クリーン化の基礎知識 ~クリーンルームの維持と管理に関わる全ての人へ~
構成・収録時間
DVD-VIDEO 1枚160分
分野
環境マネジメント > クリーン化技術
生産マネジメント > 生産マネジメント総合
制作
価格
18,480円 (税抜 16,800円) 4点 在庫あり
商品説明
その理由は、クリーン化技術が社外秘の閉鎖的なノウハウであることと、クリーンルームさえ作れば、歩留まりや品質が向上するという神話や先入観です。
【チャプター】
- はじめに
- クリーン化の見方、考え方
- クリーン化の目的
- クリーン化で重要なこと
- クリーン化4原則について
- クリーンルームの方式と特徴
- クリーンルーム現場改善:クラス別パーティクル起因比較
- 発塵事例:見えない持ち込みと発塵
- クリーンルーム内の気流
- クリーン化活動のステップ展開
- クリーンルーム分析について
- クリーン化診断指導について
- クリーン設備診断について
- クリーンルームの清掃について
- 人財育成 海外拠点の事例紹介
- クリーン資材について
- おわりに
・現場の若手から中堅社員、管理職
・現場でクリーン化推進や品質向上活動を推進されている方
・クリーンルームの現場活動を支援している技術、品質、保全、安全担当の方
・クリーンルーム作業者の指導・育成担当の方
・クリーンルーム現場を管轄している、あるいは現場活動を指導している経営者や管理職
・クリーン化技術の基礎知識
・品質、歩留まり向上への貢献
・クリーンルームに関連する人財育成、安全確保
・現場体質強化のための改善案(利益体質への基盤づくり着眼点)
講師からのコメント
微小異物付着等の原因でクレームが頻発すると、取引先様から製造現場のクリーンルーム化や環境改善を要求されることがあると思います。しかし、実際にクリーンルーム化しても、その管理方法等クリーン化技術の供与や指導はほとんど得られないのが実情ではないでしょうか。
この理由には、以下の2つが挙げられます。
1つ目は、技術の公開や指導をすることは、自社のクリーン化技術の流出であり、同時に供与された技術を使うことで、他の取引先様の品質や歩留まりも向上する。
つまり、他の取引先様は何もしないで恩恵を受けられることになります。これを避けるため、クリーン化技術は他社には教えない、手の内を見せないと言う閉鎖的な技術となっています。昔から“クリーン化は経営に直結する。故に企業の競争力である”と言われて来ました。
今では表面的、部分的には公開されるようになりましたが、泥臭い本当のノウハウは各社とも公開していません。
取引先様はクリーン化を指導しない、あるいは指導出来ないのにクリーンルーム化を要求し、受け手側の経営者や管理職の方もそれを鵜呑みにするケースです。そして“クリーンルームにしたけれど、お金ばかりかかって肝心の品質や歩留まりが向上しない”と言う疑問やぼやきが出て来ます。どちらにしても、品質、歩留まりの向上は期待できません。
クリーン化技術は大きな技術が存在するのではなく、小さな技術の積み重ねです。その一つ一つに“なぜ”があります。それらを理解、標準化し、適性に管理することで、投資に対しての効果が期待できます。
内容紹介
1.はじめに
- クリーン化とは
- クリーン化の歴史
- 米国の反省と日本の現状
2.クリーン化の見方、考え方
- なぜクリーン化が必要か
3.クリーン化の目的
- クリーン化の目的
- クリーン化の効果を考える
4.クリーン化で重要なこと
- クリーン化成功の条件
- なぜを考える
- なぜ更衣室があるか
- なぜ防塵衣を着るのか
- なぜ防塵衣には着脱順序があるのか
- 参考:防塵衣のクリーニングについて
5.クリーン化4原則について
6.クリーンルームの方式と特徴
7.クリーンルーム現場の改善:クラス別パーティクル起因比較
8.発塵事例:見えない持ち込みと発塵
9.クリーンルームの気流について
- 気流の可視化
- クリーンルーム不具合事例
10.クリーン化活動のステップ展開
- ハインリッヒの法則
- クリーン化3ステップの概要
- ゴミの見方
事例:二次更衣室のゴミ
11.分析について
- 合理的、効率的なゴミの分析
12.クリーン化診断指導に付いて
- クリーンルーム付帯設備の不具合事例
13.設備診断について
- 安全最優先
- 設備診断から見えるもの
- 付帯設備の劣化事例
14.クリーンルームの清掃について
- クリーンルームはクリーニングルーム
- 清掃手順 中国の管理職の清掃例
15.人財育成 海外拠点の事例紹介
- その場で即指導-シンガポール
- 背中で育てる-インドネシア
- 掲示の参考例-褒める-中国
16.クリーン資材について
- クリーン資材は自分たちで使用して評価、納得して購入する
17.おわりに