人財教育・人材育成、対極の考察

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【目次】

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    1. 長所と短所

    人の個性は長所にも短所にもなります。例えば「時間や期日を守る」という人がいます。いつも時間よりも早めに集合し、提出期限も守るので「しっかりした人」と思われます。しかし、他の人に対して口うるさく時間や期日について言っていると「うるさい人、厳しい人」と思われます。一つの個性や特性も行動や振る舞い、そしてそれを見る人、受け手によって印象が変わります。

     

    自分にとって長所と思っていること、短所と思っていることも一つの見方です。短所を克服することは出来ませんし克服する必要もありません。ただ見方を変えるだけです。長所と短所はそもそも同じ性質なので、コインの表と裏のように切り離すことが出来ないのです。「良くも悪くも自分にはその特徴がある」と認識して顧客や社会に役立たせることです。しかし、人に迷惑をかけてはいけません。「自分の個性なのだから何をしても良い」というのは間違いです。大雑把な性格だからと言って書類の提出期限を破ってよい理由にはなりません。一方で、自分の短所に悲観的になる必要もありません。誰かに指摘されたり、注意されたことがあるかもしれませんが、それはその特性を発揮すべき相手や状況を間違えたのです。人や状況を常に意識して行動することです。

     

    2. 少数派と多数派

    自分に対する評価が少数派の意見か多数派の意見かは重要です。また、それらの人はどのような分野、年代の集団ということも重要です。ありとあらゆる人から意見を尋ねるのは不可能です。必然的に自分に近い人や自分と関わりのある集団を対象にすることになります。また質問の内容によっては多数派の意見が重要な時もあれば、ただ一人の意見が大事な時もあります。

     

    自分の製品やサービスを売り込むためには顧客は多い方が良いです。そのため多数派の意見を反映させた内容になりやすいです。また、自分の個性や特徴について質問した場合、多くの人が同じ意見の時もあれば、色々な意見が出る時もあるでしょう。同じ意見の時はどんな人に対しても同じようにふるまっているのでしょう。色々な意見が出る時は多くの特技を持っているのかもしれません。

     

    少数派と多数派のどちらが大事ということはありませんが、どちらの意見にも耳を傾ける必要があります。しかし、全ての人に満足してもらうことは不可能なので、反対意見は必ずあります。一つ一つの意見に一喜一憂してはつかれますが「そういう意見もある」ということを認識することは大事です。

     

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