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1. すぐに結果が現れないもの
「結果に結びつく行動に集中すること」については多くの人が賛同し、実行しているでしょう。では、なかなか結果にあらわれないことは全て無駄なことか、といえば必ずしもそうではありません。地道な基礎練習などはそれ単独で結果につながることはほとんどないでしょう。しかし、結果を出すためのベース作りには必要なことです。いわゆる基礎です。スポーツにおける筋トレなどの体づくりは全種目共通です。テクニックが優れていてもベースとなる体ができていなければ大事な時に動けません。このような基礎的な練習は一日、二日で結果は現れません。一か月や数か月かけて「そういえば身についてきたかも」と感じるものです。変化を感じるようになるとやる気やモチベーションも保てますが、変化が現れるまでの準備期間は大変です。
今行っていることが、変化が現れるまでの準備期間なのか、それとも無駄なことなのか判断するのは難しいでしょう。時間が許されれば継続して様子を観察できます。しかし、その時間がなくてすぐに続けるか止めるかの判断を迫られた時は「基礎的なことか否か」を基準に見てみると良いかもしれません。基礎的なこととは単純なことで大半の人が容易にできます。一方で基礎的なことは内容によっては時代に合わないものもあります。その場合は同じ効果が期待できるような内容に変更することも必要です。「筋肉は裏切らない」という言葉も正しい筋トレを続けた成果です。
2. 結果にコミットするとは結果を出すために出来ることを精一杯やること
自分の出した結果や成果に対してどれだけ満足していますか?100点満点の結果であれば不満はないでしょう。しかし、50点、20点などの場合はどうでしょう。結果は結果として受け止めるとしても、その結果までの過程や原因は納得できるものでしたか?どんなに頑張っても能力不足の時もあれば、準備をおこたった時もあるでしょう。良い時も悪い時もどんな結果でもその時の自分が出来る精一杯をやりきればある程度の満足感が得られるかもしれません。しかし、明らかに手を抜いていた時は後悔が強くなるかもしれません。もし悪い結果に対してもある程度納得のいく時はその結果や過程に対して責任を果たしたと言えるでしょう。
責任を取ることは必ずしも失敗の罰則を受けるだけではありません。結果にコミットすることも責任を取ることです。結果にコミットするとは結果を出すために出来ることを精一杯やることです。そのためには準備、計画、実行、交渉などを結果に結びつけて行います。結果につながる行為が仕事することです。ただ頑張るだけでは仕事とはなりません。どれだけ結果を意識した行動を取れるか、そして結果に対して責任を取るほど仕事が出来るようになります。
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