EU/包装・包装廃棄物規則(PPWR)実施に向けた要点解説と国内外の最新対応事例~環境に配慮した各技術の最新動向とEUへの輸出を想定した適合性検討~
開催日 | 13:00 ~ 17:00 |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 食品包装 環境規格 環境負荷抑制技術一般 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
ますます注目されるEUの包装廃棄物規則について、その要点を踏まえた上で、一歩先を行く国内外企業の対応事例を数多くご紹介! プラスチックのリサイクル技術など、環境に配慮した最新技術事例も多く取り上げます。
セミナー講師
住本技術士事務所 所長 住本 充弘 氏 技術士 (経営工学)
■ご経歴大日本印刷にて、企画開発部門、研究所、包装総合開発センター等で、包装分野の企画・開発・販促・営業教育等に従事し軟包装、紙器、プラスチックの成型等で、食品、医薬、工業部材関係を対象に活動。定年後国内外でコンサルタント活動中。■ご専門および得意な分野・ご研究軟包装材料の製造、新しい包装の開発■本テーマ関連学協会でのご活動業界団体等で執筆及び講演多数
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
- 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
- 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください
セミナー趣旨
EUのPPWRが公布され18か月後の2026年に発効となる。日本政府はプラスチック利用の企業に対してプラスチック再生材料の年間使用量の目標と使用実績の報告の義務付けを行う方向で2025年の国会で審議予定である。審議案は作成中であり、いずれ法案として公開される。世界の包装はrecycled plasticsの利用に向けて動き出した。日本からEU市場に輸出する包装製品は、PPWRへの対応が必須であり、国内向けの包装製品との包装仕様の調整が必要となる。 PPWRに対して欧州他海外企業はどのように対応しているかを国内外の包装展や企業の開発品の動向から多くの事例を説明する。 日本はどのように対応すべきかを解説すると共に今後の包装を考えたい。
必要な予備知識
■本テーマ関連法規・ガイドラインなどEUの包装及び包装廃棄物規則、PPWR
習得できる知識
・脱インク技術・デラミ技術・アップサイクリングの企業事例・現在の最新の世界のリサイクル技術・再生品の販売事例・各種リサイクル技術・PPWR対応の包装仕様設計法
セミナープログラム
はじめに 1.EU の包装及び包装廃棄物規則、PPWR 1.1 目的の確認(復習) 1.2 PPWRのポイント 1.3 日本から欧州への包装製品の輸出時の配慮事項 1.4 米国の動き2.欧州の既存の回収streamと最新事例3.DfR(Design for Recyclability)とRecyclable 3.1 検討中のDfR 3.2 Recyclable認証 3.3 recycled plasticsの配合量と実施の工夫4.回収及び選別技術 4.1 欧州の最新の選別ライン 4.2 実用化にむけた選別技術 4.2.1 Recycleye社 4.2.2 透明バーコード、Digimarc利用 4.2.3 日本からの輸出包装品への影響 4.2.4 フランスの事例 4.3 日本からの輸出包装品の対応5.プラスチックのリサイクル技術と課題 5.1 ケミカルリサイクル技術の現状 5.2 日本のケミカルリサイクル技術 5.3 NEXTLOOPPのその後 5.4 バイオリサイクル技術の実用化6.脱インキ及び剥離技術 6.1 その後の世界の事例 6.2 国内の事例7.リサイクルビジネスの現状 7.1 APK社 7.2 Saperatec社 7.3 その他8.再生ペレットの脱臭 8.1 押出し機の利用 8.2 超臨界技術の利用9.Recycled Plasticsビジネス 9.1 海外事例 9.2 国内事例10. これからの包装の対応の仕方 ~大ロット及び中、小ロット生産体制が必要~ 10.1 小ロット、短納期対応 10.2 包装仕様のダウンサイズ、minimize 10.3 包装材料の製造エネルギー、scope 311. 輸出対応について ~EU市場向けはPPWR対応が必須~ 11.1 ラミネート仕様と主材料70%(80%)以上 11.2 ラミ品の第三者認証 11.3 recycled plasticsを指定量以上配合 11.4 最小化検討(具体的な検討結果が必要) 11.5 適合宣言書(輸出企業が作成、包材メーカー協力)12. 最近の主な環境対応のフィルムなど素材や技術 ~PPWRの考え方を基に新しい包装の開発が進む~ 12.1 素材、廃材の利用 12.2 新技術13. EUへの輸出を前提に現在の軟包装仕様の適合性検討(演習事例) *日本から欧州市場への軟包装食品の仕様が適合しているか、否かの具体的な検討。 現在の仕様の設計変更などを、いくつかの事例を挙げて考え方を説明。14. 日本の包装の進む方向 *包装先進国の日本は技術力展開以外にコンセプト、ソフト面でも注力が求められる。まとめ
■講演中のキーワードデラミ技術、デインキング(脱インク)、recyclable, アップサイクリング、剥離プライマー、剥離しやすいドライラミ接着剤、DfR(Design for recyclability)、recycled plastics配合量