機能性色素の基礎と応用・研究最前線 2か月連続セミナー

88,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 化学反応・プロセス   電気化学   電子材料
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

~ 基礎知識から、最適な分子設計・応用に向け、基礎から最新の研究までをじっくり学ぶ2日間 ~

■基礎編では、機能性色素の分類・物性、合成、分子設計、色素構造と光物性・電気化学的特性、情報記録用・情報表示用色素、デバイス物性・評価方法、分子軌道計算による分子設計など、基礎の基礎から詳しく分かりやすく解説します。 ■応用編では、外部刺激応答性・光電変換・分子認識を有する・一重項酸素を発生するなど、様々な機能性色素の物性と最適な分子設計・応用および研究の最前線について解説します。

どちらか1日のみの申し込みも可能です。また、両日ともにアーカイブ配信付きですので、受講後の復習も可能です。これから機能性色素を学ぶ初学者の方から、応用技術・研究最前線を学びたい方まで、ぜひこの機会をご活用ください。  

日時

[基礎編] 2025年2月20日(木)  10:00~16:30 [応用編] 2025年3月14日(金)  10:00~16:30 ※受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

【アーカイブ配信について】・視聴期間:各セミナー終了翌営業日から7日間を予定 ※動画は未編集のものになります。      基礎編:2/21~2/27中、応用編:3/17~3/23中

セミナー講師

広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授 博士(理学) 大山 陽介 氏 専門:機能性色素化学、有機合成化学、有機材料化学、材料物性化学、光化学、電気化学<受賞歴>1.有機合成化学協会 日産化学工業研究企画賞2.宇部興産学術振興財団 学術奨励賞3.有機電子移動化学研究会 有機電子移動化学奨励賞4.色材協会研究発表会 最優秀講演賞5.有機合成化学協会中国四国支部奨励賞6.有機合成化学協会 DIC研究企画賞7.色材協会創立85周年記念会議 優秀講演賞8.コニカミノルタ画像科学奨励賞9.TANAKAホールディングス株式会社 MMS賞10.広島大学 特に優れた研究を行う若手教員(DR:Distinguished Researcher)に認定<学会等委員>1.電気化学会 有機電子移動化学研究会 常任幹事2.日本学術振興会 繊維・高分子機能加工第120委員会 研究委員(2022年3月まで)3.日本化学会 新領域研究グループ「サステイナブル・機能レドックス化学」グループメンバー4.有機π電子系学会 幹事5.近畿化学協会 機能性色素部会 幹事6.色材協会 理事

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

88,000円( E-mail案内登録価格83,600円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料

【1名分無料適用条件】※基礎編・応用編どちらか1日の受講でも適用されます。※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンラインセミナー受講限定】1名申込みの場合: 受講料( 定価:77,000円/E-Mail案内登録価格:73,150円 )※1名様でオンライン配信セミナー受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

※どちらか1日のみの受講も可能ですので、備考欄に「◯◯編のみ受講」とご記載ください。55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンラインセミナー受講限定】1名申込みの場合:受講料( 定価:44,000円/E-mail案内登録価格 42,020円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講について

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら

アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 会場での録画終了後から営業日で10日以内を目安に視聴開始のご案内をお知らせします。
  • S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
  • 視聴期間は営業日で10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ)
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。≫ 視聴環境  ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】

配布資料PDFデータ(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

機能性色素(Functional Dye)は、1970年代後半に日本から発生した学術用語であり、光、熱・電場・磁場などの何らかの操作(外部刺激)によって、色や発光性が変化する・情報を記録する・エネルギー変換を引き起こすなどの新しい機能を発現する分子である。オプトエレクトロニクスデバイスや環境分野さらには医療分野に応用できるため、持続可能な開発目標(SDGs)に資する重要な材料群である。この2か月連続セミナーでは、機能性色素の合成、色素構造と光物性・電気化学的特性などの基礎知識とデバイス物性および評価方法を学び、それぞれの応用分野に最適な機能性色素の分子設計指針と新規な色素母体骨格の開発およびオプトエレクトロニクス(発光素子、有機系太陽電池など)や医療分野(光線力学的療法)への応用展開、さらに機能性色素研究(外部刺激応答性発光材料、蛍光センサー、一重項酸素発生光増感色素)の最前線について解説する。

セミナープログラム

■基礎編:2025年2年20日(木) 
1.機能性色素とは 1.1 色素の変遷と分類 1.2 機能性色素の合成 1.3 機能性色素の物性 1.4 機能性色素の分子設計 1.5 機能性色素の応用例 2.機能性色素の光物性と電気化学的特性 2.1 光吸収スペクトル 2.2 蛍光・りん光発光 2.3 励起エネルギー移動と電子移動 2.4 酸化還元およびHOMO・LUMO 2.5 経験値と分子軌道計算による分子設計 3.情報記録用色素 3.1 感圧記録用色素 3.2 感熱記録用色素 3.3 インクジェット用色素 3.4 レーザー(光)記録用色素 4.情報表示用色素 4.1 カラーフィルター用色素 4.2 フォトクロミック色素 4.3 サーモクロミック色素 4.4 ピエゾ・メカノクロミック色素 4.5 ソルバトクロミック色素 4.6 蛍光ソルバトクロミック色素 4.7 エレクトロクロミック色素 4.8 液晶表示用(ニ色性)色素 4.9 有機エレクトロルミネッセンス(EL, OLED)用色素 5.新規な色素母体骨格の分子設計・合成と光電特性:縮環型ビスベンゾ[c]チオフェン 5.1 分子軌道計算による分子設計 5.2 合成法 5.3 光物性と電気化学的特性 □質疑応答□
■応用編:2025年3月14日(金)
1.外部刺激応答性の機能性色素の分子設計と物性:メカノフルオロクロミック色素を例として 1.1 固体発光性 1.2 分子間相互作用の制御 1.3 メカノフルオロクロミズム 1.4 結晶とアモルファス 1.5 理論的考察 2.光電変換用の機能性色素の分子設計と物性:色素増感太陽電池を例として 2.1 光電流・光起電圧 2.2 電子移動の最適化 2.3 分子配列・配向性の制御 2.4 電極と色素間の相互作用 2.5 耐久性 2.6 色素増感型光電気化学セル 3.分子認識能を有する機能性色素の分子設計と物性:蛍光性水センサーを例として 3.1 ホスト・ゲスト 3.2 分子間相互作用 3.3 分子認識と光吸収・蛍光特性 3.4 蛍光性水センサー 3.5 蛍光性クラスレート色素 4.一重項酸素を発生する機能性色素の分子設計と物性:光線力学的療法用光増感色素を例として 4.1 一重項酸素の発生機構 4.2 一重項酸素発生の評価法 4.3 色素骨格と一重項酸素発生 4.4 光増感色素包含自己組織化ナノゲル 4.5 蛍光性色素ナノ粒子による細胞イメージング □質疑応答□