スラリーの粒子分散・凝集制御の基礎と高粒子濃度スラリーの分散状態の評価手法および実プロセスへの応用例【LIVE配信・WEBセミナー】

スラリーの粒子分散・凝集制御の基礎と高粒子濃度スラリーの分散状態の評価手法および実プロセスへの応用例~セラミックススラリーから電池電極スラリーまで~について解説します!

■注目ポイント
★スラリーの分散制御に関連する研究を20年以上続け「現場に役立つ基礎研究」をモットーに数多くの企業との共同研究も経験してきた講師が評価の難しい高粒子濃度スラリーを中心に粒子分散・凝集状態の評価手法を解説!

※本講座のお申込みの締め切り日は、2025年3月7日(月)までとさせていただきます。
※本講座の配布用の講演資料としては、「基礎スラリー工学」椿 淳一郎氏、森 隆昌氏、佐藤根 大士氏 (著)(丸善出版)を使用いたします。本講座の開催が決定いたしましたら、当該書籍を受講者皆様に、開催日前日までにご送付いたします。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    ★現代社会を支える電子機器になくてはならないリチウムイオン電池やセラミックスコンデンサーなどはスラリーから作られており、スラリー調製が製品性能を決定づけると言っても過言ではないでしょう。しかし、スラリーは単に“レシピ”が同じというだけでは“同じスラリー”ができるものではなく、スラリーの特性を制御することは容易ではありません。またそもそも、スラリー中の粒子の状態(分散状態)がどうなっているかを的確に評価できる人は少なく、まして複数の種類の粒子からなるリチウムイオン電池電極用スラリーなどの評価は、手もつけられないのではないでしょうか?

    ★本セミナーではそのような悩みに答えられるように、液中での粒子の分散の基礎から解説し、よりよいスラリーを作るためのヒントをつかんでいただけたらと思います。特に、スラリー中の粒子の分散状態の評価が重要であるとの考えから、濃厚系は濃厚系のまま評価すること、測れるものを測るのではなく、測るべきものを測ることの大切さを実例とともに解説します。

    習得できる知識

    液中の粒子分散・凝集状態を支配する因子、液中の粒子分散・凝集状態を評価する手法
    スラリーの流動性を評価する方法、粒子の濡れ性(接触角)を測定する方法
    スラリー特性と成形体特性の関係

    セミナープログラム

    1.イントロダクション
     1-1. スラリー評価の前に知っておきたいこと
     1-2. なぜスラリーが必要なのか?
     1-3.濃厚スラリーの粒子径分布測定(希釈前後の粒子分散状態の比較)
        濃厚スラリーを希釈して測定した粒子径分布は分散状態を評価したことになるのか?

    2.液中粒子の分散・凝集を支配する因子
     2-1. DLVO理論
     2-2. 非 DLVO力

    3.スラリーの流動性評価
     3-1. 流動挙動の種類
     3-2. 流動性評価法
     3-3. 流動性評価の実例
     3-4. 見かけ粘度の測定で注意すべきこと

    4.スラリー中の粒子集合状態評価技術
     4-1. 重力沈降,遠心沈降試験
      4-1-1. 測定原理及び実験方法 4-1-2.測定結果の実例
     4-2. 静水圧測定法
      4-2-1. 測定原理及び実験方法
      4-2-2. 測定結果の実例
     4-3. ナノ粒子の分散・凝集状態評価(浸透圧測定法)
      4-3-1. 測定原理及び実験方法
      4-3-2. 測定結果の実例
     4-4. 希薄系での直接観察
     4-5. 希釈したスラリーの粒子径分布測定(希釈前後の比較)

    5.スラリー評価の応用例
     5-1. 噴霧乾燥(スプレードライ)
      中実球形顆粒を作るには?
     5-2. リチウムイオン電池正極
      多成分スラリーを評価するには?
     5-3. チタン酸バリウム
      シート成形で成形体密度を制御するには?
     5-4. アルミナ
      鋳込み成形で成形体密度を制御するには?
     5-5. スラリー特性の経時変化
      スラリー特性が時間とともに変化するのはどういう場合か?

    6.粒子の濡れ性(接触角)測定
      6-1.異なる溶媒に対する粒子の接触角と分散のしやすさ
      6-2.表面改質の効果の接触角による評価

    7.まとめ&法政大学大学院スラリー工学研究所の紹介

    【質疑応答】

    セミナー講師

    法政大学  生命科学部 / 教授  森 隆昌 氏

    略歴
    1997年3月 名古屋大学工学部分子化学工学科 卒業
    1999年3月 名古屋大学工学研究科博士課程前期課程 修了
    2002年3月 名古屋大学工学研究科博士課程後期課程 修了(博士(工学))
    2002年4月 名古屋大学工学研究科物質制御工学専攻 助手
    2013年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 准教授
    2016年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 教授
    現在に至る

    2009年6月~10月
    メルボルン大学客員研究員
    2011年7月~ 9月
    JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム ストックホルム大学客員研究員
    2012年7月~ 9月
    JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム シンガポール大学客員研究員

    セミナー受講料

    【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
      2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。


    申込締日: 2025/03/07

    受講料

    49,500円(税込)/人

    申込締日:2025/03/07

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    無機材料   物理化学   物理化学

    申込締日:2025/03/07

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    49,500円(税込)/人

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    キーワード

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