相手の気を引く話術、科学的に裏付けられたリーダーシップの秘訣とは 

【目次】

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    人材育成の推進において、多くの方が日々の業務の中で、部下や後輩のコミュニケーション力やプレゼンテーション力を向上させるための課題に直面していることと思います。社員が効果的にコミュニケーションを取り、説得力のあるプレゼンテーションを行えるようになることは、組織全体のパフォーマンス向上に直結します。

     

    多くの企業がこの課題に対処するために、研修やセミナーを導入しています。しかし、参加者が実際に学びを深め、持続的な行動変化を遂げるためには、どのようなアプローチが効果的なのでしょうか?今回の記事では、私が実践している効果的なアプローチの手法を、心理学と脳科学の観点から説明します。部下や後輩のコミュニケーション力、プレゼンテーション力を高めるために、役立つ情報を提供します。また、NLPコーチングやLABプロファイル理論についても簡単にご紹介します。部下や後輩の成長を加速させるために、科学的に裏付けられたリーダーシップの秘訣を明確に理解し、実践することができます。

     

    1. 科学的に裏付けられたリーダーシップの秘訣

    私は、年間3400人の方を前に、問題解決や前向きに挑むためのコーチングセミナーを開催しています。ありがたいことに、参加者から「話に引き込まれる」というお声をよくいただきます。ここでは、私が実践している効果的な手法を、心理学と脳科学の観点からお話しします。あなた自身、そして、部下や後輩のコミュニケーション力やプレゼンテーション力を高めるための役に立てると嬉しいです。

     

    2. アイスブレイクと「相手の気を引く」はなし

    セミナーの冒頭に行うアイスブレイクや「相手の気を引く」話についてです。心理学と脳科学の観点から説明すると、以下のような効果が期待できます。

    ●注意の喚起

    脳には「報酬系」と呼ばれる部分があり、新しい情報や興味深い話はこの報酬系を刺激します。
    具体的には、ドーパミンの放出が増え、興奮や期待感が高まります。
    これによって、参加者はあなたの話に興味を持ちやすくなります。

     

    ●感情の喚起

    感情が動くと、それに関連する記憶も強化されます。
    これは、感情と記憶が深く結びついているためです。
    最初に、感情的に興味を引く話をすることで、参加者はその後の情報をよりよく覚え、理解することができます。

     

    3. ストーリー調の講話

    講話をストーリー調に進めることについてです。これも心理学と脳科学の観点から非常に効果的です。

    ●ミラー・ニューロン

    人がストーリーを聞くと、脳内のミラー・ニューロンが活性化します。
    ミラー・ニューロンは、他人の行動や感情を自分のものとして感じることを助ける神経細胞です。
    ストーリーを通じて、参加者は疑似体験をし、より深く理解し、共感することができます。

     

    ●脳の情報処理

    脳はエピソード(出来事)の形で覚えると、情報を記憶しやすいです。
    ストーリーを用いることで、参加者は具体的な状況や感情を伴った形で情報を記憶するため、後で思い出しやすくなります。
    これは、エピソード記憶が、感情や具体的な状況と結びついているためです。

     

    4. 自ら気付きを得るよう促す

    参加者が、自ら気付きを得るよう促すことも心理学的にとても大切です。

    ●自己決定理論

    自己決定理論によれば、人は自主的に学ぶことが、動機付けと持続性を保つ上で、重要であるとされています。
    自らの気付きを通じて学んだことは、より深く理解し、行動に結びつきやすくなります。

     

    ●メタ認知

    自らの思考過程を意識し、振り返るメタ認知は、深い学びを促進します。
    あなたの「おはなし」が、参加者に自己反省と気付きを促すことで、彼ら彼女らの問題解決能力や行動力が向上します。

     

    5. 行動力を高めるコーチング

    最後に、行動力を高めるコーチングについてです。

    ●行動変容理論

    行動変容理論によれば、人は段階的に変化を遂げるものです。

    あなたのコーチングが具体的なステップを示し、参加者が自分で考え、行動する力を養うことで、持続的な行動変化が期待できます。具体的な目標設定や段階的なステップを示すことで、参加者は自分の進歩を実感しやすくなり、モチベーションが高まります。

