欧州の自動車リサイクル動向と日産のサーキュラーエコノミーの方向性
開催日 | 13:30 ~ 16:00 |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 自動車技術 省資源 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【千代田区】紀尾井フォーラム |
交通 | 【地下鉄】赤坂見附駅・永田町駅 |
セミナー講師
公益財団法人日本生産性本部 コンサルティング部 エコ・マネジメント・センター長喜多川 和典(きたがわ かずのり) 氏
長年にわたり、行政・企業の環境に関わるリサーチ及びコンサルティングにあたる。上智大非常勤講師、 NEDO技術委員、JARC監事、自動車リサイクル高度化財団業務委託委員、 (一社)資源リバランス研究会理事、経済産業省循環経済ビジョン研究会委員(平成30年度〜令和元年度)、ISO TC323 Circular Economy 国内委員会委員(2019年〜2023年3月)。おもな著書に、「サーキュラーエコノミー 循環経済がビジネスを変える」勁草書房、「環境・福祉政策が生み出す新しい経済 “惑星の限界”への処方箋」岩波書店、「プラスチックの環境対応技術」情報機構、「材料の再資源化技術事典」日本工業出版、「プラスチックのケミカルリサイクル技術」シーエムシー出版(いずれも共著)がある。
日産自動車株式会社 企画・先行技術開発本部 材料技術部 環境・サーキュラーエコノミー材料開発グループ 主管美藤 洋平(びとう ようへい) 氏
2005年に日産自動車に入社し、バイオ燃料対応や省燃費エンジン油開発といった燃料・油材開発を担当。将来のニーズを捉えた材料技術開発戦略や資源価格高騰抑制のための開発戦略などのRenaultとのアライアンス技術企画を経て、2018年に主担としてCNやCEに関する全社環境戦略やTCFD対応などを担当。その後、CN,CEに向けた材料開発戦略やバッテリーリサイクル材開発、車両プロジェクトでの製品含有化学物質管理を幅広く担当。2024年に環境・CE材料開発グループ主管として、CN,CE戦略、化学物質や車室内VOC管理に加え、アルミ、樹脂、電動PT用レアメタルに関するリサイクル材料の開発をリーディングしている。
セミナー受講料
1名につき 33,990円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。可能な限り講義に盛り込んでいただきますのでお申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。■ライブ配信について<1>Zoomにてライブ配信致します。<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。■アーカイブ配信について<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、 視聴用URLをお送り致します。<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は 追加料金11,000円(税込)で承ります。 ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。※複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に 追記をお願い致します。
セミナープログラム
Ⅰ.欧州の自動車リサイクルの現状と今後 13:30~14:40 喜多川 和典(きたがわ かずのり) 氏
欧州における使用済み自動車(ELV)指令は2000年に発効され、強制的なリカバリー目標値95%をほとんどの加盟国が達成している。現在、新たに公表されたELV規則法案では、新たに再生材含有量の義務的な目標値が規定された。プラスチック材では2030年頃までに25%以上を含むことが要求され、他の材料にも拡張される見込み。
本講演では、自動車に含有の再生プラスチックの種類、製造技術、調達に必要な条件等について詳しく解説する。また、再生材含有を義務付けるEUのサーキュラーエコノミー政策の背景等も合わせて解説する。 1.EU CE行動計画の概要2.EUにおけるプラスチック戦略3.EUにおけるELV指令の現状4.新しいELV規則法案を巡るプラスチックの循環利用に関するEUの考え方5.再生プラスチック調達に関わるサプライチェーン管理に必要な変革6.質疑応答/名刺交換
Ⅱ.自動車のサーキュラーエコノミーに向けた包括的な材料開発の取り組み 14:50~16:00 美藤 洋平(びとう ようへい) 氏
車両の電動化や軽量化が進む中、より高価なレアメタルやアルミ、樹脂部品の使用量が増えている。これらの材料は製造時CO2排出をはじめとする環境負荷が大きいものが多く、資源枯渇への対応のみならずCO2低減に向けて資源循環をはじめとしたCEの必要性が高まっている。
そこで、環境経営計画であるニッサン・グリーンプログラムにてCEコンセプトを掲げ推進している、“資源の有効活用の推進”と“資源循環”に関する取り組みについて紹介する。1.日産自動車の環境戦略・CEコンセプト2.CN時代のCEの必然性3.日産自動車のCEの取り組み4.現状の課題とありたい姿5.今後、取り組むべき方向性6.質疑応答/名刺交換