市場調査は仮説と検証の繰り返し

投稿日

◆素材メーカーの市場調査を考える

 市場開発には市場深耕型と新規市場開拓型の大きく2つのアプローチがあります。このアプローチには既存製品の拡販は含まれておりません。ですから、いずれも商品開発を伴います。従いまして新商品探索もこれらのアプローチに含まれます。
 
 これら市場開発はまさにマーケティングのアプローチであり、その中で市場調査、商品アイデア発掘、商品企画、事業化計画の4つが重要な柱となります。中でも、市場調査は市場開発において常に並行して進めていかなければならない、より重要な取り組みになります。
 
 ※市場調査:製品の販売促進、新製品の開発などマーケティング活動全般について、企業の意思決定に
役立てるために、市場・製品・技術・価格・広告・販売・販売経路などに関する情報を収集・分析及び考察すること。
 
 この市場調査は市場開発活動においてあらゆる場面で意思決定をしていくために必要な行為であり、一度やったら終わりという代物ではありません。ではどんな場面があるのでしょうか?ざっと挙げてみましょう。
 
1.既存市場の動向調査:現在どんな市場に参入しているのか今後の動向は?
 
2.参入可能市場の動向調査:インパクトを受けてどのように変化するのか?
 
3.商品アイデア発掘のための市場観測:世の中の時代観、価値観は?
 
4.ターゲット市場における企画商品の受容性調査:付加した商品アイデアが市場で受け入れられ   るか?
 
5.市場ニーズ(エンドユーザー:個人・団体)の調査:潜在的に求められるものは何か?⇒素材メーカーさんの弱いところ
 
6.顧客ニーズ(加工メーカー・完成メーカー)の調査:生産過程における顕在化されている     要求事項は何か?⇒素材メーカーさんの顧客などいろいろとあります。
 
 調査するだけでもかなりのパワーを要します。ですからどこの市場に出向いて行くかなど当たりを付けて(重点市場とかターゲット市場とか市場を特定する)進めることがポイントになってきます。その際、どの市場に出向くのかを見極めるための分析方法や考察力が求められることになります。
 
 また、市場情報を求める際には単に見てくる、聞いてく...

◆素材メーカーの市場調査を考える

 市場開発には市場深耕型と新規市場開拓型の大きく2つのアプローチがあります。このアプローチには既存製品の拡販は含まれておりません。ですから、いずれも商品開発を伴います。従いまして新商品探索もこれらのアプローチに含まれます。
 
 これら市場開発はまさにマーケティングのアプローチであり、その中で市場調査、商品アイデア発掘、商品企画、事業化計画の4つが重要な柱となります。中でも、市場調査は市場開発において常に並行して進めていかなければならない、より重要な取り組みになります。
 
 ※市場調査:製品の販売促進、新製品の開発などマーケティング活動全般について、企業の意思決定に
役立てるために、市場・製品・技術・価格・広告・販売・販売経路などに関する情報を収集・分析及び考察すること。
 
 この市場調査は市場開発活動においてあらゆる場面で意思決定をしていくために必要な行為であり、一度やったら終わりという代物ではありません。ではどんな場面があるのでしょうか?ざっと挙げてみましょう。
 
1.既存市場の動向調査:現在どんな市場に参入しているのか今後の動向は?
 
2.参入可能市場の動向調査:インパクトを受けてどのように変化するのか?
 
3.商品アイデア発掘のための市場観測:世の中の時代観、価値観は?
 
4.ターゲット市場における企画商品の受容性調査:付加した商品アイデアが市場で受け入れられ   るか?
 
