
ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド
★光学フィルムの技術・市場動向から有機EL、マイクロLED 、車載ディスプレイやスマートグラスなどへの応用まで詳説!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:4/14~4/21】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
ディスプレイ向け光学フィルムは、液晶ディスプレイをはじめとして欠かせない機能を果たしており、全世界で数兆円(年間)という巨大な市場を形成しています。当セミナーでは、現在の光学フィルム技術の基礎を把握したうえで、将来のトレンドを展望します。
まずは光学フィルムおよびそれを構成するフォトニクスポリマーの光学的機能や基礎原理について解説を行います。講師の専門である「フッ素化学」が果たす役割についても紹介いたします。次に、各種光学フィルムの基礎原理・特徴や、技術・市場動向等について触れます。最後に、今後の有機EL、マイクロLED 、車載ディスプレイやスマートグラスなどへの光学フィルムの応用の可能性について紹介いたします。
受講対象・レベル
・光学フィルムや光学用樹脂(フォトニクスポリマー)の技術開発者、あるいはそれらを活用するデバイス開発者。および光学フィルム関連のマーケティング担当者。
習得できる知識
・光学フィルム及びフォトニクスポリマーの基礎知識
・光学フィルムの機能、原理
・光学フィルムの市場、将来動向
・新ディスプレイ方式における光学フィルムの役割
セミナープログラム
1.光学フィルムを構成するフォトニクスポリマーの概要
1-1.光学機能とフォトニクスポリマーの分類
1-2.フォトニクスポリマーの個別紹介(分子構造、光学特性)
PMMA、PC、PS、PET、PVA、TAC、COP、PI等
1-3.フッ素系フォトニクスポリマーの活用(役割、付与される機能・特性等)
2.ディスプレイ光学フィルムの基礎と市場
2-1.フラットパネルディスプレイ及び光学フィルムの歴史・変遷
2-2.ディスプレイ光学フィルムの種類・機能と市場動向
2-3.ディスプレイ光学フィルムの原理と特徴(個別紹介)
・偏光板(位相差、直線偏光、円偏光、楕円偏光)
・反射防止フィルム(光学薄膜による多層コート原理)
・輝度向上フィルム
・複屈折制御フィルム(複屈折ゼロ、超複屈折)
・その他のディスプレイ光学フィルム
3.今後のディスプレイに向けた光学フィルムの応用
3-1.ディスプレイに共通する光学フィルムの技術トレンド
・フレキシブル
・指紋付着防止(防汚)
・モスアイ反射防止
・ナノインプリント
・触覚フィードバック技術など
3-2.光学フィルムの今後の応用の可能性
車載用ディスプレイ(大型化、曲面化、透明化、電子ミラー、ヘッドアップディスプレイ等)、
・量子ドット
有機ELディスプレイ
マイクロLEDディスプレイ
スマートグラス(AR、MR、VR)
キーワード:
ディスプレイ,光学,フィルム,偏光板,反射防止,フッ素,車載用,有機EL,量子ドット
セミナー講師
(株)FT-Net 取締役副社長 技術士(応用理学部門) 青崎 耕 氏
<ご専門>
フッ素化学の立場から、電子・光学分野向けの素材、フィルム、部材の開発および商品化
<学協会等>
・特定非営利活動法人 日本フォトニクス協議会(理事)
・公益社団法人 日本技術士会 応用理学部会(常任顧問)
<ご略歴>
AGC株式会社(旧社名:旭硝子)化学品カンパニー
1979年~1989年、 工場(鹿島、千葉)の生産技術部門
1989年、中研転属、透明フッ素樹脂「サイトップ」の開発リーダー、
1992年、世界初の連続ウェット法による反射防止フィルムを開発、上市
1996年、本社転属、PDP用光学フィルターを開発、上市 (BU長)
2002年、新事業推進部 (開発リーダー、マーケティングリーダー、プロダクトマネージャー)
2018年4月 定年退職(62歳)
株式会社FT-Net
2018年6月 取締役副社長
・公的受賞
日本化学会 化学技術賞(2001年)
日本化学工業協会 技術特別賞(2005年)
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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・1名で申込の場合、39,600円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
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受講料
49,500円(税込)/人