★さまざまな硬化剤との反応機構を捕らえることで、
硬化物の良い物性を得るための基礎的な考え方を示す!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー修了後、受講者のみご覧いただける1週間期間限定のアーカイブ配信を予定しております。
セミナー趣旨
エポキシ樹脂は、接着性や絶縁特性など非常に高いパフォーマンスを持つが、 エポキシ主鎖の化学構造および選択する硬化剤や副資材によって、その物性は大きく異なる。 ここでは、エポキシ樹脂(主鎖)の化学構造を理解し、さまざまな硬化剤との反応機構を捕らえることで、 硬化物の良い物性を得るための基礎的な考え方を示す. 加えて、副資材の一つで大きく物性を変えることのできるフィラーの使い方と、熱衝撃試験による 耐クラック性解析により、硬化物の物性評価に関する方法論を紹介する。
セミナープログラム
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1部 エポキシ樹脂の化学構造と特徴
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.エポキシ樹脂硬化物の高分子構造
1-1 熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
1-2 エポキシ樹脂硬化物の分子構造
1-3 エポキシ環の反応性とその特徴
2.ビスフェノール型エポキシ樹脂の構造と特徴
2-1 ビスフェノールA型樹脂の特徴と用途
2-2 ビスフェノールA型樹脂の原料と合成
2-3 ビスフェノール型のバリエーション
・ビスフェノールF型樹脂
・臭素化ビスフェノール樹脂
3.ノボラック型エポキシ樹脂の構造と特徴
3-1 フェノールノボラック型/クレゾールノボラック型
3-2 ノボラック型エポキシ樹脂のバリエーション
4.その他のエポキシ樹脂
4-1 環状脂環式,グリシジルエステル,グリシジルアミン,複素環式
4-2 ビフェニル型,多環芳香族,水添脂環式
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第2部 主な硬化剤と硬化メカニズムの基礎
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.硬化剤と活性水素
1-1 硬化剤の種類
1-2 活性水素
2.アミン系硬化剤との反応
2-1 アミン系硬化剤との反応
2-2 アミン系硬化剤の種類
2-3 ポリチオール硬化剤
3.酸無水物系硬化剤およびフェノール硬化剤との反応
3-1 酸無水物硬化剤との反応
3-2 酸無水物硬化剤の種類
3-3 フェノール系硬化剤の種類と反応
4.その他の硬化剤
4-1 触媒硬化
・イミダゾール
・その他触媒硬化
4-2 潜在硬化
・DICY
・光硬化
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第3部 副資材とその効果
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.副資材の種類と特徴
1-1 充填材の種類と特徴
1-2 フィラーの用途
2.フィラーを充填したエポキシ樹脂の機械的特性
2-1 弾性率,強度
2-2 破壊靱性
2-3 ハイブリッド充填
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第4部 エポキシ樹脂の耐熱衝撃性の評価方法
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.熱衝撃とは
1-1 熱衝撃と内部応力
1-2 パッケージクラックとその改善
2.熱衝撃試験方法
2-1 試験方法
2-2 耐クラック性の定量的評価
2-3 熱衝撃特性に及ぼす水分の影響
3.フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性評価
3-1 硬質フィラーを充填したエポキシ樹脂の耐熱衝撃性
3-2 軟質フィラーの効果とハイブリッド充填
3-3 高いアスペクト比を持つフィラーの耐熱衝撃性
キーワード:
epoxy, 架橋, 硬化, 熱衝撃, フィラー, オンライン, WEBセミナー
セミナー講師
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授 久保内 昌敏 氏
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
プラスチック分解微生物とは?求められる背景や仕組みについて解説
プラスチックは私たちの生活に欠かせない素材ですが、その便利さの裏には深刻な環境問題が潜んでいます。毎年膨大な量のプラスチックが廃棄され、海洋や土壌に蓄... -
-
-
ステレオ投影とミラー指数:金属材料基礎講座(その188) わかりやすく解説
【目次】 国内最多のものづくりに関するセミナー掲載中! ものづくりドットコムでは、製造業に関するセミナーを常時2,00...