◆ 技術士第二次試験対策:教材を読むことだけが受験勉強ではない
2024年度の技術士第二次試験の筆記試験が7月15日に行われました。結果に自信がある方、残念な結果になった方など様々だと思います。
筆記試験の合格発表は10月29日(火)の予定です。
受験部門での必須科目と選択科目Ⅲは、受験部門で話題になっていることや受験部門での問題や課題あるいは日本の社会での問題や課題が出題されます。
2024年の必須科目では、例えば、以下のような内容の問題が出題されました。
- ◆少子高齢化や人口減少の中での生産性向上
- ◆全国各地で発生している地震災害や風水害対策
- ◆サプライチェーンの問題
- ◆DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進
- ◆地球温暖化
- ◆品質データの偽造や改ざんなどの品質不正問題
これらの内容は、近年、日本の社会で問題や課題になっていることです。つまり、新聞を読んだりテレビやラジオなどのニュースを観たり聴いたりしていれば「このような内容の問題が出題されるかもしれない」ということがわかります。実際「全国各地で発生している地震災害や風水害対策」は「令和6年度能登半島地震」に関連した問題「品質データの偽造や改ざんなどの品質不正問題」は自動車業界で発生している検査の不正問題に関連した問題と考えることができます。
必須科目と選択科目Ⅲに対しては、受験部門や選択科目の教材を読むだけではなく、受験部門で話題になっていることや受験部門での問題や課題あるいは日本の社会での問題や課題に関心を持つ必要があります。つまり、頭の中にアンテナを張り、様々な情報をキャッチする必要があります。
2025年度の試験が2024年度と同じ頃に実施されると考えると試験は2025年の7月中旬に実施されます。2025年度の試験まで約11か月弱です。2025年度の試験に向けてすでに受験勉強を始めている方もいるかもしれません。新聞を読んだり、テレビやネットでニュースを観たり、ラジオでニュースを聴いたりして日本の社会の動向に関心を持つことも受験勉強の一つだということを認識してください。
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【関連文献紹介】森谷仁著、「マンガでわかる技術文書の書き方」、オーム社、令和4年3月25日
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