
陸上養殖ビジネス参入のための法律知識とファイナンス手法のポイント~事業として養殖技術を進める上で重要な法令について学ぶ~
陸上養殖に参入するにあたり必要となる基礎的な法律知識を解説するとともに、考えられる融資・投資スキームについて検討したいと思います。
陸上養殖の基本的なお話も含めつつ、法的規制・法的側面の解説を中心にお話させていただきます。
セミナー趣旨
近年、漁業生産量が減少傾向にある我が国において、自然災害によるリスクや環境負荷を軽減しながらこの問題に対応できる陸上養殖が注目を集めています。本セミナーでは、陸上養殖に参入するにあたり必要となる基礎的な法律知識を解説するとともに、考えられる融資・投資スキームについて検討したいと思います。
受講対象・レベル
・陸上養殖事業への参入を検討しており、適用される法令の基礎的な知識や資金調達方法のポイントを知りたいと考えている方
・陸上養殖事業への投融資を検討しており、コンプライアンス面から陸上養殖事業について知りたいと考えている方
・その他本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
本テーマに興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・陸上養殖事業に適用される法令の基礎的な知識
・陸上養殖事業を実施する際の資金調達方法の基礎的な知識・ポイント
セミナープログラム
1.陸上養殖事業の概要
1)掛け流し方式および閉鎖循環方式
2)海面養殖と比較した陸上養殖のメリット
2.陸上養殖事業に適用され得る主な許認可・法令
1)陸上養殖事業の開始時
a)陸上養殖の許可制・届出制
2)養殖魚の生産時
a)行政に対するレポート - 内水面漁業振興法
b)餌の使用 - 飼料安全法
c)疾病の予防
・薬機法
・持続的養殖生産確保法
d)ゴミや排水の処理
・廃棄物処理法
・水質汚濁防止法
3)出荷・流通時
a)食の安全
・食品衛生法
・食品安全基本法
b)養殖魚の取引における留意点
・水産物・水産加工品の適正取引推進ガイドライン
・養殖業に係る適正取引推進ガイドライン
3.養殖事業における資金調達
1)資金調達の現状と課題
a)養殖事業の経営実態把握の難しさ
b)商社金融のメリットとデメリット
c)養殖業事業性評価ガイドラインの策定
d)考えられる資金調達方法
2)漁業投資ファンドによるエクイティ出資(投資円滑化法を中心に)
3)担保権に関する留意点
a)生け簀内の養殖魚に係る担保権の設定方法
b)養殖魚を担保対象とする場合の固有の論点
4)アセットファイナンスの可能性
5)プロジェクトファイナンスの可能性
■講演中のキーワード
陸上養殖、届出、適用法令、出資、ローン、アセットファイナンス、プロジェクトファイナンス、担保権
セミナー講師
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 Agri Food Practice Group (AFPG) 弁護士 松本 直己 氏
■ご略歴
2014年 東京大学法学部卒業
2015年 弁護士登録、西村あさひ法律事務所(現西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)入所
2023年 New York University School of Law (LL.M.)卒業
2024年 ニューヨーク州弁護士登録
2023年-2024年 みずほ銀行(ロンドン支店)出向
■ご専門および得意な分野・ご研究
農林漁業法務
プロジェクトファイナンス(再生可能エネルギー、蓄電池、空港、道路、衛星etc.)
アセットファイナンス(船舶、航空機、コンテナetc.)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
40,700円(税込)/人