5.市場ニーズ(エンドユーザー:個人・団体)の調査:潜在的に求められるものは何か?⇒素材メーカーさんの弱いところ
 
6.顧客ニーズ(加工メーカー・完成メーカー)の調査:生産過程における顕在化されている     要求事項は何か?⇒素材メーカーさんの顧客などいろいろとあります。
 
 調査するだけでもかなりのパワーを要します。ですからどこの市場に出向いて行くかなど当たりを付けて(重点市場とかターゲット市場とか市場を特定する)進めることがポイントになってきます。その際、どの市場に出向くのかを見極めるための分析方法や考察力が求められることになります。
 
 また、市場情報を求める際には単に見てくる、聞いてくるのではなく必ず仮説を立てて出向くことです。ここで注意!調査は自分たちで行うこと、必ず自分たちでフィールドに出てマーケットコミュニケーションを図っていくことです。市場調査は人任せにしないことがポイントです。
 
 どんな調査の場面においても“市場調査(マーケットコミュニケーション)は仮説と検証の繰り返し”であること、“自らフィールドに出て5感を働かせて情報を掴む”こと、“分析結果は担当者全員で検討して客観的な観点で考察する”こと、の3つは忘れずに実行してみてください。
 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

城田 靖彦

改善活動は人財育成の場です。ポテンシャルを引き出し成果を出す活動を効果的に提案いたします。

改善活動は人財育成の場です。ポテンシャルを引き出し成果を出す活動を効果的に提案いたします。


「技術マネジメント総合」の他のキーワード解説記事

もっと見る
オープンイノベーションを成功させる 『発注者のエンジニアリング』

 『発注者のエンジニアリング』とは、耳慣れない言葉だと思いますが、技術革新が著しい分野でオープンイノベーションにより優れた特注品を創り出したいときに、目覚...

 『発注者のエンジニアリング』とは、耳慣れない言葉だと思いますが、技術革新が著しい分野でオープンイノベーションにより優れた特注品を創り出したいときに、目覚...


技術戦略を明確に定めるには~技術企業の高収益化:実践的な技術戦略の立て方(その16)

   【目次】 ◆ 怖くてフタをあけられない?利益目標と足元テーマの総額 今回は、怖くてフタをあけられない?利益...

   【目次】 ◆ 怖くてフタをあけられない?利益目標と足元テーマの総額 今回は、怖くてフタをあけられない?利益...


環状構造で整理する 普通の組織をイノベーティブにする処方箋(その91)

◆関連解説記事『技術マネジメントとは』    今回は、KETICモデルの「思考」の中の、「知識・経験を関係性で整理する」の下記(4)「環...

◆関連解説記事『技術マネジメントとは』    今回は、KETICモデルの「思考」の中の、「知識・経験を関係性で整理する」の下記(4)「環...


「技術マネジメント総合」の活用事例

もっと見る
ハイヒール型プルタブオープナー  異分野市場での事業化事例 (その1)

「部品技術の見える化」で、B2Bの部品からB2Cの完成品事業に成功したクライアントの事例を紹介します。A社は、金属加工の部品メーカーであり、田植え機、AT...

「部品技術の見える化」で、B2Bの部品からB2Cの完成品事業に成功したクライアントの事例を紹介します。A社は、金属加工の部品メーカーであり、田植え機、AT...


精密鍛造金型メーカーが自社技術を起点に新商品開発に取り組んだ事例

※イメージ画像 1. 自社技術起点に新商品開発  今回は、精密鍛造金型メーカーとして創業し、現在は研究開発から部品製造まで精密鍛造に関するトータル...

※イメージ画像 1. 自社技術起点に新商品開発  今回は、精密鍛造金型メーカーとして創業し、現在は研究開発から部品製造まで精密鍛造に関するトータル...


設計部門の仕組み構築(その3)

【設計部門の仕組み構築 連載目次】 1. 設計部門の仕組み構築 2. 設計部門の仕組み構築(解決すべき根本原因) 3. 設計部門の仕組み構築(具...

【設計部門の仕組み構築 連載目次】 1. 設計部門の仕組み構築 2. 設計部門の仕組み構築(解決すべき根本原因) 3. 設計部門の仕組み構築(具...