生成AIを活用した近未来の知財戦略-医薬品開発における留意点と課題・展望-
開催日 | 13:00 ~ 17:00 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 医薬品技術 AI(人工知能) 知的財産マネジメント一般 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
セミナー講師
青山特許事務所 顧問弁理士 加藤 浩 氏
■ご経歴1990年4月~2009年3月 特許庁審査官・審判官2009年6月~現在 青山特許事務所・顧問弁理士■ご専門および得意な分野・ご研究特許法、知的財産法、知的財産実務、知的財産政策、薬機法■本テーマ関連学協会でのご活動知的財産大学院協議会 会長大学技術移転協議会 理事バイオベンチャー推進協会 理事日本知財学会、工業所有権法学会等に所属
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
近年、生成AIが急速に進化・普及する中、生成AIを活用した医薬品開発への期待が高まっています。例えば、ドラッグリポジショニング、高次構造・機能推定、バーチャルスクリーニング、バーチャル治験などが注目されています。 生成AIを創薬研究に活用し、その研究成果を実用化するためには、特許の取得と活用が必要不可欠です。とくに、生成AIを活用した特許戦略ついて検討することにより、研究成果を事業活動に最大限に活かすことができます。ただし、AI創薬の特許戦略のリスクと留意事項に配慮することも重要です。 本講演では、このような視点から、生成AIを活用した近未来の知財戦略について解説します。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど特許庁「特許・実用新案法 審査基準」特許庁「特許・実用新案法 審査ハンドブック」
習得できる知識
・生成AIを活用した医薬品開発の特許動向(国内・外国)を習得し、研究開発や特許実務に活かすことができる。・生成AIを活用した医薬品開発に関する特許実務を習得し、質の高い最適な特許出願と権利化を行うことができる。・生成AIを活用した医薬品特許の活用方法を習得し、特許活用を視野に入れて研究開発や特許実務を行うことができる。・生成AIを活用した医薬品開発の登録特許の最新事例を分析し、このような知見に基づいて研究戦略や特許戦略の策定を 行うことができる。
セミナープログラム
1.生成AIを活用した医薬品開発の現状と課題 (1)生成AIによる創薬研究の現状 (2)最近の動向と課題2.生成AIを活用した医薬品開発の特許動向 (1)生成AIを活用した基礎研究の特許動向 ・ドラッグリポジショニング(DR)、Virtual Screening、インシリコ創薬など (2)生成AIを活用した応用研究の特許動向 ・バーチャル治験、臨床試験予測、前臨床試験予測、Virtual Experimentsなど (3)創薬・診断技術に利用されるAI技術の特許動向 ・二次元マッピング、パスウェイマップ、重複差分解析、多面的解析など3.生成AIを活用した医薬品開発の特許戦略 (1)特許出願のタイミング ・新規な標的物質、医薬用途、DDS等の特許出願戦略 (2)研究開発に必要な特許調査 ・生成AIと創薬の融合領域の特許調査と留意点 (3)製薬分野とAI関連分野との連携の在り方 ・医工連携、産学官連携など4.AI創薬の特許戦略のリスクと留意事項 (1)プライバシーの保護への対応 (2)生成AIに関する専門人材の確保 (3)データの収集と活用の基盤整備 (4)情報フォーマットの標準化5.どのような特許を取得すべきか(審査基準) (1)特許を受けるための要件 (2)どの程度の進歩性が要求されるのか (3)どの程度の開示(実施例)が要求されるのか (4)広くて強い特許とはどのような特許か (5)特許審査への対応について ・拒絶理由への対応方法、拒絶査定を回避する方法など6.どのような発明に特許が付与されるのか(審査事例) (1)癌レベル算出装置(進歩性) (2)認知症レベル推定装置(進歩性) (3)糖度推定システム(記載要件) (4)体重推定システム(記載要件) (5)被験物質のアレルギー発症率の予測方法(記載要件)7.生成AIを活用した医薬品開発の登録特許の事例分析 (1)登録クレームの最近の傾向 (2)日米欧の登録クレームの比較 (3)必要な実験データの開示の程度 (4)発明の効果の主張・立証の方法 (5)最適な特許明細書・クレームの提案
■講演中のキーワード 特許戦略、医薬品、生成AI、人工知能、特許審査