JIS G3106 溶接構造用圧延鋼材:金属材料基礎講座(その102)

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JIS G3106 溶接構造用圧延鋼材:金属材料基礎講座(その102)

 

SM〇〇〇のように表記されます。SMはSteel Marine、数字は引張強さ(MPa)を表しています。数字はSS材と同じく引張強さ(MPa又はN/mm2)を表します。元々は溶接船体用の材料として生まれました。SS材よりも溶接性に優れています。

 

引張強さによってSM400、SM490、SM520、SM590の4種類があります。

 

さらにSM400とSM490はそれぞれA、B、Cの3種類があります。Cほど主に炭素量が低くなりますが、大きな違いはシャルピー衝撃試験 注1)の吸収エネルギーに差があります。

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注1)【用語解説】シャルピー衝撃試験(シャルピーしょうげきしけん、英: Charpy impact test)とは、切り欠きのはいった角柱状の試験片に対して高速で衝撃を与えることで試験片を破壊し、破壊するために要したエネルギーと試験片の靭性を評価するための衝撃試験である。また、シャルピー衝撃試験はフランスの技術者、ジョルジュ・シャルピーが考案した。試験片の破壊に要したエネルギー[J]を切欠部の原断面積[cm2]で割ったものをシャルピー衝撃値[J/cm2]といい、靭性を表すのに用いられている。(引用:Wikipediaから、https://ja.wikipedia.org/wiki/、最終更新 2023年7月8日 (土)  )。

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またSM490YA、SM490YBおよびSM520B、SM520Cはそれぞれ化学成分は同じですが、吸収エネルギーに差があります。いずれの材料もA、B、Cと変化するにつれてグレードや信頼性がアップします。SM490AとSM490YAでは引張強さは同じですが、SM490YAの方が降伏点が高いです。

 

SM材の化学成分、機械的性質、吸収エネルギーを表1、表2、表3に示します。SM材は橋梁、船舶、車両、タンクなどに使用されま...

JIS G3106 溶接構造用圧延鋼材:金属材料基礎講座(その102)

 

SM〇〇〇のように表記されます。SMはSteel Marine、数字は引張強さ(MPa)を表しています。数字はSS材と同じく引張強さ(MPa又はN/mm2)を表します。元々は溶接船体用の材料として生まれました。SS材よりも溶接性に優れています。

 

引張強さによってSM400、SM490、SM520、SM590の4種類があります。

 

さらにSM400とSM490はそれぞれA、B、Cの3種類があります。Cほど主に炭素量が低くなりますが、大きな違いはシャルピー衝撃試験 注1)の吸収エネルギーに差があります。

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注1)【用語解説】シャルピー衝撃試験(シャルピーしょうげきしけん、英: Charpy impact test)とは、切り欠きのはいった角柱状の試験片に対して高速で衝撃を与えることで試験片を破壊し、破壊するために要したエネルギーと試験片の靭性を評価するための衝撃試験である。また、シャルピー衝撃試験はフランスの技術者、ジョルジュ・シャルピーが考案した。試験片の破壊に要したエネルギー[J]を切欠部の原断面積[cm2]で割ったものをシャルピー衝撃値[J/cm2]といい、靭性を表すのに用いられている。(引用:Wikipediaから、https://ja.wikipedia.org/wiki/、最終更新 2023年7月8日 (土)  )。

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またSM490YA、SM490YBおよびSM520B、SM520Cはそれぞれ化学成分は同じですが、吸収エネルギーに差があります。いずれの材料もA、B、Cと変化するにつれてグレードや信頼性がアップします。SM490AとSM490YAでは引張強さは同じですが、SM490YAの方が降伏点が高いです。

 

SM材の化学成分、機械的性質、吸収エネルギーを表1、表2、表3に示します。SM材は橋梁、船舶、車両、タンクなどに使用されます。

JIS G3106 溶接構造用圧延鋼材:金属材料基礎講座(その102)

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この記事の著者

福﨑 昌宏

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