- 使いづらいと感じた設計ルール
- 長すぎる進捗報告の仕方
- 連絡ミスが発生した開発環境の更新
- 設計データの共有がうまくいかなかった事例
- 他部署とのミスコミュニケーション
開発中こそ気づきを記録する 新規事業・新商品を生み出す技術戦略(その32)
2018-11-05
今回は開発中にやっておくべき「気づきメモ」について解説します。
開発が始まると、どうしてもQCD目標を最優先に開発・設計を行うと思います。この開発・設計の真っ只中に是非、並行して実施してほしい作業が、「気づきメモ」です。
どんなことをメモするかと言いますと、以下のように「次のステップで解決したい課題や気づき」です。
この時、改善策を提案できるならば、改善案を記載します。現段階で改善策がなくとも、業務にやりづらさを感じたものは全てメモしておくことが重要です。また忘れてはいけないのが、よかったことをメモすることです。
ルールにしていなくてもメンバーが自発的に改善した事例も記録として残します。
そしてこの「気づきメモ」は開発メンバーで共有し、いつでも誰でも記載できるようにしておきます。こうしておくことで、「まさに今、感じた・発生した課題や良い事例」を記録できるため、漏れなくPDCAのCのチェックができます。
意外と盲点になりやすいのですが、後でまとめて開発フィードバックをしようとすると、その時点では忘れていたり、事実と違う解釈をしてしまっていたり...
と意味のない会になりかねないものです。気づいた時に簡単に記録に残すシステムを作っておく、これがPDCAを上手に回し、開発組織のスキルを上げるコツです。