     

    6. NLPコーチングとLABプロファイル理論

    私のアプローチの背景には、NLPコーチング(神経言語プログラミング)注1. とLABプロファイル(言語と行動プロファイル)注2.理論があります。

    ●NLPコーチング

    NLPは、言語、思考パターン、行動を調整することで、個人の目標達成や自己改善をサポートする手法です。NLPの技法を用いることで、参加者は自分の思考パターンや行動を意識的に変えることができ、より効果的に問題解決や目標達成に取り組むことができます。

     

    ●LABプロファイル理論

    LABプロファイルは、人々の思考や行動のパターンを分析するためのツールです。これにより、個々の参加者のモチベーションや行動傾向を理解し、よりパーソナライズされた指導やサポートを提供することができます。

     

    私のセミナーでは、LABプロファイルを活用して参加者の特性を把握し、それに応じたアプローチを取ることで、より深い学びと効果的なコーチングを実現しています。

     

    これらの手法を組み合わせることで、私のセミナーは参加者を効果的に引き込み、学びを深め、行動を促すものになっています。心理学や脳科学、NLPコーチング、LABプロファイル理論の観点から見ると、これらのアプローチは非常に理にかなっていて、参加者にとって価値のある学びと成長の機会を提供しています。

     

    もしあなたが、自分の部下や後輩のコミュニケーション力、プレゼンテーション力を高めたいと考えているのなら、私が実践しているテクニックを学べるような環境を整えてはいかがでしょうか?あなたのチームの成長と成功をサポートするために、最善のアプローチを提供いたします。私がセミナーで取り入れている「相手の気を引く話」「ストーリー調の講話」「自ら気付きを得る促し」「行動力を高めるコーチング」は、すべて心理学や脳科学、NLPコーチング、LABプロファイル理論に基づいた手法です。

     

    これらの手法を駆使することで、参加者は興味を持ち続け、深く学び、持続的な行動変化を実現することができます。今後もこのアプローチを続け、参加者にとって有益なセミナーを提供していきたいと考えています。

     

    部下や後輩のコミュニケーション力、プレゼンテーション力を向上させるために、効果的なアプローチを模索してみませんか?

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    注1. NLP( 神経言語プログラミング ):コミュニケーションを磨くために、 多くのビジネスパーソンが学んでいるのが NLP( 神経言語プログラミング )です。NLP では、 脳の言語処理パターンをカテゴリー分けされており、 なんと約 150 個あります。この 150 個のカテゴリーをシッカリと学び、 使いこなすこと...

    ができれば、 究極の説明力と説得力を手に入れることができます。そう、 150 個を使いこなせればの話です。学問というのは、 時には残酷で「 これを学べば完璧! 」という知識体系も、 あまりにも複雑すぎたり、 理論ばかりで仕事や生活の実践で使えないケースが少なくありません。

     

    そこで、 150 個のカテゴリーを最小数まで絞り込み、 実践的に使えるよう整理された知識体系が LABプロファイル® 注2.なのです。LABプロファイル®では、 150 個のカテゴリー を 14 個のカテゴリーに整理し、 より学びやすくなっております。

     

    注2.LABプロファイル®:脳のプログラムに該当するプログラムは、メタプログラムと呼ばれていますが、67個のプログラムがその研究からわかっています。また、文献よっては、メタ・メタ・プログラムというさらに詳細に分けられた研究結果も発表されていて、その数は、なんと!154個にもなります。ロジャー・ベイリーは、これらを日常で実用的に使うためにはという考えで整理を進め、14個のメタプログラムを理解し応用することで、相手のモダリティーやサブモダリティー形成にストレス無く対話を進めることができるようにしました。この、実用的で効果的な知識体系が LABプロファイル® です。 LABプロファイル® は、言葉の魔術を使いこなす、シェリー・ローズ・シャーベイにより、書籍「影響言語で人を動かす」で全世界に発信されています。

     

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