行動科学、 意識の共有、情報、感情の保存則

  
【目次】

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    1. 意識の共有、無関心か無反応か

    人の話をあまり大きなリアクションをしないと、相手からは聞いていないのか、無関心なんじゃないかと思われるかもしれません。もちろん見た目の反応がほとんどなくても、しっかり人の話を聞いている人はいます。両者に違いはあるのでしょうか。ちょっと見ただけでは気づきにくいですが、両者には大きな差があります。

     

    まず目線です。しっかり人の話を聞く時は自然と相手の方を見ます。ただし、ずっと目を合わせ続けるのはお互いに負担になるので時々視線をずらしますが、基本的に相手の方向を見ます。もちろん目線だけでなく、顔や体勢も相手に向いていればより良いです。

     

    次に集中力です。人の話を聞く時は集中します。話の内容にもよりますが、しっかり聞く人は話の内容に集中します。もちろん集中力が自然と目線や顔...

    の向きなどにも影響します。明らかに話とは関係ない別のことをしたり、意識が散漫していては人の話はしっかり聞くことは出来ません。

     

    そして意識の共有です。目線や集中力を話す人に向けていると、話し手には「相手に伝わっている」手ごたえを感じることができます。意識の共有についてはある程度の練習が必要です。なぜなら話す人もしっかり相手の目を見て、相手に集中して話をしなければならないからです。これは自分が話している時だけではなく、相手の話を聞く時にも練習になります。

     

    2. 情報、感情の保存則とは

    物理や化学では力学的エネルギー保存則や熱力学第一法則など、一定の範囲内においてエネルギーの総量は変わらないことを表す法則があります。エネルギーは速度、温度、圧力などに変換されます。そしてエネルギーの総量を増やすためには外から力を加える必要があります。そして速度、温度、圧力などはエネルギーが増加する時と減少する時があります。例えば自動車を動かすにはアクセルを踏み速度を上げます。しかし、減速する時はブレーキを踏みます。

     

    このような保存則は物理や化学に限らず人間にも当てはまります。人から人に伝わるものには情報、感情などがあります。そして情報や感情にもプラスの側面とマイナスの側面があります。プラスの感情は感謝や尊敬などですが、マイナスの感情は怒りや悲しみなどです。

     

    人の場合、誰かに伝える時にエネルギーの変化が起こります。この時にプラスのエネルギーを伝えるか、マイナスのエネルギーを伝えるかによって自分の周りの状態(エネルギーレベル)が決まります。プラスのエネルギーを伝え続ければ、自分の周りはプラスの方向(健康、誠実、正直、尊敬など)に進み、マイナスのエネルギーを伝え続ければ、マイナス方向(鬱、恨み、被害、孤独など)に進みます。

     

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