医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント

★知っておくべき知的財産の制度・戦略の要諦、評価の手法・意義、そして勘案すべきことを解説! 
~特許戦略の基礎知識/特許権の権利範囲/知財DD/知財価値評価のポイントを解説~

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:4/21~5/2(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。

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    セミナー趣旨

    医薬品産業には、長く知的財産(知財)を格段に重要視してきた歴史がある。一方、最近では、他の産業界においてもようやく、企業価値の源泉が有形資産から無形資産へと移行すべきであると認識されるようになり、知的創造活動により生み出される知財の創出・活用の重要度が一層高まっている。それらは、裏を返せば、医薬品産業が実に特異な産業であることの証左といえよう。
    本セミナーは、知財(特に特許)の制度、重要性、さらにはその評価の方法と進め方や、そもそもの意義について、医薬品産業の観点から網羅的に習得するセミナーとなっている。
    前半では、特に特許を中心に、その制度概要と、医薬品業界に特徴的な戦略について解説するとともに、なぜ医薬品産業では知財が格段に重要なのかについて、他の産業分野と比較しながら触れたい。
    さらに、後半では、知財デューディリジェンス(Due Diligence/DD)や知財価値評価(バリュエーション)等について触れたい。知財DDは、自社の事業・技術・研究開発に関する戦略策定や、事業投資・譲渡等の検討における重要なステップである。また、企業・事業価値の評価の際には、知財価値評価も案件の成否に影響を与える重要なステップになり得る。一方で、それらのプロセスについては、手法(How to系)に関する解説が、あくまで知財という狭い視点からある程度提供されるようになっただけで、経営・事業戦略の観点からその勘所や意義を俯瞰したような解説は無いに等しい。本セミナーでは、そのような経営・事業戦略の視点からも両者を解説したい。
    全体を通じて、基礎知識の修得だけでなく、知識や戦略思考のブラッシュアップにも役立ち得る時間にしたい。初学者はもちろん、知財に関する知識をお持ちの方にもおすすめできるセミナーである。

    受講対象・レベル

    ・医薬品産業において研究開発や間接部門を始めとする各業務に携わる方
    ・業務上、医薬品事業を評価することがある方、
      またはそれが役に立つとお考えの方(企画部門、事業開発・戦略部門等)

    習得できる知識

    ・医薬品事業における知的財産戦略(特に特許)の
      重要度が、なぜ他分野に比べ格段に高いのかが分かる。
    ・出願済みの特許(権)はどのように把握され、取り扱われるのが適切か
     (デュー・デリジェンス、価値評価等)、その進め方や意義を理解する。

    セミナープログラム

     1.知的財産の役割に関する基礎知識
      1-1. 経営の全体的視点から知財戦略を考える
        ~なぜ事業戦略と技術戦略が知財戦略よりも上位階層にあるのか
         知財戦略とは何か、なぜ経営に必要なのか

     2.医薬品産業に携わる上で必要な知財制度の基礎知識
      2-1. 知的財産制度の種類
      2-2. 各知的財産権の特徴・相違・重要性
      2-3. 特許制度の基礎知識 ~ 特許権の誕生から消滅まで
      2-4. 特許権になり得る発明について
      2-5. 属地主義(外国の特許制度)について

     3.医薬品産業に特有の特許戦略について知っておくべき基礎知識
      3-1. ビジネスモデルと特許戦略の関係
        ~ 他産業との比較から、
         なぜ医薬品産業では特許の重要度が格段に高いとされるのか
      3-2. 特許権の存続期間延長制度について
      3-3. 特許戦略による製品のライフサイクルマネジメント

     4.特許権の権利範囲に関する基礎知識
      4-1. 明細書の読み方と、権利範囲の把握の仕方
      4-2. 医薬品関連の特許はなぜ強力なのか

     5.オープンイノベーションと知財の関係について知っておくべき基礎知識
      5-1. 医薬品産業にはオープンイノベーションの長い歴史がある
      5-2. どうすればエコシステム内に自社の影響力を残すことができるか

