社会実装の事業モデルとシナリオ 2.3 ファクト集 2.4 モデル別費用対効果第3章 設計 ~原理と基礎的な技術QA~ 3.1 原理 3.2 製造プロセスのリデザイン 3.3 事業化のステップ別実施事項 3.4 技術第4章 運用 ~検討結果や参考事例の提示~ 4.1 蒸気価格の相場について 4.2 価格の公平性 4.3 責任分界点の設定(協議事項) 4.4 事業実施体制 4.5 廃棄物熱回収施設設置者認定制度の紹介第5章 政策 ~インセンティブの確認・提案~ 5.1 国の法制度体系における戦略性 5.2 予算面で必要な支援 5.3 マッチング支援機能の創出 5.4 熱の非化石証書の提案 5.5 熱利用マッチングの共用DBの創出第6章 CCU実現に向けた動き 6.1 CCUを組み合わせたWtSのコンセプト 6.2 海外展開の取り組み紹介 6.3 連携のお誘い 6.4 LCCN推進研究会のご紹介<質疑応答>
■注意事項本セミナーは「Zoom ミーティング形式」です講師-受講者様間、受講者様同士のコミュニケーションのため、受講者様のカメラをONにしていただくことを推奨いたします※カメラONを強制するものではございません※Zoomご入室時は、御芳名のみの表示で、会社名等の所属機関名は非表示で結構です