医療ビッグデータ時代における次世代AIDXゼブラフィッシュ創薬研究開発 ~ハイスループットinvivo薬効/安全性スクリーニングと研究品質管理~

益々の市場規模拡大が期待されている‘ゼブラフィッシュ創薬’の最前線!
国内外(主に日本/米国/欧州)の現況や今後の展望を踏まえて、医薬品開発や疾患研究への応用等、実績豊富な講師が丁寧に解説いたします! 

セミナー趣旨

  2000年頃から約14社のゼブラフィッシュ創薬支援CROが世界で続々と創業され、さらに多数のゼブラフィッシュ創薬ベンチャーが米国での臨床試験に突入している。またグローバルにはゼブラフィッシュ創薬の市場規模が、2023年の1億117万米ドルから2030年2億7186万米ドルへの成長が期待されている。21世紀のゲノム創薬時代においてもFirst-in-Class創薬の多くは、in vivoフェノタイプスクリーニングにより実現していることから、ゼブラフィッシュ創薬の有効性が明らかになっている。
  そこで、我々は次世代ゼブラフィッシュ創薬を実現するために、AIDXゼブラフィッシュプレシジョンシステムを、構築した。さらに、AIDXによりin vivoジェノタイプ・オミクス・フェノタイプスクリーニングは、グローバルにも急激に発展している。その定量的ハイスループットライブin vivoフェノタイプスクリーニングによるフェノミクス創薬が特徴であり、グローバルにプレシジョンメディシン(個別化医療)におけるポテンシャルの大きさが期待されている。
※本講座では、最新研究情報と共に、おさえるべきポイントをご紹介いたします。

必要な予備知識

■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
Detection of Reproductive and Developmental Toxicity for Human Pharmaceuticals
ICH S5(R4)(ステップ1)「医薬品の生殖発生毒性評価に係るガイドライン」について
DIRECTIVES DIRECTIVE 2010/63/EU OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 22 September 2010
on the protection of animals used for scientific purposes

習得できる知識

・ゼブラフィッシュ創薬のリアルな国際的展開と今後のポテンシャルの大きさを理解できる。
・ゼブラフィッシュ創薬による現在までの米国FDA承認成功例と今後の課題が明白になる。
・ゼブラフィッシュ創薬の課題に対するソリューションを具体的に実践可能となる。
・次世代ゼブラフィッシュ創薬の今後の挑戦的研究開発と臨床開発戦略が、明確となる。

