次世代のAI:人との対話を重視するAI
セミナー趣旨
深層学習は高精度な認識・分類などを実現できる有効な手段ですが,深層回路で行なわれている処理(判断根拠や機序)を人が理解することができないため,説明が求められる場面で使い辛いという課題があります.このため,特にブラックボックス系の機械学習を説明する説明可能AI(XAI:eXplainable AI)が利用され始めています.XAI によって機械の判断や挙動を人が理解できるようになると,過去の事例以外の人の事前知識を機械側に与えたくなります.これによって,人と機械の間で知識を授受する「対話」が生じ,人と機械の知能が共に進化する共進化AI(CAI:Co-evolutonal AI)が生まれました.今後はさらにその傾向が強まり,人がAIを教育し,場合によっては躾けることで人との共生に適した信頼できるAIへと発展させる必要があります.
本セミナーでは,現在利用されている深層学習を取り巻く課題と,人との対話を中心とした次世代のAIについて,数式は極力使わずに平易に解説します.企業の業務へのAIの導入・活用方法についても触れます.現世代および次世代のAIについてご関心がおありの方々は奮ってご参加下さい.
セミナープログラム
1 人工知能と機械学習
1.1 人工知能と機械学習の概要
1.2 神経回路網と深層学習
1.3 現在のAIの課題
2 説明可能AI(XAI)
2.1 機械学習における説明性
2.2 深層学習の説明性向上手法
2.3 XAIの応用事例
3 人が関わる対話型最適化
3.1 最適化問題と多目的最適化
3.2 対話型最適化
3.3 対話型進化計算
4 機械学習に対する対話的最適化
4.1 人と機械の「対話」について
4.2 入力変数の最適化
4.3 処理プロセスの最適化
4.4 人が関わる神経回路網の評価
4.5 八百万AIの提案
5 業務へのAI導入について
5.1 AIの業務利用上の注意点
5.2 AI人材の効果的な育成方法
6 まとめと質疑応答
セミナー講師
長尾智晴(ながおともはる)氏
横浜国立大学 総合学術高等研究院 上席特別教授(工学博士)
YNU人工知能研究拠点長 / 株式会社マシンインテリジェンスCTO
<経歴、等>
東京工業大学大学院出身.東京工業大学工学部助手・助教授を経て,2001年より横浜国立大学教授.経産省NEDO「共進化AIプロジェクト」採択課題研究代表者,横浜国立大学発ベンチャー株式会社マシンインテリジェンス取締役CTO を兼務.
<研究>
知能情報学/進化計算法/機械学習/感性情報処理/知的画像処理/医工連携工学など.
<学会>
情報処理学会,電子情報通信学会,人工知能学会,進化計算学会,IEEE などに所属して各学会で活動中.
セミナー受講料
お1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)
受講について
- 本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。
- インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。
- 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
53,900円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
機械学習・ディープラーニング AI(人工知能)
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開催日時
10:30 ~
受講料
53,900円(税込)/人
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主催者
キーワード
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