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・そのユニークな物性を活かす
・合成方法や評価方法、燃料電池における高効率エネルギー変換も
セミナー趣旨
金属ナノクラスターはナノスケールの非常に微細な構造体であり、ユニークな物性を持つ材料として近年多くの注目を集めています。
本セミナーでは、金属ナノクラスターの合成方法や評価方法といった基礎の部分から、光触媒を用いた水分解反応や、燃料電池における高効率エネルギー変換などへの応用の部分まで分かりやすく説明します。
受講対象・レベル
・企業(一部、研究機関)の研究者・開発者
・エネルギー材料の創製を目指している方
・数年、数十年先の商業化を目指した、萌芽的研究をしている企業の方
・ナノテクノロジー、ナノ粒子、ナノ材料を手掛けている方 等
習得できる知識
・金属ナノクラスターの特性と応用例
・水分解光触媒の基礎と助触媒に関して
・水分解/二酸化炭素電極触媒の基礎と触媒の重要性
・燃料電池の使用例と今後の展望
セミナープログラム
1. 金属ナノクラスターの基礎
1.1 金属ナノクラスターとは
1.2 ナノテクノロジーの重要性
1.3 金属ナノクラスターの物性
1.4 金属ナノクラスターの合成法
1.5 触媒としての応用
1.6 応用事例と将来展望
2. 水分解光触媒
2.1 現在のエネルギー課題について
2.2 光触媒の歴史と基本
2.3 光触媒と助触媒
2.4 可視光応答/紫外光応答光触媒
2.5 金属ナノクラスター担持光触媒
2.6 水分解光触媒の展望
3. 水分解/二酸化炭素電極触媒
3.1 電気分解の歴史と基本
3.2 水の電気分解の基本とその魅力
3.3 酸素生成反応
3.4 水素生成反応
3.5 二酸化炭素還元反応
3.6 金属ナノクラスター担持触媒と展望
4. 燃料電池と白金触媒の今後の展望
4.1. 燃料電池の歴史と基本
4.2. 固体高分子形燃料電池とその応用例
4.3. 酸素還元反応
4.4. 白金触媒とその課題
4.5. 白金ナノクラスター担持触媒と今後の展望
<質疑応答>
セミナー講師
東北大学 多元物質科学研究所 教授 博士(理学) 根岸 雄一 氏
■ご略歴
1996年3月慶應義塾大学理工学部化学科卒業、2000年7月慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程中退、
2000年4月慶應義塾大学理工学部化学科助手、2000年7月分子科学研究所助手(後に助教)、
2008年4月東京理科大学理学部応用化学科講師、2013年4月同准教授、2017年4月同教授、
2024年5月東北大学多元物質科学研究所教授、現在に至る。
その間、2013年8月-2015年7月文部科学省学術振興局学術調査官。
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
41,800円(税込)/人
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2025/03/10(月)
13:00 ~ 16:30
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