     6.知財デュー・デリジェンスの基礎知識
      6-1. なぜ知財デュー・デリジェンスは重要なのか
      6-2. 知財デュー・デリジェンスで
           確認することと、その進め方の概要について
      6-3. 目的(何が評価したい対象なのか)を誤ると
            デュー・デリジェンスが機能しなくなる

     7.知財価値評価の基礎知識
      7-1. 価値評価における「価値」は本質的には「将来価値」を指している
      7-2. 価値評価に必要なファイナンスの基礎知識 - NPV
      7-3. 価値評価に必要なファイナンスの基礎知識 - リスク
      7-4. 価値評価に必要なファイナンスの基礎知識 - 企業(事業)価値
      7-5. 知財の価値評価における問題・難点
      7-6. 知財に担保価値は本当にあるのか
      7-7. 知財の価値評価はなぜ活発にならないのか

     8.まとめ ~ 勘案したいこと


    キーワード:
    医薬,特許,知財,LCM,延命,明細書,セミナー,研修,WEB,LIVE

    セミナー講師

    東京共同弁理士法人 パートナー弁理士
     (東京共同会計事務所 シニアマネージャー兼務) 五十嵐 義弘 氏
    【ご専門】
     ・知的財産関係法全般、生化学、分子生物学、有機化学、無機化学
     ・医薬品産業、バイオ産業、金融
     (企業調査、企業・事業価値評価、株式公開(IPO)、エクイティファイナンス)
    【ご略歴】
     1995年東北大学大学院理学研究科修士了後、エーザイ、野村證券、ITX(旧日商岩井・情報産業本部)、TMI総合法律事務所、大手特許事務所に勤務。知的財産領域23年、製薬業界 7年、ベンチャー投資および証券業界5年のキャリア全般を通じ、一貫してライフサイエンス/ヘルスケア領域に携わる。
    1995年にエーザイ入社後、バイオ研究部門にて炎症・免疫系疾患領域の研究に従事、1997年に知的財産部門へ転じ(1999年弁理士)、医薬関連の知財実務と係争案件対応に携わる。以後、大手法律事務所、大手特許事務所、現職と併せ、知的財産領域で20年以上の経験・実績を持つ。2002年にITX(旧日商岩井・情報産業本部)で日米欧ベンチャーの投資育成事業に従事し、2003年からは野村證券で投資銀行業務に従事、ヘルスケアセクターのシニア・アナリスト(企業調査)および法人RM(主にIPO案件のバンカー)として、私募引受案件や、数多くのIPO銘柄の開拓・開発・経営支援・IPOに携わり、国内産業を資本市場から支える。
     2021年より東京共同弁理士法人・パートナー弁理士
        (東京共同会計事務所シニアマネージャー兼務)。
         知的財産関連実務とともに、知財に関連するアドバイザリー業務等に取り組む。
     2006年~2008年東京大学大学院非常勤講師
     2005年~2007年東京医科歯科大学客員助教授
    【最近の講演】
     ・2024年10月 UNITT(大学技術移転協議会)アニュアル・カンファレンス2024
      大学スタートアップの知的財産権保護の課題と解法について:
      「スタートアップのIPOを失敗させないために、
        ライセンサーが知るべき知的財産の戦略・取り扱いと心得」
     ・2024年3月 第12回日本弁理士会スタートアップ知財セミナー:
      「スタートアップが本当に知りたい知財の疑問~
       過去のセミナーで頂いたご質問に対する弁理士会精鋭部隊によるQ&A座談会」
     ・2024年2月 (株)R&D支援センター主催セミナー:
      「医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と
           知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント」
     ・2023年6月 AWS主催セミナー:
      「ヘルステックがIPOを失敗しないために知るべき知財戦略の要諦とマインドセット」
     ・2022年9月UNITT (大学技術移転協議会)Annual Conference 2022
        モデレーター:「スタートアップ企業の知財経営戦略」
     ・2022年5月(株)FUNDINNO主催企業経営・起業セミナー
     ・2022年2月 北大病院・医療ヘルスサイエンスイノベーション機構主催
       ライフサイエンスベンチャー起業家セミナー等

    セミナー受講料

    49,500円(税込、資料付)
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      2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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    医薬品技術   知的財産マネジメント一般   事業戦略

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