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技術系リーダーとして身に付けておくべきスキルとは
2018-10-26
企業の成長のためには、従来の事業の延長線上に留まることなく、積極的に新製品や新規事業の創出、また新市場へ進出することが求められます。そのためには、特に技術系リーダーの役割は重要であり、裾野の広い技術系以外の分野も含め、系統づけて学んでいくことが必要です。
そこで技術系リーダーとして身に付けておくべきスキルを以下の4つと考え、その内容について解説します。
システムとは、ある目的を達成するために、関係づけられ、組み合わされた機能要素の集合であり、組み合わされることによって、単なる要素の和としてではなく、それ以上の特性を発揮するものと定義されます。
システムを設計する場合、様々な技術要素のしくみを一つ一つ解明し、要素同士を組み合わせた時に生じる技術的課題を解決し、市場の要求に応えられる新しいシステム(製品・サービス)を生み出す能力が必要となります。
そのためには、科学的・論理的な分析力、仮説設定と検証能力、想像力など総合的な能力を磨く必要があります。
システム化した製品を設計しただけでは売り上げ、利益を生み出さず、世の中にも受け入れられません。製品として、世の中に受け入れてもらうためには、製品企画段階での市場調査、ターゲットの設定、機能・価格設定、そして設計段階における具体的な商品設計、試作評価、運用テストなどの一連の商品化プロセスについて、誰が、いつ、どのような技術的手段を用いて実現するのかを計画し、実行するネジメント能力が必要となります。
商品化プロセスを実行する段階において、人や組織、あるいは協力企業をコントロールし、品質・コスト・スケジュールの課題、問題を一つ一つ解決しながら開発を進めます。プロジェクトマネージャーとしては、リーダシップ、調整能力、課題解決能力、リーダーとして前向きで、信頼される強靭な精神力などが求められます。
MOTとは、企業が持つ独自技術を経営の立場から管理・推進するための能力を指す経営用語を指します。
現在のような企業が置かれた厳しい市場環境においては、「技...
術経営力」の優劣がその企業の盛衰を分ける重要な鍵になると言われています。優れた技術力を持っていたとしても、製品化・事業化し、経済的価値を創出していかなければ、意味がありません。そのため、自社が持つ独自の技術を経営資源として活用し、利益につなげることができる「技術経営力」を備えた人材としてのスキルを磨く必要があります。