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◆こんな方におすすめ!=スクリーン印刷を体系的に学び直したい=
「ペーストプロセス理論」では、高品質な印刷のための適正な印刷条件とスクリーン版の条件は、目的によりおのずから決まっており、それを前提として印刷した結果は、インキ・ペーストの印刷性能で決定するという考え方です。このため、前提条件の適正化となぜそうするべきかの考え方が最も重要となります。
◆スクリーン印刷とは
スクリーン印刷は、安価な道具で量産印刷ができる印刷工法です。スクリーン版とインキ、そして手刷り用のスキージがあれば、非印刷物である機材を平坦なステージに固定するだけで、容易に印刷することができます。
印刷品質は、「スクリーン版とインキ」で決まるため、これらを適正化すれば手刷りでも30ミクロンラインを印刷することが出来ます。写真は、大阪のステンレスメッシュメーカーが欧州の展示会で、来場者に手刷りで30ミクロンライン印刷を体験してもらっている様子と印刷物の拡大画像です。揮発性が低いガラス基板用の高粘弾性インキ(銀ペースト)をインクジェット用のシートに印刷しています。使用したスクリーン版のメッシュは、線径15ミクロンの650メッシュです。
未だに、スクリーン印刷は、職人技が必要だと思っている方が多いようですが、実際は、「手刷りで、誰でも30ミクロンラインが印刷できるほど安定した印刷工法」です。
しかしながら現在、多くのスクリーン印刷現場では、「スクリーン版とインキ」を高度に適正化されているとは言えません。また、スキージを始めとする多くの「前提条件」も適正化されていないケースもあり、作業者のテクニックに頼っていることが多いようです。
高品質スクリーン印刷評論、次の連載でものづくりドットコム 登録専門家の佐野 康氏が詳しく紹介しています。
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