内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その36)

 

2022年9月12日に掲載した「内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その1)」の中で「内容が明確に伝わる技術文書を書くための4項目」として以下の4項目を書きました。この4項目を「理解・習得・実践」することで、内容が明確に伝わる技術文書を書くことができます。

 

今回は、これらの4項目のうち、「(4)日々のオンザジョブトレーニングを実践する」について解説します。

【この連載の前回:内容が明確に伝わる技術文書の書き方(その35)へのリンク】 

1.日々のオンザジョブトレーニングとは

日々のオンザジョブトレーニングとは継続学習のことです。つまり、内容が明確に伝わる技術文書の書き方を学ぶためのトレーニングのことです。仕事を通してトレーニングをすることから日々のオンザジョブトレーニングです。具体的には、下記の「内容が明確に伝わる技術文書の書き方の3原則」と「6つのルールと18の書き方」を使って様々な仕事に関する技術文書を書くことです。

 

 

 

日々のオンザジョブトレーニングの実践で、内容が明確に伝わる技術文書の書き方が習得できます。また、この書き方がレベルアップします。例えば、サッカーを学ぶことを考えます。「止める、運ぶ、蹴る」などの動作は日々のトレーニングで習得できるとともにその技術がレベルアップします。日々のオンザジョブトレーニングの実践もサッカーを学ぶことと同じです。

 

2.日々のオンザジョブトレーニングの内容

日々のオンザジョブトレーニングには以下に示した4つのトレーニングがあります。

 

2.1 基本のトレーニング

このトレーニングは「内容が明確に伝わる技術文書の書き方の3原則」と「6つのルールと18の書き方」を使って仕事に関する様々な技術文書を書くことです。例えば、これらの書き方を使って業務報告書、会議で使う資料などを書くことです。また、メールも技術文書なのでメールを書くことも基本のトレーニングです。

 

2.2 会話を通したトレーニング

このトレーニングは、仕事で会話をするときに、書き方の3原則の考え方と18の書き方の考え方を使うことです。技術文書を書くこととは、書き手が読み手に技術文書を通して内容を伝達することです。仕事の中で会話をすることとは話し手が...

聞き手に言葉を通して内容を伝達することです。どちらもコミュニケーションなので「会話を通したトレーニング」が成立します。

 

次回に続きます。

【参考文献】

森谷仁著、「マンガでわかる技術文書の書き方」、オーム社、令和4年3月25日

 

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