
大気中CO2の直接回収技術
★ DACの実用化に向けた技術開発動向 経済性の観点からの課題!
セミナープログラム
【10:30-12:00】
1.NETs/DACの技術開発・事業化の最新動向
千代田化工建設(株) フロンティアビジネス本部 テクニカルアドバイザー 細野 恭生 氏
【講座の趣旨】
DACCSに代表されるネガティッブエミッション技術(NETs)は、排出が避けられないGHG(ハードツーアベード)分を相殺するCDR(CO2除去)として2050年カーボンニュートラル達成には必須である。現在、世界では多くのNETs技術開発プロジェクトが立ち上がり、その中で欧米では100万t/年規模のDACがCDRクレジット等を背景に実装されつつある。本講演では、NETs(とりわけDAC/BEC)の脱炭素におけるポジションを確認し、その要素技術および事業サプライチェーンの最新動向を俯瞰する。また安定供給、経済性、環境性を確保するための持続可能性(Sustainability)のポテンシャルと課題についても詳しく述べる。
1.脱炭素社会に向けたCDRの潮流
1.1 DAC/BECなどのNETsが要求される背景
1.2 NETsによる脱炭素シナリオとポテンシャル
1.3 政策・制度・規格
2.CDR/NETsの開発・実用化動向
2.1 CDR/NETs技術の内容
2.2 DAC技術の詳細と動向
2.3 BEC他NETs技術の概要
3.CDR事業サプライチェーンの持続可能性
3.1 炭素強度と持続可能性
3.2 NETsによるCDR事業の経済性
4.国内外のDACCS/BECCS等プロジェクト
5.今後の展開
【質疑応答】
【13:00-14:30】
2.大気中CO2回収技術の動向とその吸収液、プロセス開発
名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター 准教授 博士(工学) 町田 洋 氏
【講座の趣旨】
大気中からの二酸化炭素直接回収(Direct Air Capture, DAC)は、大気中400ppmの二酸化炭素を分離回収する技術であり、極めて困難である。化学吸収、物理吸着、膜分離など、いくつかの分離技術があるが、その中でも化学吸収法は、二酸化炭素分離回収技術として最も古くから利用されている。
本講座では、DACの背景および研究室で開発を進めているムーンショット型研究開発事業「冷熱を利用した大気中二酸化炭素直接回収の研究開発Cryo-DAC(R)」の概要、吸収液開発、ベンチ試験装置、大阪・関西万博出展に関して報告する。また、昨年度訪問したクライムワークス社のDAC実証機の設備見学についても報告する。
1.DACに関して
1.1 背景
1.2 DACのエネルギーコストに関して
1.3 DACの研究例
2.Cryo-DAC(R)に関して
2.1 Cryo-DAC(R)とは
2.2 Cryo-DAC(R)用吸収液の開発
2.3 Cryo-DAC(R)のベンチ試験機
2.4 大阪・関西万博での出展
3.クライムワークス社の実証機見学に関して
3.1 概要
3.2 施設見学
3.3 所感
4.まとめ
【質疑応答】
【14:45-16:15】
3.大気中の直接CO2回収(DAC)に用いる固体吸収材の評価とプロセス開発
(株)KRI 環境化学プロセス研究部 主任研究員 白石 浩憲 氏
【習得できる知識】
DACプロセスや固体吸収材に関する基礎知識、実用的な吸収材の性能評価手法、プロセス開発の進め方やプロセス設計・経済性評価の考え方
【講座の趣旨】
カーボンニュートラル社会の実現に不可欠とされる大気中からのCO2直接回収(DAC)プロセスにおいてキーマテリアルとなるのが固体吸収材です。DACプロセスの社会実装のために高性能な固体吸収材の開発と経済的なプロセスの構築が待望されています。本講座では、プロセス設計を目的とした固体吸収材の性能評価手法と、得られたデータから経済的なプロセスを開発するための手法や事例をご紹介します。
1.DACプロセスと固体吸収材について
1.1 ネガティブエミッション技術の役割
1.2 DACプロセスの概要
1.3 各種CO2回収技術の比較と固体吸収材の特長
1.4 固体吸収材の開発トレンドと技術課題
2.固体吸収材の評価手法
2.1 熱天秤を用いた性能評価
2.2 ガス吸着装置を用いた性能評価
2.3 破過試験による性能評価
2.4 KRIにて開発したCO2吸着サイクル評価装置
3.性能評価データを用いたプロセス開発
3.1 プロセス開発の進め方
3.2 吸着プロセス設計の基礎
3.3 DACプロセスの特性
3.4 DACプロセスの経済性評価
【質疑応答】
セミナー講師
1.千代田化工建設(株) フロンティアビジネス本部 テクニカルアドバイザー 細野 恭生 氏
2.名古屋大学 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター 准教授 博士(工学) 町田 洋 氏
3. (株)KRI 環境化学プロセス研究部 主任研究員 白石 浩憲 氏
セミナー受講料
1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕
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