改正GMP省令対応 GMP入門講座
★最新のレギュレーションやGMPの基礎を演習問題付きで理解が深まります!
~実務で知っておくべきポイントを解説~
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:4/21~5/2(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
GMPはアメリカ生まれこれまで世界の医薬品品質確保のためGMPをリードしてきた。他方、日本のGMPは1960年薬事法とし正式に誕生したが、その後のGMPの進歩は著しく、グローバル化と国際整合性の流れの中2014年PIC/S GMPに加盟した。同年8月GMP省令施行通知が大幅に改正された、更にICH-Qトリオ(Q 8,9,10)、Q 11(原薬の製造と開発)、及びQ 12(医薬品のライフサイクルマネジメント)など、医薬品品質システム(PQS)やPIC/S GMPが全面的に取り入れられたGMP省令の改定が、2021年8月1日に施行される運びとなった(改正GMP省令)。
一方こうした中、近年の製薬業界においては製品の市場回収、重大な品質逸脱、承認規格不適合、承認書に記載のない不正製造など、数多くのGMP違反や不祥事が発生している。今後製薬企業のこのような信頼失墜を回復するために、改正GMP省令で求められる品質保証システムを中心とした適切なGMP管理を構築することが喫緊の課題となっている。そのためには、医薬品の各製造工程を、原料の受入れから、製造と試験の実務作業の手順、最終製品試験の試験検査を経て保管管理、製品出荷に至る、各作業に必要な項目、記録の重要性などの製造・品質管理における個々の基本事項をGMPに関わる全ての人々がGMPを正しく実践することが何よりも重要である。
「GMPとは何か」をゼロからでも理解を深めて頂くために、トラブルやGMP違反事例を図解中心に入門編として包括的的に解説する。またセミナー最後には、演習問題により基本的GMPの理解度を自己評価し、スキルアップを更に深めて頂くこととした。
習得できる知識
本セミナーでは、GMPの3原則から始まる基本的なGMPの要求事項を、日本のGMP法規制と海外のグローバルなGMPとの関連も示しながら解りやすく解説する。新入社員や新規転 属社員、教育訓練担当者まで幅広い方々に実践活用して頂くことができる。
・医薬品GMPの基本理解
・最新のレギュレーションに対応したGMP要員としての基本スキル習得
・薬機法の一部改正及びGMP省令改正(R3年8月1日施行)
・GMP違反を決して起こさせないためのGMPの基本理解
・(無通告)GMP査察への基本理解と対応
・GMP違反を起こさせないために
・国内他社GMP違反事例から読み解く原因分析と確認事項
セミナープログラム
第1部:身に着けておきたいGMPの基本知識
1.はじめに
1-1. 医薬品、原薬、製剤とは
1-2. 医薬品の品質
1-3. GMPとその目的:
薬事規制強化に影響を与えた薬害等、日本のGMPの歴史、海外のGMP等
1-4. 医薬品ライフサイクルと
グローバルGMP、国際連携(ICH Q7、PIC/S GMP、cGMP)
1-5. 改正GMP省令について(R3年8月1日施行):
PQS(医薬品品質システム)、PIC/S GMPガイドライン追加事項、
承認書・承認事項の遵守、QA部署の設置、製販と製造業の連携、
交叉汚染防止対策(設備共用の禁止)、データインテグリティと文書管理、
原薬たる医薬品とは
1-6. GMP違反を起こさないために必ず知っておくべきGMPの基本要件
1-7. (無通告)GMP査察への基本理解と正しい対応
2.製造販売業GQPと製造業GMPの関わり
2-1. 製造販売業(GQP)と製造業(GMP)の責務と連携
2-2. GQP/GMPの運用事例
3.GMPの基本事項と正しい実践活動
3-1. 製造部門及び品質部門
3-2. 医薬品製造管理者
3-3. 職員
3-4. 製品標準書、基準書・手順書とは
3-5. 構造設備
3-6. 製造管理
3-7. 品質管理
3-8. 製造所からの出荷の管理
3-9. バリデーション(プロセス、洗浄、製造用水、空調等)
3-10. 変更の管理
3-11. 逸脱の管理
3-12. 品質等に関する情報及び品質不良等の措置
3-13. 回収処理
3-14. 自己点検
3-15. 教育訓練
3-16. 文書及び記録の管理、CSV、及びデータインテグリティ(DI)等
3-17. 生物由来医薬品等の製造管理
第2部:GMP要員としてのスキル構築と業務のポイント
4.原薬のGMP管理(原薬GMPガイドライン)
4-1. 交叉汚染防止のための封じ込め
