【次世代エネルギー車とものづくり 連載目次】
- 1. Hyundai NEXO試乗レポート
- 2. トヨタ ミライ試乗レポート
- 3. FCEVの販売数
- 4. Hyundai IONIQ5 試乗レポート
- 5. Hyundai IONIQ5 走行と機能
- 6. トヨタ bZ4X試乗
- 7. EV試乗比較 bZ4X vs IONIQ5
カーボンニュートラル対応として次世代エネルギー車のニーズが高まっています。実際に試乗しその可能性と課題を探っています。これまで、世界で市販されている2車種ともに試乗しました。 HYUNDAI(ヒョンデ)自動車の燃料電池自動車(FCEV) NEXO(ネッソ)とトヨタ自動車のFCEVのミライ(初代)です。
次に、この2台の販売台数を、当社でオリジナルに調査しました!
1.2021年のFCEV グローバル台数
FCEV乗用車の2021年1月~12月のグローバル台数を調べました。(試乗でレポートしている車種は初代のミライですが、この期間は新型ミライの台数となります)
NEXOが9,621台、新型MIRAIが5,918台です。NEXOがミライの2倍弱の販売台数で、NEXOは韓国国内主体です。一方グローバルとしてはミライです。
それぞれの国内と輸出の台数は次のようです。
それぞれの国内販売台数の推移をグラフにまとめました。
韓国内では日本の4倍販売されています。先にレポートしたように水素ステーションの普及と利便性の差があるかもしれません。
2.トヨタ生産方式によるカイゼン
新型ミライの開発では、トヨタらしさが発揮されています。カイゼンの積み上げでの品質と生産性の向上です。
詳細に関しては、昨年の自動車技術会の春季学術発表でトヨタ自動車から講演がありました。また、生産担当することとなった豊田合成からは、いなべ工場での生産開始のニュースリリースとともに、生産性に関しても紹介されています。
トヨタ生産方式をプラスチックや成形加工に応用する件に関しては、月刊「プラスチックス」に長期連載していますのでご参照ください。今後、トヨタで実践してきた目線でのポイントサマリをものづくりCOMの記事でもご紹介を予定しています。また、ものづくりCOMのオンデマンドセミナとして...