技術士第二次試験対策:論文を時間内に書くための時間管理方法(その2)

 

1.選択科目での時間管理方法

 

【特集】技術士第二次試験対策:技術士第二次試験に関する記事まとめページはこちら!口頭試験や論文対策などのポイントについての記事を紹介しています。

【この連載の前回へのリンク】

 

1.1 時間配分

選択科目は、専門知識(600字×1枚)、応用能力(600字×2枚)、問題解決能力及び課題遂行能力(600字×3枚)です。必須科目と同じように考えれば選択科目での時間管理ができます。ただ、選択科目はこれらの問題を3時間30分で解答します。そこで、例えば、専門知識を30分、応用能力を1時間、問題解決能力及び課題遂行能力を2時間で解答すると考えると時間管理ができます。なお、答案用紙(600字)1枚に解答を書く時間を20分と考えます(前回の記事参照)。

 

1.2 選択科目(専門知識)

答案用紙1枚に解答を書く時間は20分です。試験時間が30分なので、解答を書く時間が20分、解答を考える時間が30分-20分=10分です。すなわち、

 

1.3 選択科目(応用能力)

答案用紙2枚に解答を書く時間は2枚×20分/1枚=40分です。試験時間が1時間なので、解答を書く時間が40分、解答を考える時間が60分-40分=20分です。すなわち、

 

1.4 選択科目(問題解決能力及び課題遂行能力)

必須科目と同じです。

 

2.解答を書く時間を確認する

このように考えることで、試験時間内で論文を書くための時間管理ができます。ただし、各問題での時間管理の内容は、答案用紙(600字)1枚に解答を書く時間を20分と考えた場合の結果です。

 

一度、答案用紙(600字)1枚に解答を書く時間を確認してください。例えば、模擬問題の解答を丸暗記してそれを書き出す時間を確認してください。これを基準にして、「解答の骨子だけが頭の中にあり骨子の肉付け内容を考えながら書く場合には〇分かかるだろう」などのように考えて、答案用紙(600字)1枚に解答を書く時間を確認してください。

 

このような時間管理方法を知っておくだけでも安心して受験ができます。「書く時間が...

〇分だからまだ解答を考えることができる」と考えることができるからです。出たとこ勝負での時間の使い方では、前回の記事で書いた受験生のように「解答がわかっていたが、それを時間内で書くことができなかった」のようになるかもしれません。

 

試験まで残り2か月です。今回の記事を参考にして、試験場で、試験時間内で論文を書くための時間管理を行ってください。

 

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