4-2. 再加工(Reworking)、再処理(Reprocessing)
4-3. リテスト
4-4. 不純物プロファイル
4-5. 製造販売業者と原薬の製造業者
4-6. 製造販売業者と原薬等登録原簿(MF:マスターファイル)
4-7. 治験薬GMP
4-8. GMP関連用語
5.原料・資材の入庫から製品出荷まで
(トラブル事例も交えた運用手順と対応例)
5-1. 原料・資材の入庫、受入試験、保管と表示
5-2. 原料・資材の出庫
5-3. 製造指図書・記録書の発行、製造作業と製造記録
5-4. 設備機器の点検と衛生管理
5-5. 機器の校正(キャリブレーション)、計量と識別の管理
5-6. 製造用水の管理。設備機器の洗浄、小分け・包装作業の管理、ラベル管理
5-7. 品質部門の行う試験検査、
検体のサンプリング、試験検査記録の作成と保管
5-8. 標準品及び試薬・試薬の管理、参考品の保管
5-9. 安定性試験と安定性モニタリング、規格外試験結果の措置
(OOS/OOTの判断基準)
5-10. 製品の入庫管理と保管管理
5-11. 製造所からの出荷管理
6.グローバルGMPに要求される品質マネジメントシステムの構築とは
6-1. 製品品質の照査(PQR)
6-2. 監査と原材料供給者(サプライヤー)管理
6-3. 日本発「医薬品の適正流通基準(GDP)」ガイドライン
6-4. 国内外規制当局査察、及び無通告査察対応
6-5. 承認申請書の軽微・一変判断基準とICH12
6-6. CAPA、マネジメントレビュー、及び医薬品品質システム(PQS)の運用
7.GDPガイドライン
8.国内他社GMP違反事例から読み解く原因分析と確認事項
9.今後のGMPについて
品質文化(Quality Culture)の醸成について
第3部:受講後の実行性評価
10.GMP要員としてのスキル習得用模擬演習(自己評価)
(一部、内容変更の場合があります)
キーワード:
GMP,入門,基礎,バリデーション,セミナー,研修,講習,Web、LIVE
セミナー講師
NPO-QAセンター理事兼事務局長、エイドファーマ代表 薬学博士 高平 正行 氏
<ご専門>
GQP/GMP品質保証、医薬品製造管理・品質管理、プロセス開発
<講師略歴>
1979年3月:東北大学薬学部製薬化学科大学院博士前期課程修了
1979年4月:塩野義製薬株式会社入社、尼崎杭瀬工場で
治験薬製造及び原薬・製剤のプロセス開発業務を担当
1994年5月:金ヶ崎工場医薬品製造管理者、同 製薬研究所
2004年4月:塩野義製薬品質保証部GMP統括管理グループ長として、
約150箇所以上ある関連医薬品製造所のGQP/GMP/QMS監査を主導、
FDAを初めとするGMP査察対応、各種GMP関連ガイドラインの
カスタマイズ化を推進
2011年12月:塩野義製薬退社後、㈱エースジャパン取締役として品質保証FDA査察対応
2018年4月:NPO-QAセンター理事、エイドファーマ代表
現在に至る
<活動等>
特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター(NPO-QA)理事兼事務局長
シーエムプラス社提携コンサルタント
日本製薬工業会ICHプロジェクト委員会研修
現在、国内外当局査察対応、各国GMP規制・監査対応、3極GMPレギュレーション
の解説、原薬及び不純物ICHガイドラン、GDPガイドライン、洗浄バリデーション、
高生理活性物質の封じ込め、ハザード物質取扱い、変更管理・逸脱管理、GMP教育、
薬事申請等に関し、講演、執筆活動を広範囲に展開中
(セミナー)
GMP入門編、GMP/GQP省令、GQP/GMP/GDP要員育成、製造・QA・QC要員教育訓練、
各種バリデーション、変更逸脱管理・OOS/OOT管理と手順書作成、
リスクベースGMP監査・自己点検、GMP文書・記録の管理、治験薬GMP、
適切なPQS運用、統計的製品品質照査、DI・DX管理、サプライヤー管理、
ICH Q7,8-10,11,12の解説、医薬品の不純物管理等
(著書)
・高平正行(共著)「洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集」
(株)R&D支援センター、2019年4月
・高平正行(共著)「当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ」
(株)R&D支援センター、2023年11月(初版)
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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