商品説明
新型コロナウイルスが変えるパッケージ最新市場マップ
素材メーカー、コンバーター、エンドユーザーの新規包装設計と勢力地図
発行:2020年8月24日
本書の特徴
◆ 新型コロナの影響で包装産業はどう変わるか!徹底した取材によりその実態を分析!
◆ 外食、デリバリー、スーパー・コンビニ等の小売業界など、コロナの影響を大きく 受けたエンドユーザーの対策と、それに対応するパッケージング業界の対応を詳述!
◆ その結果、どの包装材料が需要を伸ばしたか! それは一過性の現象か、あるいは今後も定着するのかも展望した!
発刊にあたって
現在、パッケージ産業は、元々叫ばれていた「地球環境へ配慮するパッケージ」や「資源保護を促進するパッケージ」に加えて、食品ロスの低減や包装材としての利便性の追求、パッケージ内容物の品質保持期間の延長要求など、様々な要求が課されるようになっている。もはや酸化防止や防湿性を促進する従来のバリアーパッケージだけではすべてのニーズを満たしきれないところにきている。そのため、このような多くの要求のいくつかを同時に満たさなくてはならない複合機能を持つパッケージ設計がますます必要とされている。
このようなパッケージ環境に加えて、現在世界中を席巻している「新型コロナウイルス」への対応をパッケージとしても行うことが重要視され、各包材サプライヤーとも適材適所としてのパッケージの提案を行ったり、用途ごとにパッケージ形態を根本から見直したりしている。
更にはその進行形としてパッケージへの付加機能を付与するなど、現在多くのトライアルがなされつつある。
食品、飲料、トイレタリー、化粧品、医薬品、雑貨などの分野における(パッケージから見た)エンドユーザーも、当然のことながら現状新型コロナウイルスの影響下にあり、そのため各製品パッケージ作りにおいても従来の包装形態、包装材料からの「設計変更」を強いられている。
本資料は、これらエンドユーザーの動向を踏まえながら、包装材料メーカー、コンバーターへヒアリングを行い(直接面接取材が困難なケースでは、メール&電話での取材)、新型コロナウイルス下におけるパッケージが「現状どのように推移しているのか」そして「それは一過性のものなのか、今後も定着していくのか」を定量的・定性的に分析したものとなっている。
新型コロナウイルスと日々戦いながらパッケージ戦略を練っている多くの包材サプライヤーやエンドユーザーの皆様に、少しでもパッケージ設計のヒントとなる資料に仕上がっていれば幸いである。「Withコロナ」などとは決して言ってはならない業界なのであるから。
2020年8月 シーエムシー・リサーチ調査部
内容紹介
第1章 総論 ~新型コロナウイルス共生期に市場拡大する包装材料~
1-1.包装環境の変化に対応する素材メーカー、コンバーターの動向
1-2.新型コロナ影響下のプラスチックシートの用途動向、サプライヤー動向
1-3.新型コロナ影響下のバリアーフィルムの用途動向、サプライヤー動向
1-4.新型コロナ影響下の機能性包装材料の用途動向
第2章 新型コロナウイルス影響下における各種業界の動向と対策
2-1.外食産業
2-2.デリバリー市場
2-2-1.出前館
2-2-2.Uber Eats
2-2-3.楽天デリバリー
2-2-4.LINEデリマ
2-2-5.dデリバリー
2-3.小売業界
第3章 新型コロナ影響下で需要量が変化する包装材料及び終製品群
3-1.需要量に変化がみられる包装材料
3-1-1.PSPトレー
3-1-2.業務用ラップフィルム
3-1-3.HIPSシート
3-1-4.OPSシート
3-1-5.A-PETシート
3-1-6.透明PPシート
3-1-7.フィラードPPシート
3-1-8.耐熱発泡シート
3-1-9.多層バリアーシート
3-1-10.業務用チャック袋
3-1-11.詰替えパウチ
3-1-12.スパウトパウチ
3-1-13.バッグ・イン・ボックス
3-1-14.輸液バッグ・バリアー外袋
3-1-15.多層バリアーボトル
3-1-16.押出チューブ
3-1-17.ラミネートチューブ
3-1-18.ボトル用ラベル
3-1-19.チルド飲料カップ
3-1-20.PVDCコートOPPフィルム
3-1-21.PVA系コートOPPフィルム
3-1-22.多層バリアーONYフィルム
3-1-23.PET透明蒸着フィルム
3-1-24.ONY透明蒸着フィルム
3-1-25.PETアルミ蒸着フィルム
3-1-26.CPPアルミ蒸着フィルム
3-1-27.CPPレトルトフィルム
3-1-28.包装用アルミ箔
3-1-29.レジ袋
3-1-30.ゴミ袋
3-1-31.包装用粘着ラベル
3-1-32.飲料用PETボトル
3-1-33.紙器
3-1-34.液体紙容器
3-1-35.飲料/食品用紙カップ
3-1-36.段ボールシート
3-2.需要量に変化がみられる終製品
3-2-1.レンジアップ食品
3-2-2.ポンプフォーマー(ハンドソープ)
3-2-3.レトルトカレー
3-2-4.レトルトパスタソース