セミナープログラム

1. 特に欧米における次世代ゼブラフィッシュ創薬の爆発的展開
 1.1 14社の国際的次世代ゼブラフィッシュ創薬支援CRO創業と発展
 1.2 欧米におけるゼブラフィッシュ創薬ベンチャーの隆盛と米国臨床開発プロセスへの進展
 1.3 ゼブラフィッシュによるoncocardiology(腫瘍循環器学)とonconephrology(腫瘍腎臓病学)
 1.4 我が国におけるAIDX次世代ゼブラフィッシュ創薬の現状と今後の展開
2. ヒト疾患ゼブラフィッシュモデルの病態機構解析とヒト臨床外挿性解明
 2.1 広範な臨床悪性腫瘍(膵がん、白血病、肝細胞がん、前立腺がんなど)移植ゼブラフィッシュモデル
 2.2 ヒトがん幹細胞移植ゼブラフッシュモデル(PDXZ)によるin vivoがん幹細胞病態機構解析
 2.3 ヒト神経疾患(認知症、てんかん、網膜疾患、化合物誘発性難聴、騒音性難聴など)
 2.4 ヒト心疾患(心不全、房室弁閉鎖不全症、不整脈(Torsa de Pointes, Long QT Syndrome)など
 2.5 ヒト腎疾患(ネフローゼ症候群など)の病態機構解析
 2.6 ヒト2型糖尿病(ダイアベテス)、メタボリックシンドローム、肥満症、脂肪肝などの病態機構解析
3. 次世代ゼブラフィッシュ創薬のAIDXハイスループットin vivo ライブフェノタイプスクリーニング
 3.1 AIDXゼブラフィッシュプレシジョン(個別化)システムによる次世代ゼブラフィッシュ創薬
 3.2 臨床悪性腫瘍(膵がん、肝細胞がん、前立腺がんなど)移植ゼブラフィッシュモデルスクリーニング
 3.3 ヒトがん幹細胞移植ゼブラフッシュモデル(PDXZ)による新規ヒトがん幹細胞治療薬スクリーニング
 3.4 患者がん移植ゼブラフィッシュモデルによるリポジショニングスクリーニング
 3.5 化合物誘発性難聴予防薬の定量的自動ハイスループットin vivo ライブフェノタイプスクリーニング
 3.6 騒音性難聴予防薬の定量的自動ハイスループットin vivo ライブフェノタイプスクリーニング
 3.7 新規心不全治療薬の定量的自動ハイスループットin vivo ライブフェノタイプスクリーニング
 3.8 新規催眠薬のゼブラフィッシュ行動・脳トランスクリプトーム解析スクリーニング
 3.9 新規抗精神病薬のゼブラフィッシュ行動・トランスクリプトーム解析スクリーニング
 3.10 新規抗肥満薬、抗メタボリックシンドローム薬、抗脂肪肝薬のハイスループットフェノタイプスクリーニング
 3.11 新規ヒト腎疾患(ネフローゼ症候群など)治療薬のハイスループットin vivo フェノタイプスクリーニング
4. ゼブラフィッシュ安全性薬理学研究のデジタルトランスフォーメーション
 4.1 AIDXプレシジョン(個別化)システムによるゼブラフィッシュ発生毒性試験の品質管理
 4.2 定量的ハイスループットゼブラフィッシュ心毒性試験とヒト臨床Oncocardiologyへの展開
 4.3 ゼブラフィッシュによる腫瘍腎臓病学(Onconephrology)システム開発
 4.4 ハイスループットゼブラフィッシュ腎毒性試験と定量的個別蛋白尿解析システム
5. 質疑応答


■講演中のキーワード
・全自動AIゼブラフィッシュ創薬システムのデジタルトランスフォーメーション
・患者がん移植モデルゼブラフィッシュ(PDXZ)
・ヒト病態モデルゼブラフィッシュ
・定量的ハイスループットライブ in vivo ゼブラフィッシュイメージング
・個別化医療とプレシジョンメディシン(精密医療)
・定量的ライブゼブラフィッシュin vivoフェノタイプスクリーニング

セミナー講師

 三重大学 大学院医学系研究科 システムズ薬理学 特定教授 メディカルゼブラフィッシュ研究センター 医学博士     田中 利男 氏

■ご経歴
1975年 三重大学 医学部 卒業
1975年 三重大学医学部附属病院 内科研修医
1980年 三重大学 大学院医学研究科 薬理学 修了(医学博士)
1980年 三重大学 医学部 薬理学 助手
1982年 三重大学 医学部 薬理学 講師
1982年 米国ベイラー医科大学 細胞生物学 留学
1988年 三重大学 医学部 薬理学 教授
2005年 三重大学 大学院医学系研究科 薬理ゲノミクス 教授
2009年 三重大学メディカルゼブラフィッシュ研究センター長
2016年 三重大学 大学院医学系研究科 システムズ薬理学 教授
2019年 三重大学 大学院医学系研究科 システムズ薬理学 特定教授
現在に至る
■ご専門および得意な分野・ご研究
・ゼブラフィッシュ創薬と患者がん移植ゼブラフィッシュモデルの臨床開発
・ゼブラフィッシュによるヒト病態モデルの創成とハイスループットin vivoスクリーニングシステム開発
・透明ゼブラフィッシュ(MieKomachiシリーズ)によるin vivoヒト病態薬効・安全性イメージング解析システム
・患者がん移植ゼブラフィッシュモデルによるプレシジョンメディシン(個別化医療)の体外診断薬開発
・AIDXゼブラフィッシュプレシジョンシステムによる次世代ゼブラフィッシュ創薬
■本テーマ関連学協会でのご活動
ゼブラフィッシュ・メダカ創薬研究会
日本薬理学会、日本毒性学会

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
    (開催1週前~前日までには送付致します)
    ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
    (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

41,800円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   再生医療等製品技術   バイオ技術一般

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