
セミナー趣旨
工場排水の処理技術は、生産活動において必要不可欠な技術です。
一方、工場から出る廃水は千差万別であるため排水に係る法体系から理解し、基準を順守することが必要であると共に、廃水の種類に応じた排水処理をすることが極めて重要です。
本セミナーでは排水の種類に応じた排水処理方法について基礎から応用までを説明します。
受講対象・レベル
生産/製造部門、生産技術部門などで工場排水の処理に直接携われている方
または環境保全を目的として工場排水の管理監督を行われている間接部門の方
セミナープログラム
1.はじめに
1.1 水の現状と問題点
2.水質に関する法体系の概要
2.1 環境基本法に定める環境基準の考え方
2.2 水質汚濁防止法に定める排出基準の考え方
2.3 排出基準より厳しい基準の背景と考え方
3.廃水別処理方法の原理と処理工程及び設備の概要
3.1 生活系(有機系)廃水の特徴と処理技術
3.1.1 標準活性汚泥法
3.1.2 嫌気・無酸素・好気法(A2O法)
3.1.3 膜分離活性汚泥法
3.2 酸系廃水の特徴と処理技術
3.2.1 凝集沈殿法
3.2.2 新しい凝集沈殿法
3.3.3 その他の処理技術
3.3 油系廃水の特徴と処理技術
3.3.1 加圧浮上法
3.3.2 嫌気性生物処理法(嫌気性硝化法)
3.4 廃水処理に於ける関連技術
3.4.1 消毒技術
3.4.2 個液分離技術(脱水技術)
4.廃水処理に於ける今後の課題
4.1 課題の概要
4.2 事業継続計画(BCP)の観点からの課題
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
井辺技術士事務所 技術士(上下水道部門、衛生工学部門、化学部門、総合技術監理部門、APECエンジニア)
井辺博光 氏
静岡大学大学院工学研究科工業化学専攻を修了後、(現)日本製鉄君津製鉄所で高炉廃水の高度処理に関する研究を経た後、(現)株式技社デンソーの工場廃水の処理技術に関する研究に従事。その後、米国や韓国において新しい工場及び排水処理施設を建設・立ち上げを行ってきた。
現在は、排水処理技術に関するセミナーなどの講師、大学での非常勤講師などを務めている。
セミナー受講料
1名につき
会員 44,000円(本体 40,000円) 一般 48,400円(本体 44,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
48,400円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
48,400円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
汚染物質排出抑制技術 化学反応・プロセス
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
48,400円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
汚染物質排出抑制技術 化学反応・プロセス関連セミナー
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2025/04/15(火)
13:00 ~ 16:30
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