ロールtoロールによる高機能フィルム製造のための製膜・延伸技術と塗布・ラミネート技術
★PETやTACなどのフィルム成形から塗布・乾燥など製造工程やトラブル対策
※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
【アーカイブ配信:4/18~4/25】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
プラスチックフィルムは、電子、医療、食品をはじめとした、ほとんど全ての産業で使用され、なくてはならない材料となっている。中でも、通信・エネルギーの分野では、高耐久・高強度などの性能を満たした、高機能フィルムの市場が拡大している。一般に、高機能フィルムの製造は、フィルム成形~塗布~乾燥、場合によってはラミネートの工程が含まれるが、どれも重要かつ高度な製造技術が構築されている。これらは、ロールtoロールにより連続製造されるので、他の工業材料分野でも利用できる汎用性の高い基盤技術である。
本セミナーでは、光学フィルムを始めとする、高機能フィルム製造の代表的な技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な欠陥や問題について、その対策に役立つような事例等も紹介したい。
習得できる知識
・ロールtoロールによる高機能フィルム製造の概要
・フィルム成形における溶融製膜と溶液製膜の違いと設備内容
・PETやTACに代表されるフィルム製膜・延伸工程に関する課題と技術ポイント
・薄膜塗布に採用される数種の塗布方式ならびにその特徴
・塗布乾燥における課題、発生する欠陥とその対策例
・ドライラミネートの課題とその対策例
セミナープログラム
1.ロールtoロール(RtoR)の概要
1-1. RtoRプロセスとは
1-2. バッチプロセスとの比較
1-3. RtoRによる機能付与
2.高機能(機能性)フィルムの概要
2-1. 高機能(機能性)フィルムとは
2-2. 高機能フィルムの構成例
2-3. 高機能フィルムの製造工程
2-4. 適用分野と製品例
3.RtoRフィルム成形技術
3-1. 製膜方法(溶融・溶液製膜)
3-2. PETフィルムの特徴
3-3. PETフィルムの製法
3-4. インフレーションフィルムの製法
3-5. 溶液成膜方法の特徴
3-6. フィルム成形におけるトラブルと対策
4.RtoR塗布技術
4-1. 塗布の基礎
4-2. ロール塗布技術とその構成
4-3. ロール塗布の欠陥/対策例
4-4. ダイ塗布技術とその構成
4-5. ダイ塗布技術課題と対策
4-6. 工業的な課題と対策事例
4-7. 間欠塗布技術の課題と対策技術
5.RtoR乾燥技術
5-1. 乾燥工程の基礎
5-2. 乾燥での欠陥と対策
5-3. 特許にみる、風ムラ対策
6.RtoRラミネート技術
6-1. ラミネートとは/ラミネートの種類
6-2. ドライラミネートとトラブル対策
6-3. 押出ラミネートの構成と商品例
6-4. 熱ラミネートの課題と対策
7.補足1:多層化技術
7-1. 多層フィルム製膜技術
7-2. 多層コーティング技術
8.補足2:塗布関連周辺技術
8-1. 塗布液の調製:課題と対策
8-2. フィルム欠陥の要因と対策
8-3. 表面処理:方式と特徴
8-4. 基材ハンドリング課題と対策
8-5. インライン検査の方法と特徴
スケジュール:
昼食の休憩時間12:00~13:00を予定しております。
※進行によって、多少前後する可能性がございます。
※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。
キーワード:
PET,塗布,ダイ,コーティング,乾燥,ラミネート,多層フィルム,トラブル,セミナー
セミナー講師
ホサナ技研 代表 小川 正太郎 氏
<略歴>
2018年半ばまで、富士フイルム株式会社に在籍し、フィルム製造を中心とした生産技術開発に関わり、生産性向上、品質安定化、コストダウンなどに従事
在籍中に、米国ミネソタ州立大学にて塗布流動の研究、海外メーカでの製造立ち上げ、新規製造技術の開発、写真/印刷・電子/光学・医療等の分野における新商品開発なども経験
同社を早期退職後、技術アドバイザーや技術顧問として、これまで10社以上にて製造技術の支援を行ない、現在に至る
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
受講料
55,000円(税込)/人