金属材料の水素脆化メカニズムとその分析、抑制方法
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 金属材料 分析・環境化学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | ZOOMを利用したLive配信※会場での講義は行いません。 |
どのように材料内部へ侵入し、破壊を引き起こすのか− 脆化・破壊につながる原因を特定し、水素脆化を抑制するための方法を学ぶ
セミナー講師
上智大学 理工学部 機能創造理工学 教授 博士(工学) 高井 健一 氏
セミナー受講料
1名につき55,000円(消費税込・資料付き)〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕
受講について
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セミナー趣旨
水素脆化とは水素と応力により材料が脆くなる現象であり、近年、水素脆化に対する知見が強く求められています。例えば、環境問題を背景に、輸送 機器の軽量化のため材料の高強度化が求められていますが、材料を高強度化するほど水素脆化感受性が高まり、突然の破壊が危惧されます。また、水素をエネルギーとする燃料電池システムは次世代エネルギーの主役として期待されていますが、燃料電池自動車のタンクや水素ステーションでは極めて過酷な水素環境で材料が使用される傾向にあり、安全性と信頼性の確立が急務といえます。これらの問題を克服するため、水素脆化の基礎を修得することを目的とします。
習得できる知識
・金属と水素の物理化学的性質の基礎・水素分析手法の種類と用い方・遅れ破壊・水素脆化のメカニズム・水素脆化を抑制するための考え方、方法
セミナープログラム
1.金属と水素の物理化学的性質の基礎事項 1.1 金属(bcc,fcc,hcp)中の水素の固溶 1.2 金属表面での水素の吸着、侵入過程 1.3 金属中の水素拡散 1.4 金属中の水素トラップサイト
2.水素添加方法とその注意点
3.水素分析方法の特徴・注意点 3.1 昇温脱離法 3.2 水素可視化方法
4.水素脆化評価方法
5.水素脆化破壊の特徴
6.水素脆化メカニズム 6.1 内圧説 6.2 格子脆化説 6.3 局部変形助長説 6.4 空孔凝集説
7.金属中の水素存在状態と脆化メカニズム解明へ向けた最近の研究
8.水素脆化メカニズムに立脚した水素脆化抑制指針【質疑応答】