「KYT活動」とは、キーワードからわかりやすく解説

 

1. 「KYT活動」とは

KYTとは危険予知訓練(Kiken Yochi Training)の略称で、グループで作業現場に模したイラストや写真を見ながら、危険な状態とその原因、対策などを話し合う事によって、安全への意識を高め、事故を予防する方法です。 人から言われたことはすぐ忘れますが、自分で注意して見つけたことは長く覚え実行するという、心理的な効果が期待されます。普段行っている仕事のどこに危険が潜んでいるのかを察知し、仕事のやり方を変えることによって危険を取り除こうという活動です。
 
この活動は実際に仕事をやっている現場でその作業を観察しながら危険予知を行う方法や、作業をあらかじめビデオに撮っておいて会議室でそれを見ながら論議をする方法があります。 活動の進行役は、できるだけ参加者みんなに意見を出してもらうようにします。そして出てきた意見を否定しないことです。「それは仕方がない」とか「これくらいの危険はつきものだ」とかいった否定的な反応をすることは避けましょう。なぜならそのような「固定観念」そのものがリスクの可能性があるからです。皆さんも経験があると思いますが、自分で気づかなかったところに意外な盲点が隠されていることがあるのです。他者からの意見は宝物と思って受け取る必要があります。

 

2. 「KYT活動」とQCサークル活動

このKYTの対策を織り込んで作業の仕方を再設計します。その際に、改善前と改善後の対比ができるように記録を作成します。この前後比較の資料を現場の見やすい場所に掲示します。これを見ると他の作業でも似たような危険を認識することが容易になると思います。このような安全に関する知識を貯めていって社内で共有化することで事故軽減につながるのです。
 
そしてもし「ひやり」とした事例があったとしたら、その解決策を小集団活動で作成していくこともお勧めです。QCサークル活動の一環として「安全対策」を作っていくのです。QCで取り組むことの効果としては理路整然と問題点を解決していくステップが学べ、社員がこの思考方法を身につけることができ、社内のいろいろな問題解決につなげていけるメリットがあります。そしてせっかく取り組んだ安全QCですから、これについても発表会を行うなどして知識の共有化を図っていくことが重要です。
 

 


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