専門家「佐々木 裕」プロフィール
これまで四十年近く東亞合成㈱という化学系メーカーに所属し、各種の機能性高分子の研究開発に関わってきました。
海外留学をきっかけとして発見したオキセタン樹脂という新規材料の工業化にも成功し、その実用化において、各種の分析・観察、レオロジー測定、シミュレーション等の多様な評価技術にも携わってきました。
近年は、基盤的な技術の確立につながるような基本的な事項に関する学会発表にも注力しています。
これまでに身につけてきた幅広い知見は新規材料を設計していく際にも有効に応用でき、これまでの多様な経験は新たな分野の研究・開発業務の推進に役立つものと信じております。
企業での研究・開発では、設定された開発目標の背後にある潜在的な障壁を見極め、その実現可否について適切なゲートを設定しながら判断していくことが大変に重要です。
そのような判断の際に、サイエンスとしての原理原則に基づく論理的な考え方と既知の理論にとらわれない自由な発想とをミックス・アップすることで、企業での研究・開発に必須となるアプローチを推進する際の支援ができるものと確信しております。
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