せっかくの内部通報制度を「お飾り」にしないための3つのポイント【オンライン】
セミナー趣旨
みなさんは、「小学校の教室で、教師が不在の際に行われているらしいイジメを、教師としてどのように発見したらいいのか」「イジメを発見したあと、教師はどのように対応したらいいのか」という課題をどう考えますか?学校や教師の都合を軸に検討を進めても、中長期的にはうまくいかないだろうなとは思われませんか?
それでは、これとよく似た「誰も内部通報してこない」「内部通報が処理されてもコンプライアンス向上につながった感じがしない」という、企業の典型的な課題についてはどう考えたらいいでしょうか。
こうした課題の解決のヒントを、企業内で内部通報制度の改善に取り組んできた講師が、3点に絞ってお話します。
受講対象・レベル
コンプライアンス部門、法務部門、監査部門、人事部門などの関連部門で内部通報制度の運用実務に携わる方
セミナープログラム
1.社員が「内部通報をどう捉えているのか」を考える
・そもそも内部通報とは何のための制度なのか?
・その社員はどうして「内部通報」という方法を選んだのか?
・他の社員はどうして「内部通報」できなかったのか?
2.社員が「内部通報によって本当は何を伝えたかったのか」を考える
・社員が伝えたかったのは、通報対象となった事実の存在だけだったのか?
・社員が「ルール違反ではないが、マネジメント上は問題のある事象」も打ち明けた場合、
コンプライアンス違反ではないとして無視していいのか?
・問題の原因は、問題を起こした「人」にだけ存在するのか?
・そもそも調査では、何を解明しなければならないのか?
3.社員に「会社が何をしたと伝えるべきか」を考える
・通報対象となった事実の存在を認定できなければ、それで終わりなのか?
・通報者の「せめて同じようなことが二度と起きないように」との気持ちに応えるために、
何をしたと伝えられるようにすべきなのか?
・是正措置は、常に「分かりやすいアクション」でなければならないのか?
・そもそも是正措置とは、何を実現しなければならないのか。
4.まとめ
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
日本コンプライアンストランスフォーメーション協会(JCXAS)会員 A&S福岡法律事務所弁護士法人パートナー弁護士 磯部慎吾 氏
検事として約16年間勤務する中で、贈収賄・脱税・業法違反など企業による不祥事事件や、従業員による背任・横領などの社内不祥事事件をはじめ多くの捜査・公判実務に従事。
その間、法務省民事局に出向して行政・立法に携わったほか、独立行政法人に出向して人事業務に携わった。
弁護士登録後は、渥美坂井法律事務所・外国法共同事業に参画して、日系上場企業グループのコンプライアンス部門に出向して、内部通報体制の向上・コンプライアンスリスク管理の高度化などに携わり、帰任後は、同事務所の福岡提携オフィスである現事務所にて、不正調査・不祥事対応など危機管理分野の案件を中心に取り組んでいる。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人