★本講座では、自動車や船舶等の輸送機械への搭載を想定したCO₂分離・
回収装置の国内外での研究開発状況、課題および今後の展望について紹介します!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
2050年のカーボンニュートラル社会の実現には運輸部門の脱炭素化が急務となっています。自動車や船舶等の内燃機関(エンジン)からCO₂排出を大幅削減する技術の一つとして、排気中のCO₂を分離・回収する手法が考えられます。この手法は、水素やアンモニア以外の燃料でもCO₂の大気放出を防ぐことができることや、回収したCO₂を合成燃料や化学品等の原料として再利用できる利点があります。そこで本講座では、自動車や船舶等の輸送機械への搭載を想定したCO₂分離・回収装置の国内外での研究開発状況、課題および今後の展望について紹介します。
受講対象・レベル
エンジンおよび自動車の脱炭素化に興味のある方
必要な予備知識
エンジン排気およびCO₂分離・回収技術の基礎的な知識
習得できる知識
・エンジン排気CO₂回収技術の研究開発動向
・エンジン排気CO₂回収技術の特許出願および論文公開状況
セミナープログラム
1. エンジン排気からのCO₂分離・回収の必要性
1-1. 運輸部門からのCO₂排出量
1-2. 運輸部門におけるCO₂排出量削減の課題
1-3. エンジン排気からのCO₂分離・回収のメリット・デメリット
2. 国内外における研究開発の状況
2-1. 日本
2-2. 欧州・中東
2-3. 米国
3. 特許出願および論文公開の状況
3-1. 出願特許(国内)
3-2. 公開論文(国内・国外)
4. 物理吸着法によるエンジン排気からのCO₂分離・回収研究事例の紹介
4-1. CO₂吸着・脱離の基本特性
4-2. 吸着材種,排気の除湿・浄化および再生条件がCO₂吸着・脱離特性に及ぼす影響
5. 課題と今後の展望
5-1. 車両,エンジン,CO₂回収装置および吸着材関連技術
5-2. CO₂収集設備関連技術
6. 全体まとめ
キーワード:
CO₂回収,CO2分離回収,吸着,脱離,自動車,エンジン,特許,セミナー,研修,講習
セミナー講師
静岡理工科大学理工学部機械工学科 准教授 博士(工学) 野内 忠則 氏
【専門】
内燃機関工学
【略歴】
1999~2001年 茨城大学大学院 理工学研究科 博士前期課程 機械工学専攻 修了
2001~2006年 日産自動車株式会社 エンジン先行開発部
2006~2009年 独立行政法人 交通安全環境研究所 環境研究領域
2009~2011年 独立行政法人 産業技術総合研究所 新燃料自動車技術研究センター
2011~2017年 University of Windsor (Canada), Department of Mechanical,
Automotive and Materials Engineering, Clean Combustion Engine Laboratory, Research Associate
2017年~現在 静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 准教授
セミナー受講料
44,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合37,400円、
2名同時申込の場合計44,000円(2人目無料:1名あたり22,000円)で受講できます。
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今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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受講について
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