サーキュラーエコノミー 国内外プラスチックリサイクル動向 触媒分解技術
開催日:2024年07月30日(火) 16:30 - 18:30
セミナー趣旨
グローバルな課題であるサーキュラーエコノミーを実現するうえで、金属と並んでプラスチックのリサイクルは喫緊の課題であり、わが国では2035年までに単純焼却、埋立ゼロの実現が目標とされている。現在廃棄されているプラスチックは800万トン余であり、このうちポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンを代表とするポリオレフィンが7割ほどを占めているので、これらのリサイクル技術の確立が大きな課題である。本講演では、とくにケミカリリサイクル技術に焦点を当て、国内外の動向と、我々が行っている触媒分解技術の開発状況を述べ、プラスチックリサイクルを実現するための技術的・社会的課題について詳説する。
セミナープログラム
1. はじめに
(1) プラスチックリサイクルの必要性と達成目標
(2) プラスチックリサイクルの全体像
① マテリアル(ケミカル)リサイクル
② ケミカルリサイクル
③ エネルギーリカバリー
(3) プラスチックリサイクルの課題
2. 国内外のプラスチックリサイクルの動向
(1) 廃プラスチックの分類と組成
(2) 種類ごとのリサイクル技術の概要
(3) 国外の開発動向
(4) 国内の開発動向
3. ケミカルリサイクル技術開発
(1) 触媒を用いた分解技術の概要
(2) 触媒分解プロセスフローの提案
(3) これまでの研究開発成果
(4) これからの開発の方向性
4. 今後の課題
(1) サプライチェーンの可視化の重要性
(2) 今後のリサイクル技術開発における課題
(3) 社会実装に向けた課題
セミナー講師
NEDOプロジェクト「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発」プロジェクトリーダー
早稲田大学 理工学術院 先進理工学研究科 応用化学専攻
教授
松方 正彦 氏
1984年3月 早稲田大学理工学部応用化学科 卒業
1984年4月 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程
応用化学専攻 入学
1986年3月 同課程修了
1986年4月 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程
応用化学専攻 入学
1989年3月 同課程修了、工学博士
1989年4月 成蹊大学工学部工業化学科助手
1992年1月 大阪大学助手(基礎工学部化学工学科)
1996年4月 大阪大学助教授(基礎工学研究科化学系専攻:改組による)
1997年4月 早稲田大学理工学部応用化学科助教授
2001年4月 同 教授(先進理工学部/先進理工学研究科)
現在に至る
セミナー受講料
1名:33,410円(税込)2名以降:28,410円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
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